フットボールとビートルズだけじゃない!港町リヴァプールの観光案内|オススメの見どころ・歴史・行き方

みなさんこんにちは!旅狼かいとです!

イングランド北西部の港町リヴァプール。

今尚人気を集める世界的ロックバンド「ザ・ビートルズ(The Beatles)」が生まれた町であり、2018-19シーズンはヨーロッパ王者に、2019−2020シーズンは悲願のイングランド王者に輝いた、目下ヨーロッパ最強との呼び声も多いサッカーチーム「リヴァプールのホームタウンでもあります。

個人的には、イギリス留学の休日を利用して訪れた年の中では一番”日本に近い”雰囲気を感じた町でした

ビートルズやサッカーの印象が強いと思いますが、リヴァプールの「町」としての印象を持つ方は意外と少ないと思います。

ということで、今回はそんなリヴァプールの町をご紹介していきます!

サッカー観戦、ビートルズの聖地巡礼以外にも、リヴァープールは見どころ満載でしたよ!!

 

目次

リヴァプール(Liverpool)の町について

マージー川のほとりに位置する現在のリヴァプール(Liverpool)が最初に歴史に登場するのは1195年。”Liuerpol”、あるいは”dirty pool”として記されたのが始まりとされています。

1207年には当時のイングランド王ジョンが都市建設を勅許し、まだ「村」の規模だったリヴァプールは自由都市の特権を得ました。

これを契機に村が発展、、とはいかず、17世紀ごろまでは人口1000人にも満たないような小さな港町でした。

リヴァプールの歴史はここまで紹介してきたイギリスの都市とは異なり、それほど深くはないのが特徴ですね!

そんなリヴァプールに転機が訪れたのは17世紀末。

イギリス国内では、アメリカや西インド諸島との貿易が増大したことで各所の、特に大西洋側の港が活性化。

それに伴ってリヴァプールの町も繁栄していきます。

1715年にはイギリス初の係船ドックが建設されるなど、製造業や造船業が中心に発展。

18世紀には植民地貿易が盛んになり、「大西洋三角貿易」と呼ばれるヨーロッパ-新大陸-アフリカ間の貿易をイギリス(大英帝国)がほぼ独占

その中で、北アメリカや西アフリカとの貿易拠点として、リヴァプールは中心的な役割を果たします。

この三角貿易をはじめとする貿易などによって富を蓄えたイギリスは、19世紀に入り産業革命を押し進めていき、それに伴い湾口都市としてリヴァプールも発展。
19世紀末には、ロンドンに次ぐ「帝国第二の都市」、そしてイギリス第一の港と呼ばれるまでに至ります。

最盛期には80万人近い人口を抱え、イギリス有数の工業・交易都市として栄華を誇ったリヴァプールでしたが、第二次世界大戦時にドイツ軍の激しい爆撃を受け、戦後は貿易やあらゆる産業が急速に衰退してしまいます。

1950年代に入るとイギリス全体が長期の不況に陥り、それに並行するようにリヴァプールも急速に斜陽化。かつての地位を失っていくことになります。

しかしその後、大規模なスラム浄化や再建計画を打ち立て、見事に町を再建しており、
現在では、港湾部の歴史的な施設リヴァプール出身のロックバンド「ザ・ビートルズ(The Beatles)」ゆかりの建物などを活用した観光業に力を入れており、今では町の経済を観光が支えるまでになっています。

リヴァプールの最盛期にあたる、18世紀から19世紀の海港都市としての姿を垣間見ることができる一部の地区は海商都市リヴァプールの名称で2004年にユネスコの世界遺産に登録されていることに加え、2008年の欧州文化首都に、ノルウェーのスタヴァンゲルとともに指定されています。

残念ながら、湾口エリアの都市開発が原因で2020年に世界遺産からは削除されてしまいましたが、それでも人気のヨーロッパの中でも観光都市としての地位を確立しつつあるのが、ここリヴァプールなのですね!

 

リヴァプールの町を歩く

少々堅めの紹介から入ってしまいました。まあたまにはいいよね!

ここからは、実際に訪問した際のリヴァプールの町をご紹介していきます。

が、今回は前日のマンチェスターの「おまけ」程度に訪問したくらいで、ビートルズゆかりの地には僕の興味もあって一切寄っていません。笑

あくまで僕のブログは「僕が見てきた場所についてお届けする」「僕がしてきた体験をお伝えする」という点に重きを置いていますので、どうか悪しからず。。

それを踏まえて、リヴァプールの様子をお届けしていきますね!

 

👇前日のマンチェスターの様子はこちらから!

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到着!駅前からリヴァプール大学へ。

ではでは、到着のところからいきましょう!

マンチェスターからはピカデリー駅、あるいはヴィクトリア駅から1時間ほどで到着します。

ロンドンから直接リヴァプールへ向かう場合は、ロンドンのユーストン駅を利用することになります。所要時間は2時間〜2時間半です。

まずは駅の東側にあるリヴァプール大学、そして南側にあるリヴァプール大聖堂へ向かいます!

中心街のほぼ中心に位置するライム・ストリート駅(Lime Street Station)。基本的にはこの駅からリヴァプールに入ることになります。
駅前に立つ「セント・ジョージズ・ホール(St.Georges Hall)」。こちらについては後で改めてご紹介ます!
時計がおしゃれ。
早速教会です。日本のお寺以上に「あって当然」の存在なのですね〜
町の西側を流れるマージー川から離れるほど、坂が多くなる印象でした。
こういう石畳の道が随所に見られたのも、他の都市にはなかった気がします。
リヴァプールの街の建物は臙脂色の建物が多かった印象です。
フットボールチーム「リヴァプールFC」のチームカラーでもありますね!

観光としてリヴァプールへ行ったなら、町の大きさは基本的には歩いてまわれる規模です。

ですが、リヴァプールFCのホームスタジアム「アンフィールド(Anfield)や、同じくリヴァプールを本拠地とするエヴァートンのホームスタジアム「グディソン・パーク(Goodison Park)、そして、ビートルズゆかりの地をまわる場合は郊外へ出向く必要があります。

その際は、市内バスや電車を利用する必要があります。

ロンドンをはじめとする他の大都市同様、リヴァプールも市内・市近郊をまわる公共機関の使い勝手は良いので、適宜調べてみてください。

 

メトロポリタン大聖堂(Liverpool Metropolitan Cathedral)

リヴァプールの町最初の訪問地はメトロポリタン大聖堂(Metropolitan Cathedral)です!

、、、あたかも予定していたのかのごとくメトロポリタン大聖堂に来たように書いていますが、実を言うとこの日は、旅のお供『地球の歩き方』を忘れるという失態を犯し、まったくのノープランでした!笑

ですので、とりあえず町をまわろうと思ってマージー川とは反対方向に歩いていたらたまたま出くわした、と言うのが正しい状況です。。笑

ちなみにこのメトロポリタン大聖堂は、ガイドブックにはおろか、多くの旅行・旅サイトにも載っていません。

ある意味、なんの情報もなく歩き回ったからこそ出会えた場所、とも言えますね!

歩いていたら見えた巨大な建物!これをめがけて進んでいました!笑
周りはこんな感じ。バースの雰囲気に似ていますが、道路が広いのがバーストの大きな違いですね。
正面のマークといい岩?といい、とても重厚です。
正面に立つと、子供の時に熱中していたポケモンゲームの四天王・チャンピオン戦をふと思い出しました!笑
カトリックの教会で、入場は無料です。
チキったのか、なぜか写真中の写真は撮りませんでした。。
階段を登ると、、意外と高くはない。笑
横から。近代的なのに伝統的な雰囲気も感じる、不思議な教会でした。

 

👇ちょっとだけ触れた「バース」についてはこちらから!

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リヴァプール大学(University of Liverpool)

メトロポリタン大聖堂のすぐ隣にあるのが、リヴァプール大学(University of Liverpool)です。

リヴァプール大学はイギリスの国立大学で、国内有数の名門大学でもあります。

世界で初めて建築学科を創設した大学でもあり、建築学以外では商学、医学、薬学、化学などの分野においても世界最高水準の研究を発表して来た実績を持ちます。

また、イギリスへの留学の際、大学選びの一つの基準となるとされる、英国名門大学研究組織「ラッセル・グループ(Russel Group)」のメンバーであり、世界各国から留学生が集まっているのも特徴です。

話は変わり、、
イギリスにはいくつかの「大学群」と呼ばれるグループがあり(明確な英語はないのであくまで日本語にすると、ですが)、リヴァプール大学は6校からなる「赤レンガ大学(Red brick university)」という大学群の一員でもあります。

名前の通り赤レンガの校舎をもつ大学で構成されており、しかもすべての大学がラッセル・グループにも所属しているという名門揃いのグループでもあります。

加えて、「赤レンガ大学」の発端となったのはこのリヴァプール大学の赤レンガ校舎と言われているそうで、赤レンガはリヴァプール大学のシンボルというわけなのですね~

ちなみにの余談として他の大学群をご紹介しておくと、
中世からルネサンス期にかけて創設され、石造りのゴシック様式の校舎がシンボルで今なお存続する大学を総称した「古代の大学(Ancient University)」や、
20世紀中期頃に創設された、近代的な板ガラスや鉄鋼などを多用したキャンパスが目印の「プレートガラス大学群(Plate glass university)
があります。

勝手は少し違いますが、日本の「旧帝国大学(旧帝大)」のようなイメージでしょうか。

大学の校舎も各時代の流行に合わせてつくられている、イギリスならではのグループ分けですね!

留学を考えている方は、こういったキャンパスの外観や大学の歴史・文化なんかにも注目してみると、特にヨーロッパの大学は面白いですし、愛着も一層湧くことと思いますよ!

臙脂の時計塔が印象的!
すぐ横に、メトロポリタン大聖堂。

 

ここから南下してリヴァプール大聖堂へ向かいます!

改めて、メトロポリタン大聖堂
「名所」というわけではありませんが、ウォーキングついでにリヴァプール大学と合わせてここまで来てみても面白いですよ!
遠くに見えるがリヴァプール大聖堂です!

途中の街並みもパシャり。

リヴァプール大聖堂に近づくにつれて、なんとなくですが”イイカンジ”のお宅が多くなっていった印象でした。

高級住宅街、のようなところなのでしょうか。

それともこれがリヴァプールのスタンダードなのか。。

ポストまでもがおしゃれすぎる。。
、、というか、写真傾けすぎじゃねえか?笑
どうやらこの時代の僕は、写真を傾けて撮るのがおしゃれだと感じていたようです。
若いって、怖いなぁ。。
到着です!

 

リヴァプール大聖堂(Liverpool Cathedral)

リバプールのランドマーク的存在なのが、このリバプール大聖堂(Liverpool Cathedral)です。

1904年に着工してから70年以上の歳月をかけて完成した、世界で5番目に大きく、英国国教会の中では世界最大の大きさを誇る大聖堂になります。

大聖堂内には巨大なパイプオルガンもあり、これまた世界最大

大きさもさることながら色鮮やかなステンドグラスも見どころの一つです。

高さ101mの大聖堂付属の塔に登りこともでき、そこからはリヴァプールの街並みを一望することができますよ!

今回は時間の都合上、外観の見学と付属の庭園(兼霊園)の「セントジェームズ・マウント・アンド・パーク(St.James Mount and Gardens)」をまわるのみでしたが、次にリヴァプールへ行った際は大聖堂の内部、さらには塔に登ってみたいものですね〜

今回はこちらの庭園への道を進みます!
写真では伝わりにくいですが、とにかく圧巻の大きさです。
こういう道、冒険心をくすぐられますね〜
お天気の影響か、ちょっと寂しい感じになってしまっています。。
煙が出てる。。何かつくっているのかな?
文字通り、人っ子一人いない。笑
一人で庭園を堪能してました。
あの壁、ラピュタっぽくないですか??
島にある遺跡にありそう。特に行ったことないけども!
ぐるっとまわってリヴァプール大聖堂を後にします。バイバイ!

 

 

港へ!

いよいよ”The Liverpool“とも言える港へ向かいます!

港へ行くほど近代的な建物が増えて来ました。
橋を渡って出島のようになっている旧ドック地区へ行きます!
この大きさの水鳥が普通に道にいます。ハトじゃないんだからね、君たち。
観覧車がお出迎え!
カンファレンスセンター。
ミニブリッジを渡ります。水がある町はやっぱいいなぁ。。

  

アルバートドック(Albert Dock)

もはや「リヴァプールカラー」とも言える臙脂のレンガ調が印象的なアルバートドック(Albert Dock)にやってきました!

アルバートドックは、マージー川沿いに数多く建てられた船の修復や貨物船の荷下ろしに使われた「ドック」の中でも代表的なものになります。

レンガで建てられているように見えますが、厳密にはレンガと鋳鉄、そして花崗岩を混ぜた石材によってできており、なんと不燃性なのだそう。

加えて、この不燃性の素材によって造られた倉庫はアルバートドックが世界初

船に関わる火事はいまでもありますから、当時はもっと多いはず。

その中で完全耐熱・火気対策がされたドックは貴重でしたでしょうし、何より、イギリス・リヴァプールの技術力の高さを世界へ見せつけることになったことでしょう。

建物に”ALBERT DOCK”の文字があるので、見つけるのはそう難しくはないはず!
帆柱のようなモニュメント。なんか港っぽい!
俗にいう「愛の南京錠(Love padlocks)」ですね!
わかる。いいところだもんね!
マージー川(River Mersey)です!
ちなみに反対岸は「バーケンヘッド(Birkenhead)」という町。
知らずに来たら間違いなく海だと思うはず!
実際、海はもう目と鼻の先ですが。

“海商都市”から”観光都市”となった今日のリヴァプールにおいて、アルバートドックは倉庫跡としてだけでなく様々な施設が入った複合施設としての役割も担っています。

その施設が、テート・リヴァプール(Tate Liverpool)マージーサイド海洋博物館(Merseyside Maritime Museum)、そしてビートルズ・ストーリー(Beatles Story)です。

テート・リヴァプールは、ロンドンのテート・ブリテンやテート・モダンとともに、国立美術館ネットワーク「テート」を構成する近代美術館です。

ロンドン以外ではイングランドで最大の近代・現代美術の展示数を誇ります

規模はそこまで大きくないのですが、だからこその観覧のしやすさも売りとなっていますよ!

イギリスの他の美術館・博物館の例に漏れず、テート・リヴァプールの入場料ももちろん無料です!

マージーサイド海洋博物館では、世界有数の港町として栄えたリヴァプール港の歴史を中心に据えながらも、イギリス全体の海運業の歴史税関・密輸入品について、さらには奴隷貿易アフリカからの移民についても記述や展示があります。

タイタニック号やルシタニア号と言った世界的にも有名な海難事故についての展示もあったりと、ほかでは見られない展示物が多いことで人気を博しています。

特に、アフリカの文化や海洋貿易の負の歴史に触れることができるというのが、個人的には気になります!

う~ん、なぜ行かなかったのだろう、、!!

ビートルズ・ストーリー(Beatles Story)はその名の通り、ビートルズについて語られた博物館です。

ビートルズの生い立ちから貴重な品まで幅広く展示されており、ビートルズファンは必見の場所となっています。

日本語の音声ガイドもあるので、ビートルズに興味がない方でも楽しめる博物館となっています!

是非ともビートルズ好きの人を連れて行きたいですね!

この3つの美術館・博物館以外にも、もちろんレストランやカフェ、おみやげ屋さんも数多く入っていますし、夜のライトアップと海沿い(ここは川沿いですが。笑)の赤レンガという雰囲気はデートにもぴったり!

まさに世界遺産「海商都市リヴァプール」の中心的な存在と言えるでしょう!!

どうしても時間がないけどリヴァプールを味わいたいという方は、とりあえずここアルバートドックに行きましょう!

ドック内に入ります!
ドックはこんな感じで、プールを建物が囲む形となっています。
「”FOR SALE”って、、これ売ってるの?!」と思って撮ったやつ。
ぐるっと一周。
アルバートドックではお土産屋さんにのみ寄りました。バイバイ!

港をもう少し散策します!

こうしてマージー川を眺めていると、「マージーサイド州」とはよく言っただと本当に感じます。
締めは牛!

 

 

街へ戻ります!

海商都市リヴァプールを感じられる港を後にし、再び町の中心へ戻って行きます。

たまたま撮っていた「タウンホール(Town Hall)」。
1754年に市庁舎として建設されて以降使われてきており、リヴァプールの中で最も歴史ある建物の一つ。夜のライトアップは地元民のデートスポットとしても人気があるとか!

 

 

ライム・ストリート駅(Lime Street Station)周辺

到着時に利用したライム・ストリート駅(Lime Street)のところにまで戻ってきました。

最初にスルーしたセント・ジョージズ・ホール(St George’s Hall Liverpool)などをご紹介していきます。

道路の間から。
左から、近代的、中世風、臙脂色の建物が並ぶ、リヴァプール建築のハイライトのような並びです!

 

ワールド・ミュージアム(World Museum)

最初に紹介するのはワールド・ミュージアム(World Museum)です!

ワールド・ミュージアム」は、名前の通り世界中から収集した考古学や民俗学、自然科学に物理学などなど、多岐にわたるジャンルのコレクションが展示されている人気の大型博物館です。

人気の秘訣は、ただ見るのではなく実際に参加できる体験型のプログラムが多いということ!

イギリスのみならずエジプトやローマ、ギリシアなどの地域についても触れることができますし、自然科学のジャンルでは恐竜の化石を見ることもできます。

加えて、水族館プラネタリムも併設されており、ボリューム満点の博物館となっています。

写真や口コミでの判断ですが、なんとなく「社会科見学で来るような博物館」という印象を受けました。

青少年科学館、みたいな。笑

土日は混雑するそうですが、リヴァプール市民、特に家族連れの様子を見るという意味合いも込めて行ってみると面白いかもしれませんよね!

遠くから眺めても大きな外観です。
神殿のような入り口と階段。こういう階段、好き。

 

中央図書館(Central Library)

ワールド・ミュージアムに併設する形で建てられているのが中央図書館(Central Library)になります。

リヴァプール市内で最大規模を誇る図書館です!

マンチェスターの中央図書館同様に、中世・ルネサンス風な外観からは想像できないほど内部はモダンで芸術的なつくりをしており、見る人を圧倒させます。

こちらも写真で見ただけなのですが、中央部分の階段の配置といい、陽の光が綺麗に入り込むような構造といい、本当に図書館なのかというほど素晴らしい内部になっていました!

こんなところで本を読んだり勉強できるなんて、、羨ましいなぁ。。

この丸い建物が本館だと思ったのですが、どうやら「別館」ないしは別のホールだったみたい。。笑
中央図書館はこの丸い建物とワールド・ミュージアムの間にあります!

 

ウォーカー・アート・ギャラリー(The Walker Art Gallery)

ウォーカー・アート・ギャラリー(The Walker Art Gallery)は、「北のナショナル・ギャラリー」とも呼ばれる美術館で、14~20世紀にかけてのヨーロッパの絵画が集められています。

レンブラントルーベンスドガといった巨匠たちの作品や、前ラファエル派の画家たちの作品が見どころ。

テート・リヴァプール同様、ギュッと凝縮されて展示されており、入場料も無料のため気軽に立ち寄れる美術館としても人気が高いです!

Wellington Memorial Statue

 

セント・ジョージズ・ホール(St. George’s Hall)

セント・ジョージズ・ホール(St. George’s Hall)は1841年~1854年に、裁判所、そしてコンサートホールとして建設されました。

現在でも様々なコンサートやパフォーマンスが行われ、リヴァプールの芸術の中心地となっています。

見どころとしては、イギリス一と謳われるネオクラシック様式(新古典主義)の建築です。

こちらも宮殿のようなつくり。かっこいいなぁ。

外観もさることながら、建物内に入るとイギリス国内で最も幅の広いバレルアーチ型の天井が出迎えてくれ、それを彩るようにドラゴン退治のシーンを描いたステンドグラスが飾れれています。

部屋に佇むパイプオルガンは約7000本ものパイプを備えており、国内最大のリヴァプール大聖堂のパイプオルガンに迫るほどの大きさを誇ります。

また、約3万枚のプランド・ミントン製のモザイクが張り巡らされた床はリヴァプールの中でも随一の観光名所です。

というのも、1年の大半は保護のために木のカバーで覆われているのですが、毎年夏の一部期間にのみ公開されるという「幻の床」とも言うべき場所なのです!

裁判所は「クラウンコート」と呼ばれる木造りの部屋。

木造ならではの重厚な雰囲気が漂っていおり、法廷以外にも被告人の裁判前控え室や監獄も見学できます。

まさに、19世紀のリヴァプールの繁栄の象徴というわけですね!

繁栄の「結果」が今なおこうして残っており、実際に目で見て、肌で感じ、身をもって体感できるというのは、何度味わってもワクワクすることですよね~!

なかなか情報がなかったのですが、こちらのサイトによると入場は無料だそう!
イギリスの芸術・美術の対する公開度は本当に凄まじいですね。。ありがたいことこの上ないです!

ライオンも居座っています!
セント・ジョージズ・ホールの正面の建物。こちらもなかなかの佇まい。
この建物の裏にライム・ストリート駅があります。

 

セント・ジョンズ・ガーデンズ(Saint John’s Gardens)

「セント・ジョンズ・ガーデンズ(Saint John’s Gardens)」は、北側をワールド・ミュージアムに、東側をセント・ジョージズ・ホールに囲まれる形で位置する1904年から開放された庭園です。

名前の由来は、庭園として整備される前はここに聖ヨハネ教会があったことから。

“John(ジョン)”は”Johannes(ヨハネ)”の英語読みなのですね!

庭園内には、リヴァプール出身で4度首相となったグラッドストンをはじめとする、近代のリヴァプール出身者の偉人の像がいくつも立っています。

リヴァプールの街を見渡しても、一番広い庭園・公園だと思います。
静かで穏やかな雰囲気の庭園で、すぐに気に入りました!
カモメさんもお気に入りだそうです。
カモメがイイカンジに佇んでいる。。
後ろの建物がセント・ジョージズ・ホールです。
3月の中頃でしたが、色とりどりの花も植えられていました!
お偉いさんの頭が特等席。
こちらは何かの記念碑みたい。
戦争関係、戦い関係だよね、多分。
バイバイ!

 

 

最後の街散策

この後チェスターの町に移動するために、ジェームズ・ストリート駅(James Street Station)へ向かいました。

その時の様子を最後にお届けします。

リヴァプールの街を歩いていると、いたるところから海の灯台のようなタワーが見えるはず。

これこそが、121メートルの高さを誇るセント・ジョーンズ・ビーコン(St Johns Beacon)です!

セント・ジョーンズ・ビーコンはリヴァプールで二番目に高い建物で、別名「ラジオ・シティタワー」。町のシンボル的な存在でもあります。

FMラジオの発信局でありながら展望台も備えており、町の中心からリヴァプールの街並みを見下ろすことができます!

天気の良い日には、お隣のウェールズまで見ることもあるみたいですよ!

セント・ジョーンズ・ビーコンの”麓”にはショッピング街も広がっています!
こんな感じで、隙間があれば結構どこからでも見えます。
いい色ですね〜!
一階の入り口には漢字が!確かにちょっと中華っぽい。
セント・ジョーンズ・ビーコン
最後の最後で雲の切れ間から青空が、、!
最後に晴れたリヴァプールを見れてよかった!
ジェームズ・ストリート駅。プラットホームがちょっと独特な雰囲気。。
いくつかあるリヴァプールの駅の中では小さいものなので、使う人はそう多くないと思います。

 

 

ビートルズ(The Beatles)関連の観光地

最初の宣言通り、ここまでビートルズ関連にはほぼ触れませんでした。笑

が、さすがにねぇ、、
ということで、申し訳程度にビートルズ関連の名所を名前だけでもご紹介します。。

まずはマシュー・ストリート(Mathew Street)キャヴァーン・クラブ(The Cavern Club)ですね!

マシュー・ストリートはパブやクラブが連なる小さな路地ですが、ビートルズや心理学者のユングが足繁く通ったということで、観光名所となっています。

まさに”聖地巡礼”というわけですね!

そんなマシュー・ストリートにあるのがキャヴァーン・クラブです。

1957年にジャズ・クラブとしてオープン。以降、リヴァプールのロックンロールの中心地として君臨し続けるナイトクラブです。

ビートルズがデビュー初期の頃よく演奏をしていたことで大変に人気となり、今日でも多くのバンドが演奏を披露しています。

お次はストロベリー・フィールズ(Strawberry Fields)

ビートルズ14枚目のシングル「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー(Strawberry Fields Forever)」の舞台となった戦争孤児院。

赤い鉄門がとにかく印象的な”聖地”ですが、今後の一般公開のために2018年より工事中。
(2019年夏に公開予定とのこと。)

その期間中、赤い鉄門はアルバートドック内の「ビートルズ・ストーリー」にて展示中だそうです。

ストロベリー・フィールズはリヴァプールの郊外にあることから、アクセスの悪さが度々口コミやブログに書かれていましたが、門だけが展示されているっていうのも、それはそれでどうかと思ってしまいますね。。笑

 

 

リヴァプールのまとめ

リヴァプールの町のシンボル「ライバー・バード(Liver bird)」。
地元市民の間では「ライバー・バードが飛び立つとリヴァプールは滅びる」という伝説が語られているそうですよ!

リヴァプールの町、いかがだったでしょうか??

こうして調べてみると、博物館や美術館が多い印象ですね!

歴史は浅いですが、その分近代についてや港について、あるいは大英帝国時代の貿易についてなどを知ることができるのは、リヴァプールならではだと感じました。

イギリスの他の町と同様に、街並みを眺めながら歩くだけでも十分楽しめます!

もちろん、アンフィールド、ないしはグディソンパークリヴァプールエヴァートンのフットボール観戦も見逃せないですし、ビートルズの聖地巡礼も忘れてはいけません!

イングランド北部の港町リヴァプール。

ここでしか見ることができないあなただけの素敵な場所を、ぜひ見つけてみてくださいね!

 

 

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