みなさんこんにちは!観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです!
今回ご紹介していくのは、京都における春の桜スポット「蹴上インクライン」です!SNSで”バズった”ことで一躍京都有数の観光地として特に若者から人気を集めることとなった桜の名所です。
まさに知る人ぞ知る観光地である蹴上インクラインについて、歴史やアクセスといった基本情報から、オススメの観光ルートやインスタ映えな撮影方法までお届けします。また、蹴上インクラインに行くなら特にオススメの着物レンタルショップや一緒に巡りたい観光地もご紹介しますので、蹴上インクラインへ行く際にはぜひ参考にしてください。
蹴上インクラインってどんな場所?
「蹴上インクライン」は、京都市左京区の南禅寺近くにある傾斜鉄道の跡地です。まずは蹴上インクラインそのものの概要や歴史をお話しします。
そもそもインクラインとは?
名前にある「インクライン」は日本語でいうと「傾斜鉄道」と言います。船が運行できない落差が大きな水路において、台車に船を載せてケーブルで上下させる方式のことです。
日本では、大正時代までは船による輸送が盛んに行われていました。ですので一時的に陸上で船を運搬するためインクラインも、多くのところで使われていました。しかし昭和時代に入ると、技術革新の影響もあり鉄道など他の交通機関が主流になっていきます。
結果、舟運の利用は激減していき、それに伴ってインクラインの稼働も各地で呈していったのでした。
蹴上インクラインの歴史
明治時代、京都の街へ水を引くために、琵琶湖から京都市内までをつなぐ巨大な水路「琵琶湖疎水」が建設されました。
水が通ればその上に船を走らせれば物流網にもなります。「蹴上インクライン」は明治24年(1891年)から昭和23年(1948年)の約50年間、大津から京都への水路における、舟運ルートの一区間として利用されていました。
しかし上述の通り、昭和期に入ると舟運そのものの数が激減。利用回数が減った蹴上インクラインは、戦後まもなく運行が停止されました。
運行停止後は機材設備は次々と撤去され、一度は傾斜鉄道用のレールも取り外されていました。ですが、蹴上インクラインは産業遺産として保存されることとなり、現在はかつての路線跡にレールや台車が復元されています。
そんな近代日本の歴史を物語る遺産だった蹴上インクラインですが、スマホが普及した時期に転機が訪れることになります。
砂利道の上に敷かれたレールと桜並木の絶妙なコントラストが、SNSで一躍有名になったのです!今では着物姿の若者を中心に、京都有数のフォトスポットとして人気を集めているのです!
一番人気は春の桜の景色ですが、初夏から真夏にかけては生い茂る緑が、秋は哀愁の木々が、冬は枯れ木や雪が、風情あるワンシーンを見事につくりだしており、四季折々のフォトジェニックな雰囲気を楽しむことができる京都の観光名所となっています。
蹴上インクライン 桜の開花と見頃はいつ?
気になる蹴上インクラインの桜の開花と見頃はこちら!
例年の見頃
3月下旬~4月上旬
2022年の開花と満開の予想
こちらのウェザーマップの桜の開花予想によると、2022年の京都の開花予想は3月24日、満開予想は3月31日となっています。
ライトアップ
実施の予定はなし
蹴上インクラインへの行き方・アクセス
蹴上インクラインは道沿いにある観光名所なので、行き方に迷う方も多いです。地図も見ながら向かいましょう!
電車の場合の寄り駅
地下鉄東西線 蹴上駅
1番出口より徒歩約5分
バスの場合
市バス5番を利用する
「南禅寺・永観堂道」で下車後、徒歩約7分
京阪バス 17・19・70系統を利用する
「蹴上」で下車後、徒歩約4分。
蹴上を通る京阪バスは四条河原町や四条京阪、三条京阪から出ています。市バスなら通る京都駅や五条エリアからは出ていないので注意してください。
車の場合の駐車場
南禅寺第一駐車場
2時間1000円、以降1時間毎に500円
ウェスティン都ホテル京都の駐車場
30分220円、一日最大2000円
蹴上インクラインでインスタ映えな撮影を楽しもう!
春の蹴上インクラインへ行ったらやはり桜と線路の風景を撮りたいもの。
ということでお次は、蹴上インクラインにおけるオススメの撮影場所と撮影方法をご紹介していきます。スマホですぐにインスタにアップすることだってできちゃいますよ!
一番のオススメは東山側
蹴上インクラインへ入ると、坂を登っていく東山側と坂を下っていく岡崎疏水側へ分かれます。
一番のオススメは、坂を上がっていく東山側ですね!まるで桜が覆いかぶさるように咲き誇っており、線路との風景も抜群に見応えがありますよ!
東山側では、桜と線路が織りなす風景を存分に楽しむのがオススメです!
蹴上インクラインの撮影を楽しむなら、朝一番がオススメ!
蹴上インクラインは非常に人気がある桜の名所です。ですので観光客もたくさんいる場所です。
人がたくさんいては気ままに写真撮影なんてできません。。ですが、せっかくの観光ですし、着物を着ているのであればなおさら、桜との綺麗な写真を撮りたいものですよね。
そんなあなたにオススメなのが、早朝観光です!
もちろん、早朝といっても朝の7時とかに行く必要はありません。8時台に撮影が終わるようにいけば、ほとんど人がいない中で十分撮影を楽しむことができます。
蹴上インクラインは人気の割に狭く、他に見どころもない場所なので、どうしても人で溢れてしまいがち。たとえ朝早くに観光できない(したくない)という人であっても、蹴上インクラインで写真撮影を楽しみたいのであれば、なるべく早い時間で観光するのをオススメしますよ!
坂の下側ではポートレートを楽しみたい
坂の下側は、いくらか桜の木々が少なくなります。その分、混雑する時間でも人の数が少なくなるので、着物を着ての撮影など、ポートレートを楽しむのがオススメです!
坂の上よりも奥ゆきがあるので、背景をぼかすことでより良い写真を撮ることができますよ。「人を入れたい!」という方はこちらで撮影を楽しむと、インスタ映え間違いなしです!
橋の上からも良い風景が撮れる
坂の下側での写真に入っていた橋。あの橋の上からの撮影も実はオススメです。
人と桜を一緒に撮るのも良いですし、蹴上インクラインの風景を撮影するにもオススメの場所ですよ!
インスタ映えな写真を撮るための撮影方法は、実際にSNSで調べたり現地で撮影している人を見たりして、真似をするのがぶっちゃけ一番良い方法です。笑
ぜひあなたも、蹴上インクラインでの撮影を楽しんでくださいね!
蹴上インクラインの観光地情報
開場時間と料金
自由散策、無料
所要時間
蹴上インクラインに旅行するなら、どれくらいの時間を目処に見ておけばよいのでしょうか?
もちろん、どれくらい撮影に時間をかけるかにもよりますが、基本的には30分〜1時間あれば足りるはずですよ
撮影・観光にオススメの時間帯
上でもお話ししましたが、蹴上インクラインで写真撮影を楽しみたいのなら、間違いなく朝一番に行くのをオススメします。多くのお寺や神社が9時から拝観が可能なので、その前の8時台に見終えるのが理想ですね。
桜が見頃を迎える3月末〜4月頭になると、日中の時間は人で埋め尽くされるほどになります。その中でゆっくり写真を撮る、というのはなかなか難しいですし、そもそも他の人が写り込んでしまい、桜どころではなくなってしまいます。
ですので、もし着物を着て写真を撮りたいという場合は、朝一番の9時にレンタルするか、早朝料金を払って早めに借りましょう。オススメの着物レンタルショップは次で紹介していますので参考にしてみてください!
蹴上インクラインへ行くならココ!おすすめの着物レンタルショップ3選
上述の通り、蹴上インクラインでインスタ映えな写真を撮りたいと思ったら、朝早くに着物をレンタルするのがオススメ。
ということでお次は、料金や立地、開店時間に注目した際に、朝早くに着物を借りるのにオススメのお店を3店鋪ご紹介します!
着物レンタル 咲く都
「咲く都(SAKUTO)」は、京都駅前と祇園四条駅前のどちらにも店舗を構えているお店です。しかも、京都駅・祇園四条駅からどちらも徒歩1分というアクセスの良さ!そのため、宿泊場所に合わせてレンタルするお店を選びやすいのが特徴です!
最安のプランは2750円(税込)、春の時期であれば夜は21時まで返却時間が延長になっているのも嬉しいポイント。
早朝にご利用したい場合は、直接店舗に連絡して予約する必要があります。
咲く都の店舗情報
京都駅前店
【電話番号】
075-352-3667
【営業時間】
9:00〜19:30
(2022/3/18(金)~4/3(日)は、21:00まで返却時間を延長)
【住所】
下京区東洞院通七条下がる東塩小路町544番1 野口ビル2F3F
【アクセス】
(※JRの京都駅からは徒歩3分です)
祇園店
【電話番号】
075-741-6863
【営業時間】
9:00〜19:30
(2022/3/18(金)~4/3(日)は、21:00まで返却時間を延長)
【住所】
東山区大和大路通り四条上ル富永町147 祇園タマビル2F,3F,4F
【アクセス】
花かんざし
「花かんざし」は、五条駅一番出口から徒歩3分のところにある着物レンタルショップです。
祇園の中心街からは外れますが、すぐ隣に「五条高倉」というバス停があります。そこから市バス5番系統のバスに乗れば蹴上インクラインに一本で行くことができるので、アクセスには非常に便利なお店です!
レンタル着物の返却も21時まで可能なので、朝から夜まで長くお着物で観光したい方にはピッタリではないでしょうか!
早朝利用は+500円(税別)〜とのこと。予約の際は直接店舗に連絡する必要があります。
花かんざしの店舗情報
【電話番号】
075-341-7711
【営業時間】
9:00~21:00
(レンタルの返却は閉店30分前まで)
【住所】
下京区 ル万寿寺町150 サムティ有隣カマラード 2F
【アクセス】
京都彩スター
祇園四条駅から徒歩2分のところに立つ「京都彩スター」。最大の魅力はその安さにあります。
一番安いプランの料金は、なんと税抜1980円!もちろん着付けは無料で荷物預かりのサービスも無料。ヘアセットも他の多くのお店と同じ料金で髪飾りがついてくるので、初めてのレンタルでとりあえず様子をみたい方などにはピッタリです!
早朝利用の場合は8時台限定で+1000円(税別)となります。ネット予約でも対応してくれるのも便利なポイントです。
京都彩スターの店舗情報
【電話番号】
075-525-7008
【営業時間】
9:00~17:30
【住所】
東山区清本町351 ビルミヤザキ 5F
【アクセス】
蹴上インクライン周辺の観光名所
最後に、蹴上インクラインと一緒に旅行したい周辺の観光名所をご紹介します。観光コースのモデルとして参考にしてみてください。
ねじりまんぽ
最寄り駅の蹴上駅から蹴上インクラインに向かう途中にあるのが、「ねじりまんぽ」というレンガ造りのトンネルです。
上を走る蹴上インクラインの重さに耐えられるように、トンネル内壁の煉瓦をねじるように斜めに巻き、トンネル自体もインクラインと直角にならないように斜めに掘ったという変わった形のトンネルです。
南禅寺
蹴上インクラインとセットにして観光しておきたいのが「南禅寺」ですね!桜の名所というわけではありませんが、石川五右衛門の「絶景かな!絶景かな!」というセリフで有名な三門や、広々とした境内はいつ見ても素晴らしい日本文化の象徴です。
そして南禅寺で忘れてはいけないのが、境内奥にある「琵琶湖疏水水路閣」です!どこか場違いな雰囲気のレンガ造りの大きな水道橋ですが、むしろそれが着物姿ともよく合うフォトスポットになっています!ぜひ蹴上インクラインと共にインスタ映えな写真を撮ってくださいね!
南禅寺の観光基本情報
【春時期の拝観時間】
8:40~17:00
【拝観料】
方丈庭園:600円
三門:600円
※それぞれ、高校生は500円、小中学生は400円となる
※水道橋を含めた境内は自由散策のため無料
【アクセス】
平安神宮と神苑
春の京都観光で外せない場所と言われるのが、この「平安神宮」です!平安京において天皇が住んでいた大内裏「朝堂院」を模した社殿が見どころの平安神宮ですが、桜の季節に見ておきたいのは「神苑」です。
4つの趣の異なる庭園からなる神苑。特に「平安の苑」と呼ばれる「南神苑」には、「八重紅枝垂桜」と呼ばれる特別な枝垂れ桜や、源氏物語や枕草子に登場する200種以上の花々が植えられています。
他にも、ここでしか見ることができない植物や木々、中国風の庭園が広がっていますので、春ならではの自然溢れる観光がしたい方はぜひ平安神宮に足を運んでみてください!
平安神宮の観光基本情報
【桜の見頃】
例年3月末~4月上旬(八重紅枝垂桜は周辺の桜よりも遅れて開花するのが特徴です)
【拝観時間】
境内:6:00~16:30
神苑:8:30~16:00
【神苑の拝観料】
大人:600円
子ども:300円
※境内・社殿は自由散策のため無料
【アクセス】
岡崎疏水
春の京都観光なら、「岡崎疏水」もまた桜が咲き誇る隠れ名所になります。蹴上インクラインからは、平安神宮の方へと琵琶湖疏水に沿って歩いていくと向かうことができますよ!
岡崎疏水は、琵琶湖疏水の一部区域を特別に指す名称で、河岸から眺める桜並木はもちろんのこと、水路を通る十石舟も一緒に撮影すると、より風情あふれる一枚になること間違いなし。
もちろん、十石舟には乗ることもできますから、水の上からの桜の景色を楽しむことだってできちゃいますよ!
岡崎さくら回廊 十石舟めぐりの観光基本情報
【運行期間】
2022年は、3月19日(土)〜4月10日(日)
【運行時間】
9:30〜16:30で、15分毎に出発
【所要時間】
約25分(往復約3km)
【料金】
大人(中学生以上) :1500円
小人(小学生):800円
幼児(3歳以上):500円
3歳未満:無料(座席はなし)
※Webの事前購入はこちらの公式サイトから可能。ただし、一人につき別途Web予約手数料として+110円で、予約後の変更・キャンセルは不可
【乗り場へのアクセス】
円山公園
春の京都観光の桜の名所としてよく挙げられるのが「円山公園」です。取り上げられる回数は多いものの、意外と知られていない穴場スポットでもあります。見頃の時期になると、桜色一色に染まるほどの美しい景観となります。
中でも注目の見どころは、円山公園のちょうど中心地に立つ巨大な「一重白彼岸枝垂桜」。「祇園しだれ」や「祇園の夜桜」の愛称でも知られ、その名の通り夜間ライトアップも行われています。昼の時間に行くのも良いですが、祇園エリアで着物をレンタルした方は、観光の締めにライトアップされた円山公園に寄るのもオススメですよ!
※2021年のライトアップはコロナウイルス感染拡大の影響から中止されています。2022年については未だ発表がないため、最新情報をご確認の上ご旅行ください。
円山公園の桜のライトアップについての詳細は、
コチラの京都観光Navi公式サイトも参考にしてください。
円山公園の観光基本情報
【桜の見頃】
例年4月上旬
【開場時間と料金】
自由散策のため無料
【ライトアップ】
例年、3月下旬から2週間ほど。時間は日没から24時ごろまで。
【アクセス】
蹴上インクライン まとめ
ということで、今回は京都の桜の名所「蹴上インクライン」をご紹介してきました!
近年、春の桜の名所として一気に人気を集めている蹴上インクライン。着物で写真撮影をすれば、一生に残る想い出の一枚になること間違いなしです。
カップル・ご夫婦のデートはもちろん、家族旅行や友達との旅行、そして女子旅でも楽しむことができる、春の京都でも随一のオススメ旅行先です。ぜひ足を運んでみてくださいね!
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