みなさんこんにちは! 観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです!
今回は富士五湖の一つ「本栖湖」についてご紹介します!
富士五湖一の透明度と水深を誇る本栖湖は、湖でありながらダイビングやウィンドサーフィンなど海のマリンスポーツが淡水で楽しめることで知られています。
また、本栖湖や周辺のビュースポットからの富士山の絶景は富士五湖屈指と言われており、アニメ『ゆるキャン△』の人気が爆発してからは、聖地巡礼先としても人々が詰めかける観光名所となっています。
キャンプやドライブ、観光など、富士山麓ならではの遊びが盛り沢山の本栖湖、一体どんな魅力があるのでしょうか? ぜひこの記事でチェックしてみてください!
本栖湖の基本情報
まずは簡単に、湖としての本栖湖をご紹介します。
湖のデータと特徴
本栖湖は富士山の北西部に広がっており、富士五湖では最西端に位置する湖です。同じ富士五湖の西湖と精進湖とはもともと一つの湖だった関係から地下水が行き来していると考えられており、水位がほぼ連動して変化します。
そして、本栖湖最大の特徴といえば、最大水深121.6mという富士五湖随一の深さを持つと同時に、富士五湖No.1の透明度を誇ることでしょう! かつては日本一の透明度とも言われた本栖湖でしたが、近年は水質が悪化。それでも、水上バイクやモーターボードといった動力船の乗り入れが禁止されたことで、水質が少しずつ改善されてきているようです。
そんな透明度と水深を活かし、淡水ダイビングやウィンドサーフィンを楽しむことができるのが本栖湖の大きな魅力ですね! 特にウィンドサーフィンについては、「ウィンドサーフィンの聖地」と呼ばれるほどの人気で、夏季にはダイバー以外にも多くのウィンドサーファーが訪れます。
『ゆるキャン△』と本栖湖
『ゆるキャン△』は2015年から連載が始まったマンガで、2018年にアニメ化、2022年には劇場アニメも公開された人気作品です。
アウトドアを趣味にする女子高生たちのほのぼのとした日常を描いており、主人公の志摩リンと各務原なでしこが出会った場所が本栖湖のキャンプ場の一つ「浩庵キャンプ場」であることから、聖地巡礼スポットとしてたちまち人気を博すことになったのです。
作者の「あfろ」さん自身が何度も足を運んで取材をしたというアウトドアスポットが、アニメの中で忠実に再現されているものまた大きな魅力の一つ。そういった部分でも、本栖湖は多くの人が足を運ぶ人気観光地となったわけですね!
本栖湖でオススメの観光・散策スポット
では、本栖湖へ行ったら絶対に立ち寄りたい観光スポットや散策の名所をご紹介します!
中ノ倉峠
本栖湖は、千円札に描かれている「逆さ富士」が写る湖として非常に有名です!
これは岡田紅陽が湖の北西部に位置する「中ノ倉峠」から撮影したもので、その風景は現在でも健在。麓の駐車場から30分ほど山道を登ると峠の頂上があり、そこからの眺めは本栖湖のみならず富士山麓全体でも屈指の絶景となっていますよ!
逆さ富士は、風がほとんどなく湖面が静かな状態でないと見ることができない貴重な風景ですが、もし見ることができなくても素晴らしい景色なのは間違いないでしょう!
もちろん、歩くのが厳しい方も麓の「本栖湖展望公園」から景色を楽しめますのでご安心ください!
ちなみに、『ゆるキャン△』の聖地である「浩庵キャンプ場」は中ノ倉峠の駐車場のすぐ隣に位置しています。ですので、この風景もまたキャンプ場人気のさらなる後押しとなっていると言えますね!
中ノ倉峠へのアクセス
〒409-3104
山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉川尻2926
・中央自動車道「河口湖IC」から約23km
・中部横断自動車道「下部温泉早川IC」から約21km
・駐車場は無料
竜ヶ岳
本栖湖周辺の富士山ビューポイントとしては中ノ倉峠が有名ですが、本栖湖の南側に位置し、中ノ倉峠から富士山の写真を撮ると右側に入る「竜ヶ岳」も忘れてはいけません!
というもの、竜ヶ岳からは「ダイヤモンド富士」を撮影できることで知られているのです!
かつては「小富士」と呼ばれていた竜ヶ岳。中ノ倉峠と違って竜ヶ岳から景色を眺めるためにはガッツリと山道を歩く登山となり、往復には4~5時間かかります。また、ダイヤモンド富士を見ることができるのは例年12月上旬〜1月上旬ごろとなっているため、冬の山道を歩かなければいけません。
とはいっても、トレッキング感覚で初心者の方でも登りやすいとされていますし、何より苦労に見合うだけの絶景が待っていると大人気!
もちろん、元日以外でも遮るもののない富士山の絶景を楽しむことができますから、青空と富士山、雲の富士山など、”空と富士山”が描く風景を楽しみたい方はぜひ立ち寄ってみてください!
ちなみに、竜ヶ岳という名前は湖に棲むと言われた竜の伝説から名付けられたそうで、「村人に富士山の噴火を告げて山へと登った」「富士山の噴火で溶岩が湖に流れこみ、熱さでこの山に逃げた」といった伝説があるそうですよ!
竜ヶ岳登山口(石仏コース)へのアクセス
〒401-0337
山梨県南都留郡富士河口湖町本栖
・河口湖駅から路線バスで「本栖湖」まで約60分
・中央自動車道「河口湖IC」から約30分
・新東名自動車道「新富士IC」から約50分
富士本栖湖リゾート(富士芝桜展望台)
「富士本栖湖リゾート」は、富士山の春の風物詩「富士芝桜まつり」で知られる観光名所です!
鮮やかな芝桜は首都圏最大級の約50万株を誇り、富士山とのコントラストが抜群と大人気!
また、敷地内には関東最大級の英国式庭園「ピーターラビット イングリッシュガーデン」も広がっており、庭園はもちろん、ミュージアムやカフェなどイギリスの湖水地方をイメージした『ピーターラビット』の世界観を存分に堪能することができます。
夏には、ジニアやサルビア、ルドベキアなどカラフルな花々が彩る「虹の花まつり」も開催される富士本栖湖リゾート。富士山を望みながら、広々とした自然の空間をゆったりと楽しむにはピッタリの名スポットと言えるでしょう!
富士本栖湖リゾートの観光地情報
【営業時間】
8:00〜16:00
【料金】
・おとな:800円
・こども:250円
※富士芝桜まつり開催期間は一部変更あり
【富士芝桜まつり】
開催期間:2022年4月16日(土)〜5月29日(日)
【虹の花まつり】
開催期間:2022年7月16日(土)〜10月10日(月祝)
【アクセス】
〒401-0337
山梨県南都留郡富士河口湖町本栖212
TEL:0555-89-3031
・河口湖駅から新富士駅行き路線バスで約50分
・中央自動車道「河口湖IC」から約25分
・東名高速道路「富士IC」から約50分
・新東名高速道路「新富士IC」から約50分
・駐車場:普通車500円 / バイク300円
本栖湖でオススメの遊び・アクティビティ
ではではお次は、本栖湖の楽しみ方についてご紹介します!
ウィンドサーフィン
まずはなんといっても「ウィンドサーフィン」ですね!
普通のサーフィンと違って帆で風をつかまえながらサーフィンに乗るスポーツで、「ウィンドサーフィンの聖地」と呼ばれるだけあって、本栖湖では非常に人気のアクティビティとなっています。確かに、海に行ってもなかなかお目にかかれないスポーツですからね!
初心者の方でも体験ができますから、気になる方はこの機会に一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
淡水ダイビング
ウィンドサーフィンと並んで本栖湖ならではのアクティビティと言えるのが、「淡水ダイビング」ですね!
ダイビングといえばマリンスポーツの代名詞と言えますが、淡水でのダイビングとなるとなかなか体験できないもの。湖の中というのはどうなっているのでしょう?
ダイビングに関しては、初心者の方に嬉しい体験から本格的にライセンスを取るコースまで用意されていますよ!
釣り
湖の王道アクティビティといえば、やはり「釣り」ですね!
本栖湖では「ヒメマス釣り」を毎年3月25日〜4月25日、10月25日〜11月25日の年に春と秋、それぞれ1ヶ月の期間で楽しむことができます!
マス・サケ類で一番美味しいと言われるものの痛むのが早く、「自分で釣った者のみが味わうことができる魚」として有名なヒメマス。こう言われると、なんだか釣って食べてみたくなりますよね!笑
ちなみに他の魚については、ヒメマスの回遊時期以外なら一年中釣りが可能ですよ!
カヤック・SUP
湖上でのアクティビティとして最後にご紹介するのが、「カヤック」と「SUP」です!
自らの手でオールを漕いで進むカヤック。広大で透き通るような本栖湖の上で富士山を横目に見ながら漕ぐカヤックというのは、言葉通り本栖湖でしか味わえないものでしょう!
また、今や海や湖でのアクティビティならお決まりとなったSUPも、もちろん楽しむことができますよ!
本栖湖での遊びやアクティビティは「本来なら海や川に行かないと体験できない」というものが多いので、観光だったとしてもキャンプだったとしても、気になる方はぜひ一度調べてみてください! 海に比べると恐怖心なく遊びを楽しめますし、手軽に思わぬ興味の門を開くかもしれませんからね!
キャンプ
遊び・アクティビティの最後に紹介するのは、定番の「キャンプ」です!
他の富士五湖同様、本栖湖にも多くのキャンプ場が用意されていますが、本栖湖はアニメ『ゆるキャン△』の聖地として特に人々が詰めかけるキャンプスポットとなっています。
そんな本栖湖キャンプでは、日中は湖水浴やマリンスポーツを楽しみ、夕方以降は木々が並ぶ湖畔でのんびりと過ごす楽しみ方が人気ですね! 夏に本栖湖へ遊びに行くという方は、一泊二日でキャンプ場を利用してみるもの大いにオススメです!
人気のキャンプ場としては、本栖湖観光協会が直営する「本栖湖キャンプ場」、『ゆるキャン△』で実際に登場したキャンプ場であり富士山の絶景が楽しめる「浩庵キャンプ場」、スタッフの対応が口コミで高評価を集めている古き良きキャンプサイト「本栖湖いこいの森キャンプ場」、森と湖に囲まれた豊かな本栖湖の自然を堪能できる「本栖レークサイドキャンプ場」などが挙げられますね!
本栖湖のキャンプ場は、どこも基本的にキャンプサイトが予約不要となっているため、良くも悪くもキャンパーの自由度が高いと言われています。初めてキャンプをするという方は、他の場所でキャンプを経験してから来るか経験者の方を連れて行くのが良いかもしれませんね!
👉 初心者のキャンパーにもオススメ! 精進湖について詳しくみてみる
本栖湖へのアクセス・行き方
最後に、本栖湖へのアクセス方法をご紹介します。
電車・バスの場合
・JR富士急行線「河口湖駅」から富士急行バス(路線バス)で約50分
・東海道新幹線「新富士駅」から富士急行バス(路線バス)で約60分
車の場合
・中央自動車道「河口湖IC」から約30分
・中央自動車道「甲府南IC」から約50分
・東名高速道路「富士IC」から約50分
本栖湖 まとめ
ということで今回は、富士五湖の一つ「本栖湖」の観光名所や撮影スポット、遊びやアクティビティをお届けしてきました! 湖では珍しい海のアクティビティを体験できるという点が、本栖湖最大の魅力のように感じましたね!
もちろん、定番のキャンプを楽しんだり展望台からの絶景を堪能したりもできますから、友人との旅行や女子旅、家族旅行に一人旅など、相手を選ばずドライブや観光が楽しめるのが嬉しいポイントです。
河口湖や山中湖といった人気観光地ほど人が多くなく、かといって精進湖や西湖ほどこぢんまりともしていない。そんなバランスの良さを求める方にはちょうど良い場所だと思いますよ!
次の想い出づくりの場所に、ぜひ本栖湖を選んでみてくださいね!
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