【全て話します】いつから準備?費用やエージェントは?英語力は必要?何を学べた?イギリス短期留学の体験談

いつから準備?費用やエージェントは?英語力は必要?何を学べた?イギリス短期留学の体験談

みなさんこんにちは! 観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです。

僕は大学2年生のときに、ロンドンで1ヶ月の語学留学をしました。そして今では、その留学が僕の人生において非常に大きな転機になったと感じています。

とはいえ留学へ出発する前は、初めて海外で一人で生活する不安やお金と費用の面から、留学をするべきかとても頭を悩ませました。大学生の皆さんはもちろん、高校生や社会人の方の中にも、当時の僕と同じように「留学は本当に行くべきか」「行くならどうすれば良いのか」といったことで悩んでいる方がたくさんいると思います。

ですので今回は、僕の留学体験のすべてをまとめて書いていきます!

「なぜ留学をしようとしたのか」から「留学の準備」、「実際に留学している時の現地での話」、そして「留学に行ってどう変わったのか」というところまで、書けるだけのことを書いていくつもりです。

「留学」というテーマに対して、ここまでまとまってリアルを語っている記事はそう多くないと自負しています。そのため少し長めの記事になりますが、留学について悩んている方・考えている方はぜひ最後まで読んでいただき、あなたの今後の人生の参考にしていただければ嬉しく思います!

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目次

なぜ留学したいと思ったのか?

イギリス短期留学の体験談_なぜ留学しようと思ったか

まずは簡単に、僕が留学をしようと思ったきっかけをお話しします。

海外好きだったり海外に縁がある人が多い母方の家系の影響で、僕は小さい時から外国への興味を強く持っていました。そして大学に入学してすぐに、縁と幸運に恵まれて東南アジアへの海外研修に参加することができました。

この研修をきっかけにしていよいよ海外旅行や国際協力に傾倒していくようになり、「海外に住み込んで支援活動をしてみたい」「海外での仕事に就きたい」と進路を考えるようになります。

ただ、まったく海外で生活したことがない人がいきなり住み込みというのは結構チャレンジングだと思い、「一度留学をして海外生活を体験したい」というのが、留学をしようと行動に移した大きな理由でした。

また、当時の僕は東南アジアの国々には多く行っていたのですが欧米への渡航経験がゼロで、「ヨーロッパに一人で行くという挑戦をして、自分に自信をつけたい」というのもきっかけの一つになっていますね。


なぜイギリスを選んだのか?

イギリス短期留学の体験談_なぜロンドン?

行き先をイギリスにした理由は、完全に「憧れ」ですね!笑

上述の通り、この時期はとにかく”ヨーロッパに行きたい欲“がすごくて、ぶっちゃけ「イギリスに行きたいから留学する」みたいなところもありました。笑

ヨーロッパで英語の語学留学をするとなると、イギリスの他にはマルタアイルランドフィンランドなどの北欧も行き先として候補にはなりますが、僕はイギリス一択。

自身が『ハリーポッター』が大好きというのもありましたが、母と叔母もイギリス留学の経験を持っていました。その話を聞いていたというのも、イギリスへの憧れの一端を担っているかもしれません。

👉 イギリス留学のメリットやデメリット、おすすめの都市を詳しくみてみる

ちなみに、イギリスへの留学は最も費用がかかる留学です。治安が良くて比較的過ごしやすく、しかも日本人でも聞き取りやすい英語を話すと言われるカナダと費用を比べると、2~3割くらい高いです。笑

特に行き先にこだわりがないという方は、カナダのお話を一度聞いてみることをオススメします!


いつから準備? 申し込みまでの流れ

イギリス短期留学の体験談_いつから準備?-申込までの流れ

行き先を「ほぼイギリス」という状態に絞り、いよいよ申し込みをする段階になります。

僕はすでに行き先の目処をつけていましたが、先に各留学エージェントの案内や大学の留学プログラムに目を通してから国を決める、という順番でも何の問題もありませんよ!

留学の種類は? 語学留学か交換留学か

イギリス短期留学の体験談_いつから準備?-留学の種類-語学留学か交換留学か

日本から海外へ留学するとなると、基本的にはその国の言葉や検定対策を学ぶために行く「語学留学」か、大学の研究のためにいく「交換留学」があります。(最近は大学の専攻などに関係なく、ビジネスやアートなどの分野を学びながら語学留学するものもありますね!)

僕はあくまで「語学留学」をしたいと考えていたので、最初の時点で大学の「交換留学」は候補から消えました

大学の交換留学はあくまで「留学先の大学で自分の専門分野を学ぶ」というものが主たる目的になります。自分の専攻を海外へ行ってまで学びたいとは思っていませんでしたし、交換留学は時期が長く、場合によっては休学も考えなければいけませんでした。この時点では、休学は考えていなかったのも一因です。

あとは単純に費用の関係。留学期間を長くするほど割安にはなりますが、長い分費用は当然高くなりますからね。

留学プログラムっていつから探し始めるの?

イギリス短期留学の体験談_申込の流れ-いつから探す?

こんなわけで、僕は「語学留学」に絞って大学の留学プログラムや留学エージェントを探し出しました。これが出発の1年くらい前ですね。僕は2年生が始まったくらいから留学先を探し出し、大学2年生から3年生に上がる春休みにイギリスへ留学しました。

逆にいうと、留学を考えている方は1年前くらいから探し始めなければいけないということです。半年前とかでも申し込みはできると思いますが、結構バタバタと手続きや準備が必要になるかと思います。しかも「締め切りになっていて行きたかったものに行けない!」となってしまう可能性もありますからね!

留学エージェントの探し方は?

ではここで、僕の留学エージェントの探し方と申し込みまでの流れをご紹介しますね!

大学の留学プログラムか民間の留学エージェントか

イギリス短期留学の体験談_申込の流れ-いつから探す?留学エージェントの探し方

まずは大学の留学プログラムを調べ、説明会に参加しました。しかし大学の留学プログラムにはイギリスへのプログラムがなく、他のプログラムの内容もイマイチ”ピン”ときませんでした。

ですのでそのあと、ネットで検索に引っかかった留学エージェントに片っ端から資料請求をしました。資料が届いて少ししたタイミングで各留学エージェントから電話がきたので、それぞれの留学エージェントへ訪問する日程を決めました。

そして実際にエージェントのオフィスへ訪問して話を聞き、こちらの要望を伝えながらそれぞれで案内を受けます。僕は当時住んでいたのが札幌ということもあり、結局訪問したのは2社のみでした。

ちなみにこのとき、「他社さんでお話を聞いていますか?」みたいに聞かれることがあると思います。これは僕の感覚ですが、このとき遠慮せず「〇〇でもお話聞いています(聞こうと思っています)」と素直に伝えた方が良いです。

どの道最後は1社に絞らないといけません。ということは、遅かれどこかに断りを入れるということ。最後に少しでも断りやすくするためにも、変に気を使う必要はないと思いますよ!(まあこんなことを気にしているのは僕だけかもしれないけど。笑)

EFに決めた!

イギリス短期留学の体験談_申込の流れ-いつから探す?留学エージェントの探し方-EF

資料を見て実際に話を聞いて、僕はEF」という留学エージェントで申し込むことに決めました。各国に独自の校舎を持っており、海外で英語を学ぶことに特化した「エージェント兼語学学校」だと感じたことが一番の理由ですね!

EFは「EFという語学学校で学ぶ」というイメージが最も近く、「日本の留学エージェントと提携している現地の大学や語学学校に通う」というエージェントが多い中、EFのように独自に校舎やカリキュラムを持っているというのは珍しいと思います。実際、EFで申し込むだけですべての手続きが済み、サポート面の充実が期待できるということも選ぶに至った大きなポイントでした。

また、EFでは出発前か最初の登校日にクラス分けテストを行うことで、一番授業数が多い「基礎クラス」をレベル別で行っています。加えて自分で科目を選択できる授業もあったりと、授業内容の充実とその自由度も魅力的でしたね!

ちなみに僕が選択した授業は、”UK Culture”と”Public Speaking”。ただし、”Public Speaking”は内容が難しすぎて途中で”Vocabulary & Grammar”に変更しましたが…笑

👉 EFでの授業について詳しくみてみる

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また、留学の費用が気になるという方へはスマ留(スマートな留学)もオススメです!

スマ留_留学のおすすめポイント

人気校から老舗まで厳選したハイレベルな語学学校を利用しつつ、各語学学校の空き時間や空き場所を利用する”スマートな留学スタイル”をとることで、従来の費用の最大半額を実現しています。

また、従来は語学学校ごとに授業料等が異なりますが、スマ留は同一の費用を設定しているため、「ここが気になるけど費用が…」と余計な悩みを抱える心配もありません。

イギリス留学であれば、ロンドン・オックスフォード・ケンブリッジ・リヴァプールから都市を選択することが可能です。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

スマ留_留学のおすすめポイント


留学へ行くまでの準備

イギリス短期留学の体験談_準備は何が必要?費用・クレカ・デビットカード・英語力・目標

留学先が決まったら、いよいよ出発に向けての準備をはじめます!

「留学に行こうか迷っている状態」での準備と、「留学に行くことが決まった状態」の準備とでは、心構えみたいなところが全然変わってきます。特に「英語力」の部分は「ちゃんと勉強しよう。。」と思うようになるはず。やはり危機感が違いますから。

ともあれ留学準備について、費用・クレカとデビットカード・目標・英語力の4項目にわけて詳しくお話ししていきます。

費用はどれくらいかかる?

イギリス短期留学の体験談_準備は何が必要?費用

まずはなんといっても費用の問題。こればかりはどうしてもついてくる話ですからねぇ。。

僕はなんと、留学費用は親が負担してくれました…! 本当に親に感謝しなければいけません。額が額なだけに、これが親の脛をかじる最後だと覚悟した瞬間でもありましたね。笑

親が負担してくれたのは、EFに支払う4週間の授業料保険料の約40万円、現地での生活費として約5万円(ホームステイ代は授業料に含む)、そして往復の航空券代を合わせた約55万円です。

現地で自由に使うお金は自分で用意することになったので、出発までの間はとにかく働きもしましたね! ここの頑張りで留学期間の自由度が大きく変わりますから!笑

クレジットカード・デビットカード・国際学生証は?

イギリス短期留学の体験談_準備は何が必要?費用・クレカ・デビットカード

留学の際は、クレジットカードデビットカード、必要な方は国際学生証の準備も忘れずにしておきましょう。

クレカやデビットカードは、海外では現金以上に当たり前に使われる支払い手段ですし、一度にたくさんの現金を持ち歩くリスクも軽減できます

僕は、クレカはVISAMasterCardを一枚ずつ、デビットカードは「マネパカード」を持って行きました。万が一読み取ってもらえなかった時の予備になるので、クレカはVISAとMasterCardの2枚あると便利です。JCBは海外で使える場所がかなり限られますからオススメしません。)

そして、「マネパカード」事前に日本円でチャージしておき、サイト内で各通貨に両替して使うというデビットカードです。これなら現金を持ち歩く必要がなく、それでいて使いすぎも防げるという優れものなんです!

両替先の通貨は、ドルユーロポンドはもちろんのこと、オーストラリアドル香港ドルにも換金・チャージが可能です。サイト内の両替レートが銀行で両替するよりもお得なのも、ちょっとした嬉しみですね。

非常に人気のカードで、僕は今でも海外に行く際に毎回お世話になっているカードです。もちろん国内で普通のデビットカードとしても利用できるので、一枚持っておくとその後の日常使い用としても使っていけますよ!

👉 マネパカード公式サイト

英語は勉強していくべき?

イギリス短期留学の体験談_準備は何が必要?英語ば勉強していくべき?話せなくても留学できる?

次に「英語力」の準備についてです。

よく「英語が話せなくても留学はできます!」と言われていますが、正直「話せた方がいいに決まってる」ということは忘れないでほしいと個人的には感じています。英語を学びに行くとはいえ、「まったくわかりません」なんて状態で行くのは非常にもったいないです。

語学学校での先生の説明は、当然英語です。話せない・聞けないことをある程度は承知の上で説明してくれますが、それでも海外の同世代の人たちと比べると、日本人の英語力はとりわけリスニング力とスピーキング力でかなり劣っています。これは実際に留学して痛感しました。

ですので僕の経験上でお伝えするのであれば、「留学は英語を学びに行くのではなく”英語を使いに行く場”」と考え「自分の英語力はまだまだだ」という認識でしっかりと準備した方が、現地で英語力が原因で困ることがないと断言できます

ちなみに僕は、映画『ハリーポッター』シリーズを使って英語に慣れました。「英語を勉強する」より「英語に慣れる」ということに重きを置いたイメージですね。

もともと大好きなシリーズでしたし、ロンドンへ留学する上でどうしてもイギリス英語に慣れておきたかったというのもハリー・ポッターを使った理由です。ただ何より、、文法や単語の勉強をしようとしてもすぐに飽きてしまったというのが最大の理由なのですが。笑

文法や単語に向き合ってちゃんと勉強している高校生を尊敬しますし、当時の純粋な自分に戻りたいですねホントに。笑

イギリス短期留学の体験談_準備は何が必要?英語の勉強はハリーポッターで

真面目な話をすると、僕はこの方法でイギリス英語に”慣れる”ことは出来ました。しかし、語彙力やスピーキング力をつけることはほとんどできなかったと反省しています

後々、海外や映画を使った勉強法で語彙力やスピーキング力をつける方法を見つけることができたのですが、当時はただ聞いて見ていただけだったのです。。

今思うと、まずは日常生活で使いそうな単語を覚えつつ、リスニングやスピーキングのインプットとアウトプットを繰り返すべきだったと思います。その意識を持って海外の映画やドラマを使ったりTOEFLやIELTSの単語帳を活用できれば、より質の高い英語の準備ができたのではないかと考えています。

👉 海外ドラマや映画を使った勉強法をみてみる

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目標を明確にする!

イギリス短期留学の体験談_準備は何が必要?目標と意味

準備段階のお話の最後に、留学に向けて一番大切な準備をご紹介します。それが、「留学における目標を明確にすること」です。

「目標」なんて堅苦しい言葉を使いましたが、要するに留学で何をしたいのか」や「留学で何を得たいのか」を明確にしておく、ということです。

これは留学に限った話ではないですが、何かを始める際に「目標」や「なりたい姿」を決めるのと決めないのとでは成果が大きく変わってきます

決して安くない額を払ってまで留学に行くのです。ゲンキン過ぎる発想かもしれませんが、その分の”何か”は得て帰ってきたいと僕は思いましたし、この記事を読んでくださった方にも、納得のいく、満足のいく留学生活を楽しんでほしいのです。

そのための目標設定です。

「難しいことは嫌だ!」という人は、とりあえず漠然としたものでOKです「海外に友達をたくさんつくる」「毎日サボらず登校する」「〇〇には絶対に行く」みたいな感じでなんの問題もありません。

ちなみに僕は、

イギリスの生活を感じる。
→海外で生活することをイメージできればなお良し。

毎日最低でも一人、知らない人に英語で話しかける。

とにかく英語の上達のための努力をする。

なるべく日本語を使わない。
→日本人とは極力関わらない。

少なくとも一週間に一回、誰かと観光する。自分が入っている写真を撮る。

全授業に出席する。

サッカーを観に行く。

パブに行く。

郵便局(Royal Mail post office)でDavid Bowieの切手を買う。(お土産で注文された)

という目標を立てていました。②は2週目で断念してしまい、⑤⑥⑧は大目に見れば達成のレベル、他はしっかりと達成したと考えています。

もちろん、「楽しみ100・学び100」ができれば文句がないですが、そううまくいくものではありません。「勉強」か「遊び」かそれとも「経験」か、どこに重きを一番置くのかだけでも決めておくと日々の意識が変わります。そして何より、充実度も変わってきます。

ですので、留学へ行くことが決まったという方はぜひ「目標」を設定してみてほしいです!

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留学中はどれくらい英語を話せればいい?

準備段階についてのお話はここまで。ここからいよいよ、留学中のお話をしていきます!

まずは改めて、「英語を話す」という部分にフィーチャーしていきます。留学前の事前準備でどのくらい英語を勉強するべきか英語に触れておくべきかの参考にしてください。

日常生活での英語は割と何とかなる!

イギリス短期留学の体験談_英語はどれくらい話せればいい?話せなくても大丈夫?-日常生活

ホームステイでのルームメイトやホストファミリーとの会話学校での友達との会話は、だいたい何とかなります!笑

特にルームメイトや友人たちとの会話は、あくまで彼ら彼女らも留学生であってネイティブではないので、お互い気を遣いながらの会話になります。(まあ気をつかってくれない人もいますが。笑)

なので、多少時制がぐちゃぐちゃだったり内容がわかりづらくても推測しながら話せていたような気がします。最悪「ごめん、わからないからもう一回言って!」と言えば大丈夫。(”Sorry?”とか”Please tell me once more.”とか)

イギリス短期留学の体験談_英語はどれくらい話せればいい?話せなくても大丈夫?-日常生活と訛り

ですが、話せないと英語の話の輪に入りにくかったり置いていかれたりはしてしまうので、やはり「できるだけ勉強しておくにこしたことはない」という意識で準備するのが大切だと感じました。

ただし、我々日本人を含めて留学生は皆それぞれの国の”訛り”があります。この訛りがはじめはわかりにくかった!笑

スペイン人はとにかく早いし、フランス語圏の人たちの発音は独特で、ドイツ人はこもった感じに聞こえる。逆に、南米から来ている人たちは、発音がネイティブみたいな人が多かったですね! 特に、ペルーとコロンビアから来ていた女の子2人はすごく聞きやすかった。

はじめはこういうところから苦戦すると思います。

それでも、次第に何となく聞き取れるようになり、こういう”違い”を感じるのが楽しくなってきました。今では初対面の人の英語を聞いて、「この人はこの国の人かな…?」と推測してしまうくらいになってます。

こうした「同じ英語でも違う」というところを楽しめるのもまた、留学ならではの体験だと感じています!

とにかく話すことが大切!

イギリス短期留学の体験談_英語はどれくらい話せればいい?話せなくても大丈夫?

現地で英語を話す上でのポイントは、「とにかく話す!」ということです!

たとえ英語が話せなくても、日常会話なら頑張って食らいつきましょう。そして積極的に話しかけていきましょう「思ったら口にする」くらいが、意外とちょうどいいですよ!(もちろん「親しき仲にも礼儀あり」も忘れずにね。)

また、外国の人は「はっきり言うこと」を求めてくるように感じました。僕が経験したエピソードを挙げましょう。

ルームメイトのモリスとロンドンの街を観光しているときに、「カイト、何か食べたくないか?」とモリスが聞いてきました。僕はてっきり彼が何か食べたいのだと思い、「モリスが食べたいのなら俺も食べるよ!」と返しました。

するとモリスから、「俺はカイトが食べたいかどうか聞いているんだ。YesかNoで答えてくれ!」とはっきり言われたのです。

モリスはスペイン人なのですが、ここまではっきり言われたのはかなり衝撃的でした。もちろん、こういった文化や考え方の違いに気づける良い機会だったと思っています。

にしても、まさか”Yes or No?“というセリフを聞く日がくるとは…笑

先生の英語は聞き取れる?

イギリス短期留学の体験談_英語はどれくらい話せればいい?話せなくても大丈夫?-先生

次は先生が話す英語について。

僕が留学エージェント兼語学学校として選んだ「EF」では、「基礎クラス」「選択科目①(UK Culture)」「選択科目②(Public Speaking→Vocabulary & Grammar)」「講義形式の授業」「パソコンでの自学中心の授業」という5種類の授業がありました。(授業について詳しくはコチラの記事でお話ししています。

当然、それぞれの授業で担当の先生が違うわけで、各先生の発音の癖や訛り、話し方や声質などによって全然聞きやすさが変わってきます。聞き取りがしやすい・しにくいについてはもう“運“としかいえませんが(笑)、むしろここで「いろいろなタイプの先生の発音を聞けるとか、楽しいじゃん!」と捉えることができるかが大きいのではないかと感じます。

僕の話をすると、”UK Culture”以外の先生はおおむね聞き取りやすい発音をしてくれていました。

イギリス短期留学の体験談_話せなくても大丈夫?-先生の英語

ロンドンということもあり、先生方はイギリス人アイルランド人、もちろんイギリス訛り。イギリス訛りに関して言えば、僕はイギリス英語が大好きなのでむしろ聞きたかったくらいなので、とってもルンルンしてましたね!笑

そして唯一聞きにくかった”UK Culture”の先生も、決して先生が悪いわけではありません。むしろ僕の英語力がなかったのが完全に原因でした。

というのも、その先生の声がものすごくダンディで、しかもこもった話し方をしていたのです。話し方のイメージ的には、007のジェームズ・ボンド役で知られるダニエル・クレイグに近いですね! しかも、授業の内容も相まって話す単語が難しく、リスニングとボキャブラリーの両面で何を言っているのか理解するのに一苦労…。

ですが本当に「これがイギリス人か!」ってくらいカッコイイ人でしたし授業の内容もとてもおもしろかったので、それはもう頭フル回転で何とかくらいついていましたね!(まぁ割と振り落とされていましたが。笑)

本当にこんな感じだった

こういうモチベーションになる動機や出来事があったのは、今考えるとありがたかったと感じています。

英語学習はもちろん、どんなことであってもモチベーションにつながるのは好みや趣味に関わることだと思います。ですので、事前に留学へ行く国のことを知っておいたり、その国と自分の趣味とがつながる何かを調べておくことは結構オススメです!

「こんなことを英語で学んでみたい」
「これを英語で調べられるようになったらいいなぁ」
「この映画を字幕なしで英語で見れるようになりたいな」
「あのアーティストの歌を英語を聞くだけで楽しめるようになりたい」

などなど、ぜひご自身に当てはめて考えてみてください!

観光時の英語

イギリス短期留学の体験談_話せなくても大丈夫?-観光の時の英語

留学中は、四六時中勉強をしているわけではありません。確かに「留学はあくまで勉強しにいっている」ということは忘れてはいけませんが、せっかく海外に住んでいるのですから、せめてその都市や周辺の地域くらいは観光したいものですよね!

というか、EFでは結構”遊ぶときは遊ぶ”みたいなところも意識されていて、EFが旅行ツアーを開催したり現地のパブやクラブをオススメしたりしていました。他の地域のEFや語学学校でも、こういったお話はあるかもしれません。

では、観光の際にはどれくらいの英語力が必要になるのでしょうか?

僕個人の経験としては、ロンドンの中心街や地方都市の有名観光地、駅のアナウンスなど「外国人が多く来そうなところ」では何とか聞き取りができ、また伝えることができました

しかし、それ以外のところではかなり苦戦しました。特に印象に残っているのは2つ。

苦戦① オックスフォードのカフェでの話

イギリス短期留学の体験談_話せなくても大丈夫?-観光の時の英語-オックスフォード

一つ目の苦戦話は、オックスフォードのカフェで注文しようとした時の話です。

町の中心街から少し外れたところにあるカフェに入ったのですが、どこを見てもメニューらしいメニューがない。お店を見渡してみると、どうやら装飾の一部と化してたメニュー(のような文字)を見て、セットや単品を口頭で伝えないといけないところでした。

この時はあえてそういうお店を選んだのですが、なかなか意図したことが伝わらず、また店員さんの言葉も聞き取れず…

最終的には何とか注文し、お目当てのコーヒーとキッシュを注文できたのですが、一歩日常に入り込むとこうも伝わらないものなのかと痛感した瞬間でした。。

苦戦② マンチェスターの市場での話

イギリス短期留学の体験談_話せなくても大丈夫?-観光の時の英語-マンチェスター

二つ目のマンチェスターでのお話はさらに痛快。笑

たまたま通りかかったショッピングモールの広場で市場のようなものが開かれていたので立ち寄ると、「ちょっと見ていきなよ!」みたいなかんじで元気な姐さんに呼び止められます。

見ると美味しそうなパイが5種類ほど並んでおり、値段と味と思われる文字が書かれている。

値段は数字なのでさすがにわかりましたが、文字の方はまったく読めず(筆記体みたいな字体のやつ!)、「種類は何があるんですか?」と僕は聞きました。

すると色々と姐さんは言ってくれたのですが、説明されたその英語がまったくわからなかったのです…! 早かったのもあるけど、多分訛りの影響もあるかと思います。とにかくホントに、まっっったくわかりませんでしたね!!笑

結局「なるほどぉ~」みたいな顔をしながら、指差しで”Can I have this and this.”と言って購入しました。笑

こちらは店員さんが気さくな方で、しかも指差しでいけたので何とか誤魔化せましたが、オックスフォードと同じシチュエーションだったら間違いなく詰んでましたね。。笑

留学期間だからこそチャレンジできた

イギリス短期留学の体験談_話せなくても大丈夫?-観光の時の英語-非日常な日常にチャレンジ

今回のお話は留学に限った話ではなく、普通の旅行でも起きるかもしれないことです。

ですが今回感じたのは、「留学期間中だったから、あえて現地の日常を体験してみようと思えた」ということでした。

もしがっつり観光目的で行っていたら、観光地ばかりに足を運んで時間を使い、そういった日常を体験することには時間を割かなかった気がするのです。留学中の小旅行だったからこそ、あまり予定を立てずにその場その場の気分やノリで街を散策できたと思っています。

今では「もっと英語を話せるようになりたいな、聞けるようになりたいな!」「観光中に日常を少しでも感じられる時間を取ろう」と、日々の生活や海外旅行のときに意図するようになっています。

普段ならやらないことも、非日常の留学中だからこそ「何かチャレンジできる気がする」ということがあるのではないかと思います。そういった感覚を大切にして留学期間を過ごしていけば、その後の自分の人生にも少なからず影響が残るのではないかと思いますよ!

ちなみにマンチェスターの訛りはこんな感じ。言われてみれば、確かにこんなようなだった、、気がする。。笑


留学生活について

イギリス短期留学の体験談_日常生活の相談

続いては、留学中の生活についてお話ししていきます。

「海外で暮らす」って、正直めちゃくちゃ不安なことばかりですよね。

「あれはどうなの?」
「これはこんな感じなの?」
「どんな準備をすればいいの?」

そんな出発前の不安や疑問を少しでも解消できるようにと書いていますので、ぜひ参考にしてみてください!

食について

イギリス短期留学の体験談_日常生活の相談-食事・ご飯

海外の生活で気になることといえば、やはり食でしょう。特にイギリスは「料理がまずい」ということで非常に有名ですからね。笑

結論から言うと、僕は全然問題ありませんでした!

もう一度言います。”僕は”全然問題ありませんでした!!笑

日本に帰国した後の交流会で話した同じ時期にイギリスに行っていた女の子は、めちゃくちゃまz……はい。イギリスの名誉のために僕はここまでしか言いませんてか言ってませんよ何も。

とまぁ茶番はここまでにしてリアルな話をすると、食は国によって変わると思うので「留学の食問題」と一概には言えないというのが正直なところです。

ですが僕の海外経験上、「日本で食べるものより日本人の口に合う料理はない」と考えるべきだと伝えたいです。

ですので食については、「こういうもんなんだ」と受け入れていくしかないと思います。”郷に入れば郷に従え”と言いますし、その国の食文化を楽しみ尽くす、いえ、味わい尽くすくらいの心意気を持つこともまた、留学に必要なことだと思います。

衛生環境には注意が必要

イギリス短期留学の体験談_日常生活の相談-食事と衛生環境

ただ、昨今人気のフィリピンをはじめとするアジア諸国へ留学をするという場合は、衛生環境に注意が必要です。

胃腸の強さに自信がない人は屋台の料理はNGですし、ソースやお水などもよそられたものは避け、しっかり封がされていることを確認したものを選んだ方が良いです。たまに路上や観光地の入り口付近でペットボトルの水を売っている人がいますが、不安な人はスーパーでしか買わないようにすることをお勧めします。

加えて、食とは関係ありませんが東南アジアへ行く際はトイレットペーパーが常に持ち歩かないといけない必需品です。アジア諸国、特にイスラム教徒が比較的多い国のトイレにはトイレットペーパーが設置されていません

ですのでアジア諸国へ旅行や留学に行く際は、必ずトイレットペーパーを持ち歩きましょう。「お、ここはトイレットペーパーがついてるんだ、ラッキー!」くらいの気持ちでいないと、苦い思いをすることになりますよ。。

ホームステイとホストファミリーについて

続いてはホームステイホストファミリーについてです。留学中の家になる場所ですから、とても重要なポイントです。

僕のホストファミリーの特徴

イギリス短期留学の体験談_日常生活の相談-ホームステイとホストファミリー

まず、僕は留学をしていた1ヶ月のすべてを同じ家族の元でホームステイしました。

僕のホストファミリーは移民系の方々で(確かセーシェルから来たと言っていた)、フランス語訛りが結構強かったです。それでも「これはここよ」「朝食はこうしてね」「週末のご飯はどうする?」など、基本的な会話は何とかなりました。

ホストファミリーは、お父さんとお母さん、そして2人の娘さんという家族構成。イスラム教徒でもあった関係で、豚肉とお酒は家に持ち込むなと言われたのが印象的でしたね。

家は3階建てで、1階にキッチン、2階にトイレとシャワー、夫婦の寝室と子供部屋、そして3階が留学生の部屋でした。

イギリス短期留学の体験談_日常生活の相談-ホームステイの悩み
この中の一軒に住んでいました

そんな僕のホストファミリーの最大の特徴は、「朝早く、夜もまた早い」でした。

門限は特にないのですが、とにかく家族みんな寝るのが早い! 19時ごろに帰ってきて、家族のみんなと顔を合わせるかどうかというレベル。そして朝もめちゃくちゃ早い。多分5時ごろには起きてたし、7時前には全員家を出ます。

僕はどんなに早い授業でも7時ごろに起きれば間に合ったので、その日の朝に顔を合わせるかどうか程度。遊びに行ったり外食して帰った日は、まず顔を合わせませんでしたね。

ですので、夜ご飯はレンジでチン。笑

朝食はパンやシリアルなどキッチンにあるものを勝手に食べるスタイルで、昼は各自で買う形でした。ですので、昼食のほとんどは学校の食堂で僕は食べていました。

イギリス短期留学の体験談_日常生活の相談-ホームステイと食事
EFロンドン校の食堂のご飯は美味しかったですし、気をつければバランスよく食べることも可能でしたよ!

ホストファミリーは最初の運ゲー

自由にやりたいタイプの僕はこのスタイルが合いましたし、食にも特にこだわりがなかったので問題ありませんでした

しかし、ルームメイトのモリスは、食と部屋の環境についてはかなり口うるさく言ってましたね。笑

「お金を払っているんだからもっとマシな飯を出せ」
「部屋の掃除くらいしてくれてもいいじゃないか」
などなど。。

まあ言われてみればそうだけど。さすが、この辺ははっきり言っちゃってましたね。笑

イギリス短期留学の体験談_日常生活の相談-ホームステイとホストファミリーは最初の運ゲー

こんなかんじで、僕のホストファミリーは「ほとんど顔を合わせないタイプ」でしたが、逆に「本物の家族のように過ごすタイプ」も当然あります

留学中にできた友人のホストファミリーは、「門限有りで家族と留学生全員が揃って夕食を食べる」と言っていました。事前に言っておけばその場にいなくてもいいそうですが、頻繁に不在にはできないから不便があるとも言っていましたね。

「”当たり外れ”がある」と言われるホストファミリーはこういう理由なわけです。留学エージェントによってはある程度条件をお願いすることができる場所もありますが、それでもこちらから選ぶには限界があります。

僕のように「自分には合うけどルームメイトには合っていない」ということも全然起こり得ますから、ホームステイをする人は留学最初の運試しと言ってもよいかもしれません。

ともあれ、これから暮らすことになるそれこそ”家族”になるのです。決まったからには受け入れ、最大限の敬意を払い、その国とその家族の暮らしをしっかりと体験するくらいの心がけを持っていると、楽しく過ごせるのではないでしょうか!

イギリス短期留学の体験談_日常生活の相談-ホームステイとホストファミリーの悩み

とは言っても、家の問題ばかりは精神論ではどうにもならないもの事実です。モリスの言う通り、家族になると言ってもお金を払っていますし。

なので不安な方は、「現地到着後にホームステイ先を変更できるか」を出発しっかりと確認したり、そういった生活面のサポートや選択の充実さも含めて留学エージェントや留学先の決定をすることをオススメします。

ちなみに僕が使った「EF」では、現地の校舎にあるオフィスに行けばホストファミリーをこちらから変えるよう申請ができまます。気に入らなかったり何か問題が生じたりした場合は変更が可能です。

ルームシェアはどういうかんじ?

イギリス短期留学の体験談_日常生活の相談-ルームシェア

長期留学の場合は、「最初の1ヶ月はホームステイでそのあとはルームシェア」という人が多いです。生活に慣れるまでの1ヶ月間のお世話は任せ、その間に2か月目以降暮らす家を見つけるということですね。

ルームシェアや寮については、申し訳ないですが僕自身の経験がないのでなんとも言えません。

が、実際に現地で暮らして「食事を自分で用意しないといけないというのは意外と手間だろうなぁ」とは思いました。勉強して遊んで観光して、、としていると、ご飯をつくったり洗濯をしたりというのは結構面倒くさいだろうなと。

たとえ日本で一人暮らしをしているとしても、慣れない国でやるのはまた話が違いますからね。

食事に限っていえば毎日外食でももちろん問題はないでしょうが、日本のようにバランスよく食べるというのは至極困難な道でしょうし、何より食費が笑えない額になると思います。笑

長期留学をしている人でもホームステイをしている人はいますから、最初1ヶ月のホームステイ期間で、一緒にルームシェアをできそうな友達をつくったり、すでに家を借りて生活している人と知り合いになるべきだと思います。そして、彼や彼女から話を聞きつつ自分にはどういう生活が合うかを考えてみて、その後の滞在方法を決定するのが良いでしょう。


留学をしたからこそ感じたこと

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談

それでは、僕がロンドンで留学をして生活したからこそ学んだことや感じたことをまとめていきます。ここまで様々な項目に分けてきたものを合わせる場、とでも思っていただければ嬉しいです!

クラスメイトの英語力と授業の受け方

留学中の授業についてはコチラの記事で詳しく書いているのですが、個人的にかなり衝撃的なことが多かったのでここでもまとめさせていただきます。

ディスカッション、ディスカッション、からのディスカッション

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_授業を受けての衝撃-ディスカッション

留学していたときの授業は、ディスカッションやゲーム形式がとても多かったです。

語学力向上のためには「話すこと」が一番の勉強法ですから当然といえば当然なのですが、ここで伝えたいのは「他の国の人たちはディスカッションするのが当たり前という感覚だった」ということです。

僕が頭で理解しているうちに他のクラスメイトは質問に答えたり話したりしていて、僕はついていくのがやっと、なんてことが本当によくある話だったのです。

「反応が早い」というのは「常に自分の意見を言える」ということの証ですし、ただ話を聞いているだけではなくてしっかりと内容を考えていることの表れでもあると感じました。しかもこれを英語でやるのですから、初週に受けた衝撃は凄まじかったです。笑

日本の学生時代ではなかなか「ディスカッション」をしませんが、自分の意見を持つこととそれを発することは非常に大切な能力だと思います。そして何より、物事の上達に一番効果があるのは「アウトプットをすること」ですからね

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_授業を受けての衝撃- 発言力

せっかくですから、僕が「発言すること」にここまで衝撃を受けこだわるようになった、日本ではなかなか起きないようなエピソードをご紹介しましょう!

基礎クラスでグループ別にディスカッションをしていたとある授業中。僕はまだ留学開始から1週目ということもあり、なかなか「英語を英語として」理解できていませんでした

一度日本語に落とす工程がある分、当然理解のスピードは落ちます。みんなの意見を聞き、ウンウンなるほど、と考えている間にもう次の話題へ。

正直、話したくても話せない。そんな状況でした。

そんな時に、ペルー人のクラスメイトの女の子がズバッと一言。

「なんでカイトは話さないの?」

グサァァァァッッ!!!

言われたときはまさにクリティカルヒットでした!

が、すぐに反省。

この環境では、話すのが当たり前なんだ。それに、1週間目だなんて俺の都合は本当に俺の都合でしかない。差があるのなら、少しでもその差を埋める努力を。その環境に自分を合わせる努力をしなければいけないんだ。

こう気付かせてくれました。

こういう一言って、日本ではなかなか言ってくれないと思います。彼女も多分、思ったことをそのまま言ったのだと思います。

もちろん、日本と海外では風潮が異なることは理解していますが、こういった経験を積めるというのは留学にいくとても大切な面だと感じています

にしても、この何気ない一言が僕にとっては大きな一言になったのですから、人との出会いやコミュニケーションは本当におもしろいですよね…!

みんなの意識の高さに驚いた

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_授業を受けての衝撃- 日頃の意識の高さ

「発言できる」ということは、それだけ「物事に対する関心が高い」ということだと思います。

僕が関わったクラスメイトや友人たちの多くが、政治や世界情勢への関心とそれらに対する自分の意見をしっかりと持っていました

クラスの7割くらいが朝ニュースアプリや新聞に目を通すと回答していましたし、中にはディスカッションの中で自分の将来への考えを絡めて発言している人もいました。

同世代の海外の人たちの「発言力」と「関心力」。そしてそこから感じる「思考力」。これには本当に驚いたし、とても刺激を受けました。「海外の同世代の人たちは、こんなにも考え方がしっかりしているのか」と痛感しましたね。

これが良い悪いという話ではありませんが、僕個人としては、日々何かのきっかけがあるごとに、世の中のことや自分のことを顧みて考えて行動に移していったほうが、人生は楽しくなるのではないかなと感じました。

こういったグローバルな交流を”生”でたくさんできることこそ、まさに留学の醍醐味ですね!

いかに綺麗な発音を聞いて勉強していたか

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_授業を受けての衝撃-発音と英語の勉強

次にご紹介したいのは、「日本ではいかに綺麗な発音を聞いて育ってきたか」ということです。

僕たち日本人は、基本的には中学・高校の6年間で英語を学んできましたし、今のお子さんは小学生から英語の授業があると聞いています。

そんな日本の授業で聞くのは、とても綺麗な発音をした音源がほとんどだと思います。場所によってはネイティブの先生との英会話もあると思いますが、一体どれだけの生徒がまじめにその授業に取り組んでいるでしょう?

何が言いたいのかというと、「日本人は”生”の英語を聞いていなさすぎる」ということです。

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_授業を受けての衝撃-英語の勉強法

もちろん、中学高校の授業は文法やリスニングの基礎を学ぶ場ですから、たとえネイティブの先生でも生音源を使って勉強しにくいのはわかりますし、訛りのある英語を聞く必要がないのもわかります。

しかし、日本の英語教育は「大学に受かるため」の、そして「学術論文を読み、自身の手で論文を書くため」の英語だと思います。大学入試共通テストで訛りのある英語が使われるようになりましたが、それでもこれは塾業界で長らく働いていて痛感したことです。

これでは、”話せる”英語は絶対に身につかない

それぞれが何を目的として英語を学ぶのかによりますし、中高生時代の単語や文法の勉強も絶対に必要なことではあるのですが、「話すために英語を身に付けたい」という方はそれだけでは絶対にいけない。留学をしたり、海外の映画やドラマ、ニュース番組やインタビュー、ドキュメンタリー番組などを通じて、実際に流れの中で話される英語に触れる必要があると感じました。

またその中でいろいろな訛りに触れてみると、より英語学習そのものを面白く感じるきっかけにもなるのではないかと思います。

日本人以外の生徒は文法には弱い、けれど…!

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_授業を受けての衝撃-英語の勉強

とは言っても、日本人なら簡単に解けるであろう文法の書き換え問題に、思った以上に他の国のクラスメイトが戸惑っていることが多かったのが意外でした。

が、日本人以外の生徒さんたちは、たとえ文法はできなくても文章の要約はめちゃくちゃうまかったです。対して、僕も含めた日本人はチープなまとめしか書けていなかったです。多分、文法を気にすることなく読んだり話したり聞いたりしているのでしょう。

突然ですが、あなたは日本語を「今していることを伝えるには進行形だから、”~している”って言わないと!」と考えてますか?

きっと考えていないと思います。

言葉って本来、論理的に考えて導き出すのじゃないと思います。そういう意味で外国の人たちは本当に、英語を「言語として使っているな」と感じました

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_授業の衝撃-日本人の英語の勉強

「日本人は文法という基礎は完璧なのに、その先に何も積んでいない。だから話せないんだ」ということを聞いたことがあります。

文法が不要だとは言っていません。むしろ、丁寧な理解のためには必要なものです。だけどそこで英語の勉強が終わってしまっている。ここにスピーキングとリスニングさえやれば、もっともっと話せるようになるはずなのに、やらない。だからもったいないのです。

日本人は”聞いて話しさえすれば”、どこの国の人よりも英語が伸びる可能性を秘めているというわけなのです。

こういうところに気づいたり先生から指摘を受けたりすることで「英語をもっと頑張ろう」と思えたのは、留学に行ったからこそ得れたものだと感じています。

ロンドンの雰囲気が最高!

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_ロンドンの雰囲気がオススメ!

ロンドンの方々は、市内で道を聞けば丁寧に教えてくれますし、電車に乗っていてもなんだか“雰囲気“がよかったです!

雰囲気というのは、、そうですねぇ。言葉ではうまく表せないのですが、様々な人種の人たちが楽しそうに話していたり、読書をしていたりしている様子といいますか…。

とにかく、ロンドンの雰囲気、僕は暮らしてみてとても好きになりました!

留学をした街のこと、多くの人が好きになると思いますし愛着が湧くと思います。自分の中で“another sky”ができるって、何だか良くないですか?笑

まさにこういった感情も、留学だからこそ得られるものだと思います!

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_ロンドンのパブ

また、挨拶の文化もとても素敵でした。

文化、と呼ぶほど大層なものではないかもしれませんが、、お店では必ずHi!から始まりますし、荷物を持って買い物をしていたら「このカゴを使うといいよ!」と教えてくれながらYou’re tough man! Ha ha!と冗談交じりに言ってくれたり。

学校の食堂のおにいさんやスタッフはHi, my friend!と声をかけてくれましたし、女性にはHi, lovely!とかって言っていましたね!

こういう挨拶って、言われたこっちもテンションが上がりますよね!

フランスやスペインに行ったときも第一声の挨拶は大切だと感じましたから、欧米では当たり前の風潮なんでしょうかね!

これも場所によったり人によったりだとは思いますが、それでも少しでもこうして感じながら生活できるのはありがたいことでした!

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日本を外から見ることができた。

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_日本の魅力に気づけた

留学は旅行に比べて海外の人たちと話す機会がとても多く、「海外から見たの日本」についてより多くのことを聞くことができる良い機会でした。そして、実際に日本の外に住んでみることによって、たくさんの日本の良いところに気づくことができました

そもそもまず驚いたのが、かなり多くの外国の留学生が日本に興味を持ってくれていたことです。

その中で真っ先に出てくるのは、やはりマンガアニメでしたね! たくさんの人が、日本のアニメを見たことがあると言ってくれました。これは日本人として素直に嬉しかったです。

人気はやはりジャンプもの。ドラゴンボール、ナルト、ワンピース、ブリーチはほとんどの人が知っていましたし、中には「デスノートが好き」なんて子もいました。趣味が合いそうだぜ。

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_日本の魅力に気づけた-アニメ

そして、日本に興味がある人たちに決まって聞かれるのは、“Please tell me about Japan!”でした。そしてこれに対し、威勢良くOK!とかOf course!と言ったはよいものの、、僕は思った以上にうまく答えられませんでした…。

日本の文化についてやオススメの場所、自分の住んでいる街や生まれた地域の自慢なんかがもっとできればなぁ。。と思うことが何度もありました。

英語力の問題もあるのですが、何より「日本のことを全然知らなすぎるなぁ」と感じたのです。

実際「今から自分が思う日本の良いところを海外の人にプレゼンしてみよう!」と言われたら、日本語で話すとしても意外と困ると思います。

ヨーロッパや南米の人たちにとって、日本は極東の島国。僕たちがヨーロッパに憧れを抱くように、向こうの人たちもまた、日本に憧れを持ってくれているみたいなのです。

ですので留学に行く人は、もし日本についての話題になったときに話せるよう、一つや二つ自分が思う日本の良いところやオススメポイントなんかを考えていくのもよいと思います。

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_日本のオススメ
お寺や神社、紅葉や桜ですね!

海外からしたら「オタク」はむしろ「スゴイ!」と言われる対象です。「好きなものは”好き”」と言っていきましょう! どんな知識や趣味が、留学のときに思わぬ”武器”になるかわかりませんからね!

また、日本のこと以外でも好きな映画ドラマアーティストについても簡単に話せるようになっておくと、初対面の人や何か話題がほしいときに盛り上がりやすくなりますよ!

日本人同士でも、初対面で趣味の話が合えば仲良くなりやすいですよね! その法則は、全世界共通ということです!

何を学べた?意味はあった?イギリス短期留学の体験談_日本の魅力や趣味の話を言えるようにしよう
僕が語学学校で最初に話した友達とは『スターウォーズ』を語り合うことで仲良くなりましたし、サッカーの話で盛り上がって仲良くなったクラスメイトもいましたからね!

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イギリス留学の体験談 まとめ

ということで、今回は僕のイギリス留学の体験談のまとめを書いてきました。

途中でご紹介した「レベルの高い環境に身を置くことで得るものがある」というフレーズ。これはまさに留学全体に言えることだと思います。

外国で海外の同世代の人たちと一緒に授業を受ける、そして一緒に生活するというのは、「語学力の向上」以外にもものすごく大きな経験になりましたし、何より多くの刺激を受けました

「日本という慣れた環境を飛び出し、右も左もわからない異国の地で初めて会う人たちと暮らし、学ぶ」

文字にしたら、結構すごいことやってるんだって思いませんか?

この経験が、のちの自分に活きないわけがないと僕は思いますし、もし「留学なんて意味なかったわ〜〜」といっている人がいたら、それは”語学”の成長にのみ焦点をあてて話しているか、よっぽど何も考えずに過ごしていたかのどちらかじゃないかなと思ってしまいます。

それくらい僕は、「充実していた」なんて言葉では表せないくらい濃密な1ヶ月を過ごしたと思います。まさに「精神と時の部屋」ですね!

なので、留学に行こうか迷っている方はぜひ前向きに検討してほしいです。その上で大切な考え方や準備についてをこの記事で書いてきたつもりですし、僕のこのブログでもいくつか留学の記事を書いています。

勇気を持って飛び出したその先には、きっとあなたが想像もしていないような世界が広がっています。そんな世界を、ぜひあなた自身の体で味わい尽くしてくださいね!


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