みなさんこんにちは! 観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです!
今回は、”雲海”の絶景で知られる、兵庫県中部に位置する「竹田城跡」についてご紹介していきます!
雲海の隙間から石造りのお城が見える写真がSNSで話題となり、一躍人気観光地となった竹田城跡。岩山の上に立つ城が雲の上に浮かんでいる見えるその姿は、まさにジブリ映画でもお馴染みの「天空の城ラピュタ」を彷彿とさせます。
”日本のマチュピチュ”とも呼ばれるそんな竹田城跡について、今回は、雲海が見える時期や時間、条件、さらには旅行がもっと面白くなること間違いなしの歴史や見どころ、アクセスや早朝の駐車場情報をお届けします! 竹田城跡へ行こうとお考えの方はぜひ参考にしてみてください!
雲海発生の天気の条件・時期・時間
早速、竹田城跡の雲海情報についてご紹介していきます。雲海が発生する時期や時間、天気や条件を解説します。
雲海が発生する時期・時間・条件とは?
まず、雲海が最も発生する時期と時間は、
秋から冬(特に9〜11月)の、日の出前〜午前7時半ごろ
です!
そして雲海が発生する条件は、
①良く晴れていること(日本海に高気圧があるとなおよい)
②前の日の日中の気温と、当日の朝の気温の差が大きいこと(=前の日の気温が高く、当日朝の気温が低いこと)
③風がない、もしくは弱いこと
④湿度が高く、十分な放射冷却があること
となります。
①の「よく晴れていること」は、まぁなんとなく想像がつきますよね。曇りや雨だと、もはや空全体が雲、ということになりますから、雲海は発生しません。(ただし、雨の日は”雨霧雲海”という雨の中で雲に覆われることもあるそう。)
②の「前日と当日朝の気温差」について。雲海は、気温差で飽和した水蒸気が霧となることで発生するため、実はこの条件がかなり重要なポイントとなります。
例えば、11月15日の早朝に雲海を見に行くとしたら、「前の日(14日)の”最高気温”」と「当日(15日)の”最低気温”」の「差が大きい」ほど、雲海の発生する可能性が高まるということになります。
これが雲海が発生するかどうか、天気以外で一番わかりやすい指標となるそうで、だいたい10℃以上になると良いとのこと。ぜひチェックしてください!
③の風については、「雲ができるか」や「より空気が冷えるか」ということに関わるようで、これも結構重要だそう。
④の湿度と放射冷却については、一言で言うと「前の日に雨が降っていたら雲海が発生するビッグチャンスになる!」ということです。
つまるところ、雲海の発生条件をまとめると、
・大前提として、当日晴れていること
・前の日と当日の朝の気温差が大きいことが一番のポイント
・前日〜3日前に雨が降っていると期待大!
ということになります!
👉 雲海予報は「朝来市観光サイト あさぶら」や「三菱自動車 週末探検隊 立雲峡雲海出現NAVI」で発信されています。具体的に竹田城跡へ行く日にちが決まっている方は、ぜひチェックしてみてください。
雲海はどこから見る? おすすめのビューポイント3選
雲海の発生条件がわかったら、お次は雲海をどこから見るかですね! 竹田城跡の雲海のビューポイントとして有名なのは、次の3ヶ所になります。
①竹田城
1つ目のオススメスポットは、竹田城そのものから雲海を見下ろすというもの。
“天空の城”から雲海に囲まれている様子を見るのは、とにかく圧巻の風景とのことで大人気です!
そんな竹田城跡からの風景の中でもとりわけ素晴らしいと評判のビューポイントが、「天守台から南千畳を望むポイント」です! 空に突き出た城と雲海、そして空の構造がもはや芸術の域にまで達しているとか…!
②立雲峡(りつうんきょう)
2つ目のビューポイントは、竹田城の東南にある朝来山の「立雲峡」です。
この立雲峡からの風景が「まるで雲海に城が浮かんでいるように見える」という最も有名なもので、一番人気のビューポイントとなります。はじめて竹田城跡へ行く方は、とりあえずこの立雲峡を選んでおけば間違いないでしょう。
ただしその分、雲海の見頃を迎えるハイシーズンには、立雲峡に非常に多くの人たちが集まっています。少しでも良いところから雲海を眺めたいと言う方は、折り畳みの椅子を持って早めに登っておくことをオススメしますよ!
立雲峡の入場時間
観覧時間に制限はなし。ただし、展望台へは簡単な山登りとなります。山道を照らす明かりなどはないので、夜間に向かう際は足元に十分にご注意ください。
立雲峡へのアクセス
・立雲峡駐車場(地図D)より立雲峡第1展望台まで徒歩で約40分(50台分完備)
・竹田城下町観光駐車場(地図B2)より立雲峡第1展望台まで徒歩で約70分(150台分完備)
③藤和峠(ふじわとうげ)
3つ目のビューポイントは、竹田城から県道136号線を西へ約2km行ったところに位置する「藤和峠」です。
①竹田城と②立雲峡では、どちらも車で行ったとしても、頂上まではある程度の”山登り”が必要です。対して藤和峠なら、車から降りてすぐに風景を楽しむことができるのが最大の魅力となっています!
また、竹田城を西側から見ることができるため、朝日や朝焼けをバックにして雲海に浮かぶ竹田城を眺めることができるのも人気の秘訣となっていますよ!
藤和峠は最も穴場的なスポットになるので、人とは違った場所から撮影したい、前述の2ヶ所以外からも竹田城と雲海の風景を楽しみたいという方には、うってつけの撮影スポットだと思います!
竹田城跡の開場時間・料金
それでは、竹田城跡の開場時間や料金、アクセスをご紹介します。
開場時期・時間
【スプリングシーズン(春)】
・期間:3月1日~5月31日
・入城時間:8:00〜18:00(最終受付は17:30)
【サマーシーズン(夏)】
・期間:6月1日~9月20日
・入城時間:6:00〜18:00(最終受付は17:30)
【雲海シーズン(秋)】
・期間:9月21日〜12月8日
・入城時間:5:00〜17:00(最終受付は16:30)
【ウィンターシーズン(冬)】
・期間:12月9日~1月3日
・入城時間:10:00〜15:00(最終受付は14:30)
※元旦1月1日は入城時間が5:00〜14:00(最終受付13:00)となり、ご来光を見ることができます!
【注意事項】
・1月4日から2月末日までは入城禁止
・当日の気象状況によっては、入城規制や時間変更が行われたり入城禁止となることがある
料金:竹田城跡
・大人(高校生以上):500円(paypay払い可能)
・中学生以下:無料
・年間パスポート:1000円/1年(4月1日~翌年3月31日)
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示の場合は、その介助者とともに入城料は免除
料金:立雲峡
・大人(高校生以上):300円
・中学生以下、竹田地域の住民:無料
竹田城跡へのアクセス
竹田城跡へのアクセスは、お世辞にも良いとは言えません。なぜなら、下の地図の「山城の郷~竹田城跡間」では一般車両の乗り入れが禁止されているからです。(まぁその分だけ”見る甲斐”というものがあるのも事実なのですが…!)
また、雲海の観光は早朝になるので、竹田城下の竹田駅近くか、車やタクシーで迎える範囲に宿泊するのが非常にオススメです!
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車の場合
最寄りのIC:北近畿豊岡自動車道・播但連絡自動車道「和田山IC」
IC下車後、「和田山IC前」信号を左折、約10分ほどで各駐車場へ。
※自家用車やレンタカーで竹田城まで来た方も近くの駐車場(下MapのA・B1・B2・D)に停めて、竹田城跡へは「徒歩」「タクシー」「バス」いずれかでの登城となりますのでご注意ください。
電車の場合
最寄り駅:JR播但線「竹田駅」
各駐車場・竹田駅から竹田城跡へのアクセス
各駐車場や竹田駅から竹田城跡へ行くには、バスやタクシーを利用するか、頑張って歩いて向かうかのいずれかになります。
バスを利用する場合:早朝は「雲海バス」
「雲海バス」は11月1日〜11月30日の土日祝日のみの運行ですが、城下町駐車場(上の地図B2付近)や山城の郷(上の地図A)から、山頂最寄りのバス停「竹田城跡」へ約20分で向かうことができます。バス停「竹田城跡」から頂上へは、歩いて15~20分ほどです。
【各バス停からの料金】
・城下町駐車場→竹田城跡:400円(山城の郷を経由)
・山城の郷→竹田城跡:320円
※支払いは現金のみ(SuicaやICOCAなどの交通系ICカードは使えない)
【バスダイヤ】
竹田城下町駐車場を4:00〜7:40発で10〜20分間隔
雲海バスのダイヤ詳細は、全担バス株式会社公式サイトをご覧ください。
バスを利用する場合:日中は「天空バス」
日中であれば「天空バス」を利用することで、バス停「竹田城跡」まで向かうことができます。運行期間は3月1日〜11月30日で、毎日運行します。(竹田秋祭りが開催される10月上旬の一日は例年全便運休します。)
発着するバス停は「竹田駅」「山城の郷」「竹田城跡」「まちなか駐車場(上の地図C1)」となり、「雲海バス」とは異なるので注意しましょう。
【各バス停からの料金】
・竹田駅→竹田城跡:260円
・山城の郷→竹田城跡:160円
・まちなか駐車場→竹田城跡:210円
※支払いは現金のみ(SuicaやICOCAなどの交通系ICカードは使えない)
【天空バス1日フリー乗車券】
・購入日当日限り有効の乗り放題券
・料金:大人 500円 子供 250円
・バス車内で運転手から直接購入する
【バスダイヤ】
春夏ダイヤ:3月1日~8月31日…竹田駅を10:05〜15:15発で毎時間約1本ペース
秋ダイヤ:9月1日~11月30日…竹田駅を8:40〜15:15で毎時間約1本ペース
天空バスのダイヤ詳細は、全担バス株式会社公式サイトをご覧ください。
徒歩の場合
最寄りのJR播但線竹田駅から山頂までは、徒歩で約30~60分です。
登山道はいくつかありますが、どれも駅から竹田城跡や立雲峡へ歩く場合は結構体力を要求されます。特に、最短かつ”一般的な”コースの「駅裏山登山道」でもかなり急な道となっていましたので、足腰に自信がない方は注意が必要です。(当時22歳2ヶ月だった僕の脚は、立雲峡から竹田城までのウォーキング&登山で、次の日バッキバキの筋肉痛になりました。笑)
【各山道から頂上までの時間】
・駅裏登山道:竹田駅から徒歩で約40分
・表米神社登山道:竹田駅から徒歩で約40分
・西登山道(山城の郷からの道):山城の郷から徒歩で約40分
タクシー・チャーターバスを利用する場合
駅からタクシー、あるいは山城の郷からタクシーやチャーターバスを利用しても、バス停「竹田城跡」まで向かうことができます。時間の融通が一番きくのがメリットですね!
タクシーが入れる中腹の乗降場まで、JR竹田駅から約20分。中腹駐車場から竹田城跡までは徒歩で約20分となります。
ただ、早朝に雲海を見る際にタクシーを利用する場合は注意が必要です。というのも、竹田城付近のタクシー運行は早朝はされておらず、基本的には予約が必要となるからです。
「竹田城の雲海が見たい」と言えば対応してくれるとのことですので、ご自身のプランに合わせてのご予約を忘れずに!
竹田城の歴史について
それではここから、実際に竹田城跡の観光をする際にもっと旅行が楽しくなること間違いなしの情報をお届けしていきます! まずは竹田城の歴史についてです。
山名氏の竹田城築城
城全体を見ると虎が臥せているように見えることから「虎臥城(とらふすじょう、こがじょう)」とも呼ばれる竹田城。
嘉吉元年(1441年)、室町幕府6代将軍「足利義教」が「赤松満祐」によって暗殺されるという「嘉吉の乱」が起こり、但馬守護の山名氏は幕府が立ち上げた赤松氏追討軍に参加することになります。その際、但馬守護「山名宗全(持豊)」が赤松氏が治める播磨国との境に築城したのが、この竹田城(安井ノ城)でした。
当時の竹田城は、但馬と播磨の国境を守る拠点であると同時に、播磨を平定するための出撃拠点にもなっていました。その後の応仁の乱の際にも、竹田城を拠点としてたびたび戦が行われています。
竹田城と織田信長
応仁の乱後の戦国・安土桃山時代に入ると、但馬国の山名氏は、ライバルである細川氏や南の播磨国の赤松氏だけでなく、西の安芸国の毛利氏や東の丹波国の荻野氏からの脅威にも晒されるようになります。
そんな但馬・播磨・丹波の戦いに介入したのが、「織田信長」でした。
当初信長は、毛利元就の支援要請に応えて「木下秀吉(羽柴秀吉)」を遣わします。そして秀吉は、但馬軍を毛利氏とともに挟み撃ちにすることに成功。山名氏は毛利軍へ降伏します。このとき但馬国を治めていた「山名祐豊」は一時的に堺へ亡命し、その後しばらくすると礼銭を信長に献納したことで但馬への帰還が許されます。
しかし今度は、”丹波の赤鬼”と恐れられていた「荻野直正」によって竹田城を占領されてしまいます。祐豊はかつての敵である信長へ救援要請を送ると、なんと信長はこれに応じます。
家臣の明智光秀と羽柴秀吉、秀吉の弟の羽柴秀長を、それぞれ丹波、播磨、但馬に侵攻させます。但馬での戦いには毛利氏も介入したものの、最終的には秀長率いる信長軍のほぼ完勝で幕がおりました。
竹田城の城主には秀長の配下の武将である桑山重晴が任命され、その後は秀吉に投降した元龍野城主の「斎村政広」に引き継がれました。
ちなみに、このとき信長が山名祐豊の救援に応じ但馬国への侵攻を進めたのは、関係が悪化していた毛利氏の制圧と生野銀山の確保が目標だったと考えられています。当時、生野銀山を管轄していたのが竹田城だったことから、秀長軍の進行第一目標が竹田城となったと言われているのです。このあたりのやり方は実に巧妙ですよね…!
最後の城主「斎村政広」
信長側から竹田城城主を引き継いだ斎村政広は、現在残る竹田城跡の形に整備した城主として、そして竹田城最後の城主として知られています。というのも、天下分け目の関ヶ原の戦いにおいて、斎村政広は石田三成ら率いる西軍に加わったからです。
結果はみなさんご存知の通り、徳川家康率いる東軍の勝利。
政広は降伏後、東軍に加わり因幡鳥取城を攻城したものの、その際に城下の民家を焼き討ちしたことを咎められてしまいます。そして戦後、徳川家康から切腹を命じられたのでした。
こうして主なき城となった竹田城は山名豊国によって接収され、その後、徳川幕府の意向によって廃城となりました。
現代の竹田城跡
以降、竹田城が公の舞台に現れるようになるのは近現代に入ってからになります。
完存する山城遺跡として全国でも稀な例である竹田城跡は、その歴史的重要性から国の史跡に指定されたことで整備・保護が進みます。平成に入ると、ロケ地として使用されたり山城・城郭関係のサミットやセミナーに関連して登場することも増え、次第に認知度が高まっていきました。
そして、高倉健主演映画『あなたへ』のロケ地として使用されたことや、SNSに雲海に浮かぶ竹田城跡の写真が度々投稿されたこと、さらにはGoogleのCMに取り上げられたことなどをきっかけとして、2010年前後から来客者数が爆発的に急増。今では、兵庫県における屈指の観光名所となったのです!
竹田城跡観光のモデルコースとして参考に!
ではでは、実際に立雲峡と竹田城跡へと行った際の様子を簡単な観光ガイドと見どころ紹介とともにお届けしていきます! リアルな写真を見ていただき、ぜひご自身の計画にモデルコースとしてお役立てください!
竹田駅には前日の20時に到着
竹田城跡・立雲峡の最寄り駅であるJR竹田駅には、雲海を見る前日の20時くらいに到着しました。文字通り、今回は雲海を見るためにここにきたので、宿泊先の福苗ハウスに寝に行く、という感覚でした。
早朝、立雲峡へ
雲海が見えるのは、日の出前後〜午前8時ごろまでということで、、当日は早起き必須! 3時過ぎには出発して立雲峡へ向かいます!
この日は前日に雨が降って気温が高く、しかも当日の天気予報は快晴ということで、かなり雲海が見える可能性が高いと言われていました!
意気揚々と準備をしたのち、本来ならゲストハウスから歩いて向かうつもりだったのですが、、なんと同じゲストハウスに宿泊していたロシア人のお二人が車に乗せてくれました! 正直ちょっと億劫だった徒歩がなくなり、しかも朝からロシア人美女たちの車に同乗とか、、ありがたいことこの上なし…!笑
立雲峡の駐車場に到着すると、すでに非常に多くの車が停まっていました。やはり雲海が発生する可能性が一番高い11月となると、曜日に関わらず多くの人が訪れるようです。
立雲峡の駐車場から頂上の第一展望台までは、登山道を30〜40分ほど登ります。山道そのままの道なので、照明などは文字通りゼロ。スマホのカメラや懐中電灯の明かりのみを頼りにして進みます。
とにかく真っ暗なので足元要注意なのですが、その分星がものすごく綺麗に見えたことを今でも覚えています! 生涯見た中で一番綺麗な星空と言っても過言ではなかったですね、本当に…!!
そんなこんなで登っていると、ついに第一展望台に到着! 写真だとわかりませんが、到着した時にはすでにかなりの人が…。正直、こんなに人がいるとは思っていなかったです。笑 キャンプ用の椅子に座って三脚をセットしている、いわゆる”ガチ勢”の方々も結構多かったですね。
ただ、椅子を持って来ているのは本当に正解で、早朝に着いたはいいけど雲海が出てくるまではかなり暇です(笑)。星空を眺めているのも楽しいですが(人生初流れ星も見れたし!)、さすがに立ちっぱなしはきつかったなぁ。。
立雲峡で待つこと約2時間! ついにその時、、が??
6時前からだんだんと空が明るくなってきて、さあいよいよ!! という時間だったのですが、、
雲ひとつないじゃん!!笑
みんなが「こっちにきてくれ〜」と声を出している中、僕は展望台をうろうろ。
結局僕は、これは見れないな、と早々に見切りをつけ、今目の前に見ている竹田城へ行くことにしました。。
途中に第二展望台を通ったので、せっかくだからとここでも撮影しました!
天気が相手な以上、まぁこういう日もあるよね!! と思うしかないですから、少しでも雲海らしさを感じられたのでよしとしましょう!
ちなみに、もし雲海がキレイに見えるとこんな感じになりますよ!
足早に竹田城跡へ移動!
立雲峡がある朝来山を下山し、竹田城跡がある古城山へと向かいます!
立雲峡を出発してから足早に歩いて約1時間、ほぼノンストップで登り、ついに到着竹田城!
※竹田城跡が待つ山頂までは結構急な登山でしたし、本来、立雲峡と竹田城跡を歩いて移動するのは我ながらかなりクレイジーでした。ご注意ください。。
竹田城跡を観光!見どころとビューポイント
雲海は見ることができませんでしたが、この晴天はそうお目にかかれません! ということで、今回は割り切って「早朝晴天の竹田城跡観光」と意識を切り替えます!
圧巻のパノラマビュー
竹田城跡に到着して目を奪われたのは、圧巻のパノラマビューでした!
竹田城跡にはボランティアガイドさんが随所に立っていて、お話を聞くことができます。
ガイドさんによると、この日雲海が見れなかったのは”朝の気温が高すぎた”からだそう。普段なら朝の冷え込みがないのはありがたいはずなのですが、、この日に限ってはお天道様がハリキリすぎたようですね!笑
本丸と天守台
順路を進むと、次に見えるのは「本丸」です。お城の”核”とも言える本丸は、竹田城の場合「天守台」と呼ばれる高台に建てられています。
竹田城の石垣は自然石をほとんど加工せずに積み上げているため、大小さまざまな大きさの岩が組み合わさっているのが特徴です。
竹田城の石垣を積んだとされる石工集団は「穴太衆(あのうしゅう)」と呼ばれており、彼らには「石の声を聴き、石のいきたいところへ置け」という合言葉があったそうですよ!
そういった小さなこだわりがまた、竹田城跡の神秘的な雰囲気につながっているのかもしれませんね!
No.1ビュースポット! 天守台から南千畳を眺める
さて、本丸と天守台の真の見どころはその石垣の姿ではありません。この天守台から眺める「南千畳」こそが、竹田城跡一番の見どころになります!
この絶景こそが、竹田城が「天空の城」と呼ばれる一番の由縁でしょう!!
ちなみに、雲海が出ているとこんな感じの雰囲気になりますよ!
南千畳へ降りてみる!
天守台からの風景を堪能し、順路にそって南千畳へと向かいます。
南千畳にきました! まさに”天空の城”の先端部です!
南千畳には一本松が聳え立っているのがとても印象的です。
表米神社
帰路を降りると出迎えてくれるのが、「表米神社」という神社の境内です!
「表米宿禰命(ひょうまいすくねのみこと)」という飛鳥時代の武人を祀っている表米神社。「日下部表米(くさかべのうわよね)」とも呼ばれる表米宿禰命が相撲を好んだという言い伝えから、境内には相撲桟敷が設けられているのが特徴です。
「半円形石積段型桟敷」という土俵の形をしており、これはこの表米神社を含めて全国に2箇所しかない貴重な形となっているそうですよ!
城下町でひと休み
最後に、移動の予定時間まで少し余裕があったので竹田城の城下町の朝の雰囲気を楽しみました!
この水すごく綺麗だったので、疲れた足をダイブさせていました。笑
竹田駅に到着! 次なる目的地へ!
荷物を置いていたゲストハウスに一度戻り、竹田駅に戻ってきました。滞在時間は12時間ちょっとだけでしたが、とても濃密な時間を過ごせました!
👉 竹田城跡と一緒に観光したい! 城崎温泉にもぜひお立ち寄りください。
竹田城跡と雲海 まとめ
ということで今回は、“天空の城ラピュタ”、”日本のマチュピチュ”こと兵庫県の「竹田城跡」についてご紹介してきました!
残念ながら、僕は雲海に浮かぶ竹田城は見ることができませんでしたが、城からは最高の秋晴れのもと、圧巻の絶景を楽しむことができました! おそらく僕のように、一日しか竹田城に行くことができないという方も多いでしょうから、もしも雲海は見られなかったとしても、竹田城からの風景を楽しんだり、竹田城そのものの雰囲気を味わったりというだけでも、素晴らしい体験となるはずですよ!
また、竹田城が位置する但馬地方には、山陰地方随一の名湯「城崎温泉」や日本有数の鉱山だった「生野銀山」など、他にも見どころが満載です。地元の名産但馬牛や松葉ガニなど、美味しいもので溢れているのも但馬の魅力。せっかく竹田城へ足を運んだのなら、但馬を存分に味わい尽くすのもオススメです!
何より、たとえ雲海はなくとも、山頂に浮かぶ”天空の城”からの風景はきっと忘れないものになることでしょう。行くかどうか迷っているという方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!
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