みなさんこんにちは!旅狼かいとです!
いよいよ、2018-19年末年始フランス・スペインの旅の最後の訪問地、スペインの首都マドリードにやってきました!
ここまで長かったようなあっという間だったような…。
まあ何をするにしても最近はこの感覚なのですが。笑
ともあれ今回は、ヨーロッパ5位の都市圏人口を誇るスペインの中心地マドリードをご紹介していきます!
マドリードと言うと、サッカーチーム「レアル・マドリード」が非常に有名ですが、意外と町そのものへのイメージを持つ人は少ないはず。
一体どんな町なのでしょうか…?!
マドリード(Madrid)について
”Madrid”の発音
町の紹介の前にまず取り上げるのは、”Madrid”の発音について。
マドリードは日本語表記が様々存在しているのが特徴ですから、最初に整理しておきましょう。
日本語表記で最も多く見られるのは、このブログでも採用している「マドリード」という表記。
日本人のローマ字読みに一番近い形ですね。
一般的なスペイン語読みに倣うのなら「マドリー」や「マドゥリー」が最も近い表記になります。
これは、一般的なスペイン語では語尾の”d”がほとんど発音されないため。
特に、サッカーチームの「レアル・マドリード」が「レアル・マドリー」と呼ばれることが多い印象です。
なので、サッカーをやっている僕個人としては、「マドリー」と言われると「レアル・マドリード」を指すというイメージが強いですね!
一方、同じスペイン語でもマドリード人特有の発音に従うならば「マドリース」や「マドゥリース」という表記になります。
マドリード訛りだと、語尾の”d”は無声の [θ]の音になるのだそう。
そして、世界の共通語である英語の発音に合わせると「マドリッド」や「マドゥリッド」という表記になります。
「マドリッド」という表記は度々目にしますよね!これは英語読みに倣っていたというわけなのですね~
日本であれスペインであれ、どれを使っても基本的には通じるとは思いますので、ご自身が言いやすいもの、周りの人が使っているものに合わせるのが一番でしょう。
ちなみに、マドリードを漢字で書くと「馬徳里」となりますよ!(これは「マドリー」ですね!笑)
マドリードの歴史
ではでは本題に入っていこうということで、お次はマドリードの歴史をご紹介していきます。
現在のマドリードの地には先史時代から人々が住んでいたとされていますが、マドリードがはじめて世界史の舞台の登場するのは9世紀になってから。
後ウマイヤ朝のムハンマド1世が、現在の「マドリード王宮」が建つ場所に要塞を建築したときのこととされています。
この際、近くを流れるマンサナーレス川がアラビア語で「アル・マジュリート」と呼ばれたところから、この地が「マジェリト」と呼ばれるようになり、現在の「マドリード」という名前になったそうですよ!
ルネサンス期と呼ばれるヨーロッパの14世紀~16世紀には、首都をトレドに置くカスティーリャ王国と首都をサラゴサに置くアラゴン王国が連合を組んだことで、地理的・気候的な観点から連合王国の事実上の首都がマドリードに置かれることとなります。
これによってマドリードが栄えることとなり、加えて、新大陸から流入した資源によってスペイン全土が繁栄した「スペイン黄金世紀」に入ったことで、芸術活動が活発化。
マドリードはそんな時代の芸術家たちの拠点となり、文化が花開いていきます。
現在のマドリードの基盤と言える近代的な町づくりは、18世紀後半にスペイン王となったカルロス3世の時代に行われました。
カルロス3世は王としての素質が傑出していたわけではないですが、優れた人材の登用や軍職の整備などによってスペインの国力を回復させ、荒廃しつつあったマドリードの町を再開発するなど、数々の改革を実行しました。
また、人格者としても知られており、身なりの良い人に出会うと決まって帽子を取って挨拶をし、身分の低い者にも軽く会釈をしていたといわれています。
そんな人柄や効果的な政策を打ち出していたことから、マドリードの歴史の中では最も人気がある王だそうで、「最良の市長であり王」と呼ばれています。
そんなカルロス3世の次男である次の王カルロス4世は、体格的には優れていたものも知性の方ではいまいちシャキッとせず、父カルロス3世が築いたものを崩すどころか、スペインを混乱に陥れてしまいます。
結局、カルロス4世は息子のフェルナンド7世に率いられたアランフエスの蜂起の後に退位。
この内政のごたつきを時のフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトに突かれ、ナポレオンのスペイン侵攻を許してしまいます。
これがのちのスペイン独立戦争につながり、その後スペインはカルリスタ戦争やスペイン内戦など身内での争いが絶えない時代となり、その度にマドリードは戦場と化していきます。
この内戦を終わらせたのが、今日では悪名として轟いているフランシスコ・フランコでした。
このときフランコは、当時人民戦線の拠点となっていたマドリードに航空爆撃を行っており、これが世界史上初めて民間人を標的とした航空爆撃とされています。
つまり、マドリードは史上初めて民間人を標的とした航空爆撃を受けた都市なのです。
世界の戦争史上に残る負の記録が国内の内戦時に起きたというのが、内戦が多いスペインの歴史をなんとも物語っていますね…。
その後フランコは30年以上にも及ぶ独裁政権を築くことになりますが、首都のマドリードは南側を中心に工業化が進みます。
また、多くの移民が地方からマドリードに流入したことで町のはずれにスラムが形成されましたが、中心部は文化と政治の中心として栄えることとなります。
そして、フランコが没したことでフランコ政権が解体され、民主化が進んでいくこととなります。
民主化が進められた今でも、マドリードはイベリア半島の経済の中心として成長を続けていますね!
マドリードの場合は、フランコ政権の独裁が必ずしもマイナスにはたらいたわけではないというのが、歴史の難しくも面白いところですね〜。
まぁ当時を知る方々からすれば、面白いなんて失礼に当たってしまうかもしれませんがね。。
マドリードの見どころ
ではでは、観光地としてのマドリードを見ていきましょう!
マドリードについても、途中街並みを挟みながら基本的には時系列順でご紹介していきます!
マドリードの美術館
まずはマドリードの美術館をご紹介していきます。
というのも、マドリードには、ヨーロッパを代表する美術館である「プラド美術館」や「ソフィア王妃芸術センター」をはじめとする数多くの美術館が立ち並んでおり、その様子はまさに“美術・芸術の町“とも呼べるほどなのです!
大航海時代に海の覇権を制し国が潤ったことで芸術が盛んになったことに加え、内戦が多い歴史や穏やかな気候が、スペイン人特有の発想や表現を生み出したのかもしれませんね。
マドリードの美術館は結構な頻度で無料開館をしているので、時間や曜日をチェックしていくとよりお得に楽しめますよ!
プラド美術館(Museo del Prado)
「プラド美術館(Museo del Prado)」は、歴代のスペイン王室のコレクションを中心として絵画や彫刻といった芸術作品を展示している美術館です。
「スペイン三大巨匠」と謳われるエル・グレゴ、ディエゴ・ベラスケス、フランシスコ・デ・ゴヤをはじめとするスペイン人画家の作品はもちろんのこと、彼らと同時期に多くの作品を残したフランドル出身のピーテル・パウル・ルーベンスや、ルネサンス期の画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオやヒエロニムス・ボッシュといった、ヨーロッパの著名な画家たちの作品を中心として展示がされており、その数は3万点以上と言われています。
館内は撮影禁止のためスペインが誇る名画たちを写真に収めることはできませんが、そのぶんゆっくりと作品に向き合うことができますよ!
プラド美術館の基本情報
開館時間
月~土 10:00~20:00
日・祝 10:00~19:00
1/6、12/24、12/31は14:00まで。
入場は閉館の30分前まで。
休館は、1/1、5/1、12/25
料金
€15
65歳以上 €7.50
学生 無料
月~土の18:00以降、日・祝の17:00以降、5/18、11/19は無料
日本語オーディオガイドは別途€4
後述の「ソフィア王妃芸術センター」と「ティッセン・ボルネミッサ美術館」とのセット券も窓口で購入可能。
(他2ヶ所の美術館でもセット券の購入は可能。)
アクセス
地下鉄1号線の”Estación del Arte(Atocha)“か”Antón Martín“、または、地下鉄2号線の”Banco de España“からそれぞれ徒歩8分ほど。
ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)
「MNCARS」とも称される「ソフィア王妃芸術センター」には、20世紀の近現代美術を中心に展示がなされています。
その中でも絶対に見ておきたい作品が、パブロ・ピカソの『ゲルニカ』ですね!
スペインのバスク地方の小さな町ゲルニカが、スペイン内戦時にフランコ軍友軍として直接参戦していたドイツ軍によって爆撃された際の惨劇を描いた作品。
もともとパリ万博に向けて作品の依頼を受けていたピカソは、ゲルニカでの惨事を知り、戦争への怒りと生命の尊さをテーマに『ゲルニカ』を描いたと言われています。
本来ならば立ち寄る予定だったのですが、直前の路地でスマホをスられてしまってそれどころではなくなり、泣く泣くカットしてしまいました。。
『ゲルニカ』という作品そのものを知っている方は多いと思いますが、そのテーマまで知っている方は意外と少ないはず。
作品のテーマや裏にある事情なんかを知って見ると、さらに色々なことを感じることができます。
『ゲルニカ』はまさにその代表例と言えますね!次は是非とも見たいものです…!
ソフィア王妃芸術センターの基本情報
開館時間
月・水~土 10:00~21:00
日 10:00~19:00(ただし14:15以降は『ゲルニカ』を含むセクション1のみ)
1/6、12/24、12/31は14:00まで。
入場は閉館の30分前まで。
休館は、火曜日、1/1、1/6、5/1、5/15、11/9、12/24、12/25、12/31
料金
€10(特別展込みは€15)
学生・65歳以上 無料
アクセス
地下鉄1号線の”Estación del Arte(Atocha)“から徒歩1分。
👇兄弟そろってスマホを盗まれるという失態についてはこちらから…。
ティッセン・ボルネミッサ美術館(Museo de Arte Thyssen-Bornemisza)
「ティッセン・ボルネミッサ美術館(Museo de Arte Thyssen-Bornemisza)」には、ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵とその息子のハンス・ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵が親子二代にわたって収集したコレクションが展示されています。
ティッセン=ボルネミッサ男爵家の個人コレクションの数は、イギリスのエリザベス女王に次ぐ世界で二番目を誇り、現在は展示されているコレクションはスペイン政府が買い取ったものとなっています。
父は古典絵画を、子は19・20世紀の作品を多く買い集めていたため、この美術館だけで8世紀にもわたる”絵画旅行”ができ、各時代の各国を代表する巨匠たちの絵画がずらりと勢揃いしています。
絵画についての知識がある方なら、かなり楽しめるのではないでしょうか!
今回僕たちは足を運びませんでしたが、プラド美術館とソフィア王妃芸術センターに並ぶ、マドリードを代表する美術館ですのでご紹介させていただきました。
ちなみに、ティッセン・ボルネミッサ美術館はマドリードでは珍しい撮影が可能な美術館でもありますよ。
ティッセン・ボルネミッサ美術館の基本情報
開館時間
月 12:00~16:00
火~日 10:00~19:00
12/24・12/31 10:00~15:00
入場は閉館の1時間前まで。
休館は、1/1、5/1、12/25
料金
€12
学生・65歳以上 €8
月曜日は終日無料開館
アクセス
地下鉄2号線の”Banco de España“から徒歩5分。
マドリードの街並み~中心街を歩く~
「プラド美術館」の絵画を満喫して外に出てみると、外はもう真っ暗。
ですが時間はまだ18時半前。
ということで、お次は「プエルタ・デル・ソル」へ向かいました!
プエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)
もともとマドリードを囲む城壁の門の一つだった「プエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)」は、「太陽の門」を意味し、今日ではマドリードの中心といえる広場です。
17世紀ごろから市民の待ち合わせに使われるようになったとされており、1768年に郵便局が立てられたことで、スペイン国内だけでなく海外からも多くの荷物や最新のニュースがこの場所に集められるようになりました。
人が集まるところに情報が集まり、情報が集まるところにさらに人が集まる、というわけですね。
広場のランドマークは、南側に立つカルロス3世の騎馬像と、北側に立つ“クマとイチゴノキ(山桃)”の像ですね!
カルロス3世は上の歴史でも紹介した、「最良の市長であり王」と呼ばれた王様。今なお愛されているのがわかりますね!
「クマとイチゴノキ(山桃)」はマドリード市の紋章にもなっている、いわばマドリードのシンボル。
行く前にこの情報を見ていたはずなのですが、、完全に忘れていました。。
ですので写真には収めていません…。おいっ!
マドリード王宮(Palacio Real de Madrid)
プラド美術館、プエルタ・デル・ソルと巡り、続いてやってきたのは「マドリード王宮(Palacio Real de Madrid)」です!
オリエンテ広場(Plaza de Oriente)
まずは王宮の東側にあたるこの広場について。
王宮の東側にある広場は「オリエンテ広場(Plaza de Oriente)」という広場になります。
19世紀初頭に、ナポレオン・ボナパルトの兄であるホセ1世(ジョゼフ・ボナパルト)が立てた都市計画の一環として整備されたのがはじまりとされています。
その後、各時代の国王が王宮の周辺を開発・再開発するのに合わせてオリエンテ広場も姿を変えていき、現在の広場の設計は、1941年までに整備されたものを基盤にしつつも、1990年代半ばのホセ・マリア・アルバレス市長の時代に刷新されたもの。
シンボルとなるのは、中央に置かれたフェリペ4世の騎馬像ですね!
マドリード王宮(オリエンテ宮)
オリエンテ広場を抜けたところに佇むのが「マドリード王宮(Palacio Real de Madrid)」になります!
「オリエンテ宮(Palacio de Oriente)」とも呼ばれるマドリード王宮は、フランスのヴェルサイユ宮殿で生まれ育ったフェリペ5世が建築を命じた、フランス・イタリア風の豪華絢爛な王宮です。
現在は国王や王族を含め住んでいる人はいませんが、公共行事などでは今だに使用されています。
ズッシリと居を構える王宮内には2700にものぼる部屋があり、そのどれもに煌びやかな内装が施され、ディエゴ・ベラスケスやフランシスコ・デ・ゴヤといったスペイン絵画の黄金期を支えた巨匠たちの作品も数多く飾られています。
入ってすぐにある大階段、ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」を模して造られた「玉座の間(Salón del Trono)」、カルロス3世の居室だった「ガスパリーニの間(Salón de Gasparini)」、国王が着替えをしたとされる「磁器の間(Gabinete de Porocelana)」、かつては黄金の絹で壁一面が覆われていたという「黄金の間(Saleta Amarilla)」、そして、150人もの人を収容できるという「饗宴の食堂(Comedor de Gala)」などなど、見どころも盛りだくさん。
相変わらず、今回は入場しなかったのですが、次があれば是非とも僕も立ち寄りたい場所ですね~!
王宮の2つの庭園
マドリード王宮には、王宮に付属する形で庭園が2つあります。
それが、王宮とマンサレーナス川に挟まれるように位置する西側の大きな庭園「カンポ・デル・モーロ(Campo del Moro)」と、北側にある小ぶりな庭園「サバティニ庭園(Jardines de Sabatini)」です。
この2つの庭園も王宮と合わせて見どころですよ!
アルメリア広場とアルムデナ大聖堂
王宮の東、西、北の紹介を終えたということで、最後は南のご紹介ですね!
王宮の南側も東側同様に広場になっており、広場は「アルメリア広場(Plaza de la Armería)」と呼ばれています。
そして、アルメリア広場をまたいで王宮の向かいに立つのが「アルムデナ大聖堂(Santa María la Real de La Almudena)」です。
アルムデナ大聖堂は「アルムデナの聖母」を祀ったカトリックの大聖堂で、建築の計画自体は16世紀に始まりました。
しかし建設は遅々として進まず、加えて近世・近代の内戦や大戦の影響もあって、完成したのはなんと1993年とかなり最近。
現在のスペイン国王であるフェリペ6世と民間出身の王妃レティシアの挙式がこの大聖堂で行われたことで、王宮と合わせて人気が上昇しているそうですよ!
マドリード王宮の基本情報
開館時間
4月~9月 10:00~20:00
10月~3月 10:00~18:00
入場は閉館の1時間前まで。
休館は、1/1、1/6、5/1、5/15、10/12、11/9、12/24、12/25、12/31、その他公式行事が行われる日
料金
€11
学生 €6
アクセス
地下鉄2,5号線、地下鉄R線の”Opera“から徒歩5分。
マドリードの街並み~おしゃれな建物~
王宮からはホテルへ向かうため、再びプラド美術館の方向へ戻りました。
サン・ミゲル市場(Mercado de San Miguel)
ホテルに向かう道すがら、寄り道を二ヶ所しました。
そのうち一つ目が、ここ「サン・ミゲル市場(Mercado de San Miguel)」です!
1916年に創業された市場を現代風に改装した、マドリードで最初にオープンしたグルメ市場になります。
スペインの伝統的なおつまみ「タパス」はもちろんのこと、スイーツや生ハム、チーズなど食べ歩きにも最適な軽食屋さんが揃っています。
バルもありますので、マドリード市民の皆さんに紛れてちょっと一休み、なんてのも乙ですね〜!
マヨール広場(Plaza Mayor)
寄り道二つ目が、四方を朱色の建物に囲まれたこの「マヨール広場(Plaza Mayor)」になります。
マヨール広場の歴史は15世紀にまで遡ることができ、近年では「プエルタ・デル・ソル」がマドリードで最も知られた広場ですが、歴史が深いのはこちらのマヨール広場なのですよ!
元は「アラバル広場(Plaza del Arrabal)」と呼ばれていたこの広場では、マドリード最大の市場が開かれていただけでなく、王家の儀式や闘牛、サッカーの試合、果ては公開処刑まで、実に多くの用途でもって使用されてきました。
今日のマヨール広場では、マドリードの守護聖人である聖イシドロの祝祭が行われたり、毎週日曜日朝に古切手や古銭の市が、そしてクリスマス時期にはクリスマス市が催されたりしています。
マヨール広場の一番の見どころとしては、「クチリェロスのアーチ」が挙げられるでしょう。
マヨール広場には九つのアーチがあるのですが、中でも「クチリェロスのアーチ」と呼ばれるアーチの先の通りには、1725年に創業を開始した世界最古のレストランとしてギネスブックに登録されている「ソブリーノ・デ・ボティン(Sobrino de Botin)」をはじめとするレストランやバルが立ち並んでいます。
もちろん他のアーチや広場を囲むポルチコにもレストランやバルが軒を連ねており、広場に面したテラス席では、多くの人が食事をとったりコーヒー、ないしはワインやビールを片手に談笑をしていますよ!
マドリードの街並み~夜から翌朝にかけて~
マヨール広場を抜け、マドリードの夜を進みます!
本当はこのタイミングで、最後にソフィア王妃芸術センターに寄るつもりだったのですが、、
さっきも書いたように、スマホをスられてしまい泣く泣くスルー。。
ホテルに帰り、翌朝を迎えます。。
翌朝は、兄弟揃い踏みでスマホを盗まれた事後処理から。笑
ホテルから一番近くの警察署に盗難届をもらいにいきました。
サンティアゴ・ベルナベウ(Estadio Santiago Bernabéu)
盗難届を無事受け取り、この日はまずレアル・マドリードの本拠地である「サンティアゴ・ベルナベウ(Estadio Santiago Bernabéu)」へ向かいました!
夜に試合観戦の予定があったのですが、それとは別にスタジアムツアーに参加するためです。
“ツアー”と言っても団体で動くのではなく、スタジアム内の決まったコースを自由に見てまわるというもの。
スタジアムの上段、博物館(ミュージアム)、ピッチサイドに行くことができましたし、試合がない日であれば選手たちが使うロッカールームにも入ることができますよ!
レアル・マドリードとサンティアゴ・ベルナベウについては別記事でまとめていますので、ここでは触りのみご紹介します。
写真は13回の最多優勝を誇るチャンピオンズリーグのトロフィー「ビッグイヤー」です!
サンティアゴ・ベルナベウへのアクセス
地下鉄10号線”Santiago Bernabéu“降車後、すぐ。
サンティアゴ・ベルナベウ スタジアムツアーについて
開館時間
月~土 10:00~19:00
日・祝 10:30~18:30
入場は閉館の1時間前まで。試合がある日はキックオフの5時間前まで。
休日は、1/1、12/25
料金
€25
14歳以下 €18
チケット購入は、ゲート7にある窓口で可能。
サンティアゴ・ベルナベウ オフィシャルショップについて
ゲート59近くにユニホームをはじめとする各種グッズが揃うオフィシャルショップがあります。
月~土は10:00~21:00、日・祝は11:00~19:30で営業しています。
マドリードの街並み~晴天のマドリード~
サンティアゴ・ベルナベウから再び市街地に戻ってきました。
ここからは、ここまですでに昼の様子として写真を載せた観光地を含めてざっくりと街を歩き回りました。
マヨール広場近くのバルで昼食をとりました!
やっとこさ、スペインでパエリア(paella)を食べることができました!!
まぁどのビールがスペインのビールか全然わからなかったからテキトーに注文したんだけどね。笑
コースターには”PAULANER”とあるので、これがビールの種類かな…??
食事を終えたあとは、マヨール広場、サン・ミゲル市場、そして王宮と巡っていきました!
(すでに紹介したので、この日の分はカットしますね。笑)
スペイン広場(Plaza de España)
マドリード王宮をあとにして向かったのが、王宮の北側すぐのところにある「スペイン広場(Plaza de España)」です。
『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーン演じる王女アンがジェラートを食べたのは、”イタリア・ローマの”スペイン広場(Piazza di Spagna)になりますのでご注意を。笑
こちらのスペイン・マドリードにあるスペイン広場には、16世紀後半から17世紀初めに活躍した代表作『ドン・キホーテ』で有名なスペイン人作家セルバンテス(Cervantes)にまつわる石像が多く置かれています。
地元民からは憩いの場や待ち合わせ場所として使われているそうですよ!
その下にいるのが「ドン・キホーテとサンチョ・パンサ」の像です。
スペイン広場を通り、広場の名前を冠する”Plaza de España”駅から再びサンティアゴ・ベルナベウへ向かいました!
目的はもちろん、レアル・マドリードの試合観戦です!
マドリードの地下鉄情報
観光地紹介は以上になりますが、せっかくですので、マドリードの地下鉄事情についてもここで触れておくことにしましょう。
マドリード市街地の地下鉄は、5駅までは均一€1.50、以降一駅ごとに€0.10加算され、10駅以降は再び均一で€2となります。
日本の地下鉄に比べるとドえらく安く感じますが、地下鉄での移動が多くなりそうな方は回数券や乗り放題券を購入しましょう!
ここでは、より使用頻度が高くなるであろう10回券のみご紹介します。
10回回数券は「ディエス・ビアッヘス(10 Viajes)」、ないしは「メトロブス(Metrobús)」という名前がついており、マドリード市街の地下鉄と市バスで利用することができます。
料金は€12.20で、初回に別途€2.50で「タルヘタ・ムルティ(Tarjeta Multi)」という交通系電子カードを購入し、そこにチャージする形で使用します。
1枚のカードで3人まで同時利用可能で、10年間の有効期限となりますので、またマドリードへ来る可能性がある方は持っていて損はないと思いますよ!
ちなみにカードの共有方法は、改札機にタッチした後に次の人に渡せばOKです!
チケット購入以外に、マドリードの地下鉄で日本人が困りそうなことは乗り降りの方法です。
マドリードの電車のドアは自動で開閉してくれるものだけでなく、手動で開ける必要がある車両もあります。
ドアにドアノブがついている場合はそのドアノブを押し上げ、ボタンがついている場合はそのボタンを押す必要があります。
これは乗るときも降りるときも共通なので、自動で開きそうな気配がない場合はドアノブかボタンを探してみてください!
意外と、初めての場所でこういうことに出くわすと変にテンパってしまいますからね!笑
いつ何時も、焦らず慌てず、ですよ!
マドリードのまとめ
バルセロナ同様、駆け足で町をまわったマドリード。
バルセロナほど”観光地らしい観光地”がなく、その中でも見ておきたい見どころが市内中心部に集中しているので、かなり観光はしやすい印象を受けました。
美術館をすべてまわるとか、マドリード郊外に位置する観光名所トレドの観光を抜きにすれば、一日でも十分まわりきれると思います。
ただ、マドリードやスペインの歴史をほとんど知らなかったり、美術・絵画についての知識や興味がまったくない状態だと、結構退屈してしまうかもしれません。
逆にいうと、歴史や芸術について触れてさえいれば存分に楽しむことができますし、何よりレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードという世界的なビッグクラブが同居しているサッカー観戦を堪能することもできます!
個人的には、「一日二日で観光」というよりは「ちょっと長めに滞在してゆっくりする」という過ごし方がぴったりな町だと感じましたね!
また、今回は兄弟揃ってスマホをスられたことで予定がだいぶ狂ったので、リベンジも兼ねて再度訪問し、次こそはトレドを含めてマドリードの町を満喫したいものです…!
皆さんも治安には十分に気をつけながら、それぞれに合ったマドリードの楽しみ方を見つけてみてくださいね!
[おまけ] 空港と空の様子(免税についても書いてるよ!)
ひとまずフランス・スペインを巡る旅が終了したので、マドリードのバラハス空港と飛行機での様子もちょこっと載せておきますね!
と言っても、バラハス空港での様子はこの免税の様子のみです。笑
免税についてここでは詳しく書きませんが、ざっくりとはご紹介しておきますね。
まず、免税を受けるには免税対象のお店でお買い物をしていることが前提となります。
そのお買い物の際、レジか専用の窓口で免税を受け取るための手続きをしてもらいます。
(英語で”Tax Free please“と言えば通じるはず。ちなみにフランス語なら”Détaxe”(デタックス)と言います。)
手続きの際にパスポートが必要になる他、その場で受け取った申告書やレシートなどは必ず取っておきましょう。その場ではいらないと言われても、あとで何が必要になるかわからないので、ね。笑
ユーロ圏内であれば、買い物をした国にかかわらず最後に出国する空港でまとめて免税分の返金申請手続きを済ませることができます。
マドリードのバラハス空港の場合は、ターミナル1とターミナル4に申請手続きを行う場所があります。
上の写真はターミナル1の様子です。
基本的にはこの機械で手続きが済みますが、はっきり言ってやっている自分でも何をしているのかよくわからなかったので(笑)、とりあえず機械の向かいにある窓口に行くか、機械のそばにいる係りの方に聞きましょう。そのほうが絶対に早いです。笑
結局僕たちは、バラハス空港では申請手続きのみをし、乗り換えのチューリッヒ空港で返金を受けました。
ぶっちゃけこれも、なぜこうなったのかはよくわからなかった…笑
(免税分のお金を受け取る手続きができる会社がマドリードにはなかったからかな、とは考えています。)
免税手続きで一つ言えるのは、時間には十分な余裕を持って行くべきだということです。
初めての場合なら、免税の手続きだけで1時間かかると思ってもいいくらいです。
それくらい、少なくともマドリードの免税手続きは謎でした。笑
ともあれ、返ってくるならもらったほうがいいのは間違いないです。
多くの方がブログ等で説明してくださっているので、あらかじめブックマークに登録しておいたりメモに書いておいたりすることもオススメしますよ!
ということで、煩雑な免税についてはここまで。
最後に飛行機での様子をお届けして、この投稿の締めとさせていただきます!
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