みなさんこんにちは!旅狼かいとです!
フランス・ブルターニュ地方の中心都市であり、バスで約1時間という立地からモン・サン・ミッシェルへの玄関口としても有名な「レンヌ」。
モン・サン・ミッシェルが目的という方も、せっかくここまで来たのならフランスの田舎町も観光してみたくありませんか?!
ということで、今回のブログ記事ではそんなレンヌの町についてご紹介していきます!
まず、レンヌってどこ??
まずは、レンヌの地理情報について。
レンヌの町は、フランスの首都・パリからだと、TGV(フランス版新幹線)で約2時間、バスで約6時間の場所に位置し、日本でいうところの北陸地方にあたるのではないかと個人的には思います。
僕たちは今回、パリからバスを利用してレンヌへ移動しました!
このときの長距離バスについてちょっとお話しすると、、
価格は、時期や時間、TGVのチケットの種類にもよりますが、バスならTGVに比べて“0が一つ取れる”と思っていただくとわかりやすいかと思います!
バスの乗り心地は、日本の長距離バスとほとんど同じでしたし、もちろん休憩もあります。
運転手さんのアナウンスはほぼフランス語ですが、休憩時の出発時間だけは英語でもアナウンスしてくれましたので、安心して休憩することができましたよ!
レンヌの町の歴史
お次は、レンヌの町の歴史について。
レンヌは、「イル川」と「ヴィレーヌ川」という2つの川に挟まれた場所につくられた町で、町の一番古い場所は2つの川が合流する丘の上だとされています。
レンヌの歴史を遡ると、紀元前に存在したケルト人王国「アルモリカ王国」にまで至ります。
当時のレンヌはアルモリカ王国の首都とされた町で、その頃から独自の貨幣を持つなど、発達した国体系を持っていたとされています。
5世紀になると、レンヌを中心とするこの地域一帯はブリトン人によって支配され、「小さなブリトン」という意味の「ブリタニー(Brittany)」と呼ばれるようになります。
(フランス語で「ブルターニュ」ですね!)
ブリタニーやブルターニュは、今でもこの地域の名称となっているのですから驚きですよね!
ブルターニュ地方は海から蛮族からの侵攻が繰り返されていたため、それぞれの町は強固なレンガを使った街づくりを進めていたのですが、中世のレンヌでは木造住宅が多く造られました。
ちなみに、レンヌの町の「木造」は厳密にいうと「木骨」のことを指し、家自体は木材を組み立てた骨組みと粘土に藁を混ぜた土壁によって造られていました。
なぜレンヌの町で木造住宅の建築が盛んに行われたのかというと、
まず1つは、当時石灰石などを用いた石造りの建築が主流だったヨーロッパ地域でしたが、レンヌには地下に岩石が採掘できる坑道がなかったから、
そしてもう1つは、頑丈で長持ちするコナラが自生する森林が近くにあったから
だと考えられています。
しかし、度々起こる火災や第二次世界大戦の際の空爆によって、現在は旧市街の一部に残るのみとなってしまいました。
それでも、ブルターニュ地方における現存の木造建築物数はレンヌが最多であり、旧市街は今でもレンヌの観光名物の1つとなっています。
木造建築の写真、もちろん写真を撮ったのですが、、
写真を移行したスマホをマドリードでスられてしまうという、、、!
しかもバックアップを取っていなかったという、、、、!!
レンヌの見どころ・観光地
現在のレンヌは、大きく分けると「旧市街」と「新市街」にわかれており、ヴィレーヌ川を挟んで北側が旧市街、南側が新市街となっています。
レンヌはそれほど大きな町ではないので、半日あれば旧市街と新市街のどちらも合わせてぐるっとまわれるかと思いますよ!
このトピックでは、そんなレンヌの見どころの数々を紹介していきます!
リス広場の朝市
レンヌでは、毎週土曜日の朝限定ですが「リス広場」で朝市が開かれます!
この朝市は「フランスで一番美しい市場」と呼ばれ、規模もフランスで2番目と、レンヌを訪れるのならばぜひ狙っていきたいポイント!
僕たちはたまたま金、土で滞在しており、本当にラッキー!!
ちなみに僕は、この市場でチーズを購入しました!
試食をさせてもらいながら選ばせていただいたのですが、どれも濃厚で、しかも種類によって味が全然違くて、兄弟揃って
「これが本場の味か…!」
と唸ってました!笑
そしてびっくりしたのが、市場でお店を出している方々の多くが英語を話せたこと!
「フランスは英語が通じない」
「英語で話しかけてもあえてフランス語で返してくる」
などなど、フランスの英語事情に関しては割とネガティブな印象でしたが、そんなの杞憂だったようです!
おじいちゃんおばあちゃんはさすがに話せませんでしたが、それでも
「若いのを呼んでくるね〜」
と、英語が話せる人を呼んでくれる方もいましたし、待っている間はフランス語で喋りかけ続けてきてくれましたよ!
(もちろん全然わからないので、とりあえず笑顔で相槌をうっていました。笑)
なんとなくですが、レンヌのご年配女性は「日本で田舎に帰った時のおばあちゃん感」を感じましたね!!
レンヌの名物「ガレット」
そんなレンヌの食の名物は「Galette(ガレット)」になります!
そば粉を使った生地にチーズやハム、ソーセージをはさんで食べるもので、軽食にはうってつけでしたよ!
その派生からか、「クレープ」も名物の1つとかそうではないとか。。
「Crêperie(クレープリー)」と書かれたお店でガレットやクレープが食べられますし、市場や露店で買うのも趣があって楽しいと僕は思います!
旧市街の街並み
上の歴史のところで木造建築についてはご紹介しましたが、レンヌの旧市街の見所はそれだけではありません!
石畳の道路からおしゃれなお店、時期的なこともあってクリスマスの装飾と、とてもかわいらしい街だった印象です!
しかし前述の通り、写真の多くが消失してしまっていますので、紹介している写真はそんなに「映え」ていませんが。。
加えて朝ということもあって、人通りはまばらでお店の灯りもついていません。笑笑
ということで、こればかりはぜひ足を運んでいただいて感じてほしいなと思います!!笑
ちなみに、朝の7時半。
先に見えるのは、地下鉄の駅兼ショッピングセンター、だと思われる。笑
こういうのが欧米っぽくていいよなぁ
市庁舎
メインの通りを旧市街の方へさらに進んでいくと、ひときわ広い広場に出ます。
駅の方から歩いたなら、左手側に見える大きな建物が「市庁舎」になります!
クリスマスや年越しの時期ということもあってか、僕たちが行った際はこの市庁舎を使ったプロジェクションマッピングをしていました!
街自体に人が多くないため、日本のようにギュウギュウになることなく、それでいて大迫力の「光と音のショー」を楽しめましたよ!!
遊園地
旧市街を一周して新市街の方へ戻る途中、やたらと光を放つ一帯を目撃しました。
そして向かってみると、、なんと遊園地だったのです!!笑
旧市街のゆったりとした雰囲気からは想像できないほどかけ離れすぎた光景で、最初に見たときはなんだか笑いがこみ上げてきてしまいましたね。笑笑
やたらとスイングしているアトラクション、やたら回っているアトラクションと、動きもなかなかに過激。笑
何よりこれ、夜の22時近いのだからさらに驚きですよね…!笑
方や旧市街でしっとりとプロジェクションマッピング、方やワイワイとアトラクション。
同じ「光と音」でもこんなに違うのかと、ほんと、色々な意味で笑えましたね。。笑笑
なんかSFの世界みたいで、ホント、ここだけ別世界。
遊園地で気晴らし!なんてのも良いですが、レンヌでスリを警戒するなら間違いなくここが一番でしょう。
訪問の際は、貴重品は必ず肌身離さず、歩いているときもさりげなく周囲をチェックすることをお忘れなく!!!
宿泊場所
レンヌのTGVの駅は、南の新市街に位置します。その駅に併設する形で長距離バスの停車場もあります。
駅から旧市街までは15〜20分ほど歩きますので、ホテルは駅周辺で探すのが良いかと思いますよ!
僕たちは、駅から歩いて5分ほどのホテルに宿泊!
Campanile Rennes Centre Gare Hotel(Hotels.com)
簡単な部屋ですが、WiFi完備、設備等も問題なく、寝て起きるだけならなんの問題もありませんでしたよ!
レンヌのまとめ
ということで、ここまで紹介してきたレンヌ、いかがだったでしょうか??
不手際から写真が不十分だったのが申し訳ないと同時に悔しいですが、、笑
改めて今回お届けしたレンヌは、モン・サン・ミッシェルへの通過点としてのイメージが強いかもしれません。
しかし、街の雰囲気、人の雰囲気は旅行慣れしていない日本人の方々にも馴染みやすいものだと思いますので、ぜひ時間をつくって街を散策してみてください!
“旅行の魅力は有名どころだけじゃない“
それを体現してくれている場所の一つが、このレンヌでした!!
この記事へのコメントはこちらから!