みなさんこんにちは! 観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです!
今回は、埼玉県の西部地域に広がる「秩父地方」の冬の観光地をご紹介します!
関東では貴重な山の見どころが豊富な秩父。豊かで美しい大自然が溢れる場所でありながら、都心からも1時間半ほどで行けるということで、ご夫婦やカップルの日帰り旅行やドライブ、友人同士での小旅行やちょっとした女子旅などにもピッタリです!
そんな秩父には、「秩父三大氷柱」をはじめとする冬の季節の見どころが盛りだくさん! 秩父の観光名所を知りたいという方、次のデートの行き先を探しているという方はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!
尾ノ内百景氷柱
まずは「秩父三大氷柱(秩父路三大氷柱)」と総称される3つの冬の名所をご紹介します!
そもそも「氷柱」とは、毎年1月上旬から2月中旬の最も寒さが厳しくなる時期に秩父に現れる自然現象です。寒いのは辛いですが、、そんな時期だからこそ、そんな時期にしか見ることのできない秩父の冬の風物詩となっているのです!
そして、中でも有名な3つの氷柱の名所が「秩父三大氷柱」と呼ばれており、うち一つ目に紹介するのが「尾ノ内百景氷柱」となります!
尾ノ内氷柱は、地元「小鹿野町」の方々の手によって尾ノ内渓谷に造られる人工の氷柱です。秩父における人工氷柱の中でも最初につくられた場所とのことですから、“秩父三大氷柱の始まりの場所”と言えるかもしれませんね!
周囲約250m、高さ60mにも及ぶ大規模な氷柱は、吊り橋の上から見ることもできれば吊り橋と氷柱のツーショット写真を記念に残すこともできちゃいます。
こうした橋を利用した絶景はここ尾ノ内百景氷柱だけの魅力。もちろん、色鮮やかに彩られる夜のライトアップも必見です!
ちなみに、「百景」の読み方である「ひゃっけい」は秩父の方言で「冷たい」を表す言葉でもありますよ!
尾ノ内百景氷柱の観光地情報
尾ノ内百景氷柱の開催期間や時間、ライトアップやアクセスについては以下のようになっています。
2023年の開催期間
1月8日(日)〜2月26日(日)
開場時間
8:00〜16:00 (ライトアップ開催期間は20:00まで)
料金
400円(中学生以上)
ライトアップについて
【2023年の開催期間】
1月21日(土)〜2月19日(日)の土日
【開催時間】
日没〜20:00
アクセス
〒368-0113
埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢996-1
TEL:0494-75-1381
【電車・バスの場合】
①「西武秩父駅」または秩父鉄道「秩父駅」へ
②西武観光バス「栗尾」または「小鹿野車庫」行きで「小鹿野役場」で下車
③西武観光バス「坂本」行きに乗換えて「尾ノ内渓谷入口」で下車
④徒歩で約20分
【車の場合】
・関越自動車道「花園IC」から国道140号を経由して国道299号を群馬県方面へ
・カーナビは「埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢996-1」で登録するとよい
三十槌の氷柱
秩父三大氷柱の中で唯一天然の氷柱なのが、「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」です! 岩肌にしみでる荒川の湧水が氷ることによって、荘厳な氷柱が形作られます。
天然の氷柱ですので、毎年その姿が変わるのも人気の秘訣! 絶壁に連なる氷柱は、まさに大自然が描く芸術と言えるでしょう!
冬の日差しに当たった氷柱は秩父の自然の美しさを、夜のライトアップに浮かぶ氷柱は幻想的な雰囲気を醸し出し、どちらを見ても素晴らしい想い出になることは間違いなしですね!
三十槌の氷柱の観光地情報
三十槌の氷柱の開催期間や時間、ライトアップやアクセスについては以下のようになっています。
2023年の開催期間
1月7日(土)〜2月23日(木•祝)
開場時間
8:30~17:00
料金
・大人:200円(中学生以上)
・子供:100円(小学生以上)
ライトアップについて
【2023年の開催期間】
1月14日(土)〜2月23日(木・祝)
【開催時間】
・平日:17:00~19:00
・土日祝日:17:00~20:00
アクセス
〒369-1901
埼玉県秩父市大滝4066-2
TEL:0494-55-0707
【電車・バスの場合】
・「西武秩父駅」から西武観光バス急行三峯神社線で「三十槌バス停」で下車後、徒歩5分
・秩父鉄道「三峰口駅」から秩父市営バス川又線または西武観光バス三峯神社線で「三十槌バス停」で下車後、徒歩5分
【車の場合】
関越自動車道「花園IC」から国道140号で道の駅大滝温泉をこえて、ウッドルーフキャンプ場・つちうらキャンプ場方面へ
駐車場
【ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場 駐車場】
【つちうらキャンプ場 駐車場】
あしがくぼの氷柱
最後にご紹介する秩父三大氷柱は、「あしがくぼの氷柱」になります! 尾ノ内百景氷柱と同様に、あしがくぼの氷柱は人工的に造られた氷柱です。
山の傾斜を利用してつくられた、幅200m、高さ30mという大規模な氷柱は、なんと西武秩父線の線路のすぐ隣に位置しています! そのため、車がない人でも、都心から電車を使って手軽に秩父の氷柱を楽しむことができるのが最大の魅力なんです!
期間中は土日祝日の夜にはライトアップもされるため、冬の週末の小旅行にもピッタリ。幻想的な氷の世界を歩いて心をリフレッシュ、ついでに温泉で体もリフレッシュ、なんてこともできちゃいますよ!
あしがくぼの氷柱の観光地情報
あしがくぼの氷柱の開催期間や時間、ライトアップやアクセスについては以下のようになっています。
2023年の開催期間
1月7日(土)〜2月23日(木•祝)
開場時間
9:00〜16:00
料金
・中学生以上:400円
・小学生:200円
ライトアップについて
【2023年の開催期間】
開催期間の金土日祝日
※土日祝日のライトアップは公式サイトからの事前予約制(金曜日は予約不要)
【開催時間】
日没〜20:00
【料金】
・中学生以上:500円
・小学生:300円
アクセス
〒368-0071
埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保159
TEL:0494-25-0450
・西武秩父線「芦ヶ久保駅」から徒歩10分
・道の駅「果樹公園あしがくぼ」第2駐車場から徒歩10分(駐車場は100台分完備で無料)
雲海(秩父ミューズパーク)
秩父の氷柱については以上になりまして、お次は「秩父ミューズパーク」で見ることができる「雲海」についてす!
一時期のブームによって人気を博した雲海の絶景。山岳エリアであれば日本各地で楽しむことができる雲海ですが、関東や首都圏、東京都心から比較的アクセス良好な雲海スポットは珍しいので、この秩父ミューズパークはかなり貴重な名所と言えますね!
ちなみに、広大な敷地を有する秩父ミューズパークには、庭園やレジャー施設、音楽堂や野外ステージなどが揃っており、中でも「旅立ちの丘」や「展望台」は秩父の街並みを一望できる人気の観光スポットにもなっています。
アニメ好きの方であれば、映画『空の青さを知る人よ』の聖地巡礼スポットにもなりますよ!
秩父ミューズパークにおける雲海の発生条件
以下に書く特定の発生条件を満たさなければ見ることができない雲海ですが、だからこそ見たときの感動は最高のものになるでしょう!
(筆者は人生で二度、雲海にチャレンジしていますが、いずれも残念な結果でした。。笑)
【場所】
展望台と旅立ちの丘が最適
【発生時期】
・11月:約50%
・4月:約20%
基本的には冬に入りかける11月がオススメです
【発生時間】
日の出から朝7時くらいまで
【発生しやすい気象条件】
・前日に降雨や降雪があり湿度が高いこと
・当日の朝は晴れていること
・前日の夜と当日の朝の気温差があること
秩父ミューズパークの観光地情報
秩父ミューズパークのアクセス情報などです。
開館時間
【音楽堂】
9:00〜17:00(夜間利用がある場合は21:00まで)
休館日:12/29~1/3
【野外ステージ】
8:30〜17:00(夜間利用がある場合は21:00まで)
休館日:12/29~1/3
レンタサイクル
南口・北口それぞれにサイクリングセンターあり
【営業時間】
9:00〜17:00(最終受付は16:00)
定休日:火曜日
【料金】
・普通自転車:2時間500円
・マウンテンバイク:2時間500円
アクセス
〒368-0102
埼玉県秩父郡小鹿野町長留2518
TEL:0494-25-1315(管理事務所)
【電車・バスの場合】
・秩父鉄道「秩父駅」または西武秩父線「西武秩父駅」から秩父ミューズパーク循環バス「ぐるりん号」を利用する
・「西武秩父駅」から小鹿野町営バスで「ミューズパーク南口」下車
※「ぐるりん号」について
・秩父駅と西武秩父駅を経由しつつ、ミューズパーク内の主要施設を巡回する
・一日乗り放題券は、大人500円、子ども250円
【車の場合】
・関越自動車道「花園IC」から国道140号を秩父方面へ約50分
・飯能から国道299号を秩父方面へ約1時間
・雁坂トンネルから国道140号を秩父方面へ約60分
・神流町中里合同庁舎から国道299号秩父方面へ約1時間
・敷地内各所に駐車場あり
秩父夜祭
ここまで自然の見どころを4カ所ご紹介してきましたが、見どころの締めを飾るのは秩父の文化と伝統を表現する「秩父夜祭」です!
「秩父三社」にも数えられる秩父のシンボル的パワースポット「秩父神社」の例祭である秩父夜祭は、毎年12月1日から6日に行われる歴史ある神事。1600年代後半から続くこの祭は、秩父における妙見信仰や龍神信仰に密接に関わっており、かつての秩父の伝統を今なお受け継ぐものとなっています。
その華やかさは日本でも指折りで、京都の「祇園祭」と飛騨の「高山祭」とともに「日本三大美祭」や「日本三大曳山祭」の一つに数えられおり、秩父神社の神楽「神代神楽」と合わせてユネスコの無形文化遺産にも登録されているのですよ!
寒さが厳しくなる冬の始まりの時期に、1年間の豊穣に感謝するお祭りを開催するのは日本でも珍しい光景です。特に「冬の大花火」というのはなかなか見ることができないものですから、冬の時期に「ちょっと刺激が欲しいな〜」と感じている方はぜひ一度足を運んでみてほしいですね!
秩父夜祭の開催情報
例年、12月2日の宵宮と3日の大祭で神輿が曳行され、花火大会が行われます。そのうち、1日と4〜6日は付随する神事が行われます。
秩父神社の観光地情報
秩父神社は「水占い」でも有名なので、年始の初詣にもオススメです!
拝観時間
境内自由散策
各種参拝・祈願の受付は9:00〜16:30
拝観料
境内自由散策のため無料
アクセス
〒368-0041
埼玉県秩父市番場町1-3
TEL:0494-22-0262
・秩父鉄道「秩父駅」から徒歩3分
・「西武秩父駅」から徒歩15分
・関越自動車道「花園IC」から国道140号線、皆野寄居バイパスを経由する
冬の秩父はどれくらい寒い? 気温や雪の状況は?
最後に、冬の秩父の気温や雪についてお話しします。
気温
秩父は山の盆地に位置する地域のため、東京や埼玉の平野部と比べると気温が数度下がるのが特徴です。
秩父の冬の気温は、例年11月ごろから10℃を切るようになり、12月には氷点下に達するようになります。そして、最も寒さが厳しくなる1月と2月には、平均気温が1〜2℃とかなりの冷え込みになります。
ダウンジャケットや厚手のコート、手袋やマフラーは必須と言えますし、カイロなども用意すると安心でしょう。
雪
これだけ寒く山がちな秩父なので、雪が多いとイメージする方も多いかもしれません。
しかし秩父は「ずっと雪が降っている」というわけではなく、特に平野部であれば意外と積雪がない期間が長いです。イメージ的には「東京が雨の日に秩父は雪になる」というかんじだそう。
ですが、氷柱が見られる地域は山間であることが多いため積雪している可能性は十分あります。また、路面の凍結には常に気をつけないといけないので、車で冬の秩父観光をする場合は、スタッドレスタイヤを装着したほうが確実に安心できます。
冬の秩父観光 まとめ
ということで今回は、秩父地方の冬のオススメ観光地をお届けしてきました! 町のいたるところにある温泉を利用すれば、無理に日帰り旅行にせずとものんびり一泊していくことができるのも秩父の魅力です。
関東圏の方々にとっては、遠くに目を向けずとも近くにこれだけの魅力溢れる場所がある、関東圏外の方々にとっては、東京都心部以外にも楽しめる場所がまだまだある。今回はそんな、当たり前だけど意外と忘れがちなことをお伝えできればと思い、冬の秩父を取り上げました。
ぜひみなさんも、たまには目先を変えて近郊への小旅行を楽しんでみてください! そしてその中で、秩父が行き先に選ばれることがあればとても嬉しく思います!
ちなみに、筆者オススメの秩父のB級グルメは「わらじカツ丼」です! わらじに似ているカツ丼なので”わらじカツ丼”だそうなのですが、とてもボリュームがあって食べ応え抜群でしたよ! あなたもぜひご賞味ください!
※氷柱は当日の天候状況によっては見学不可となる可能性があります。お出かけの前に最新情報をご確認ください。
【冬の秩父】オススメ観光地マップ
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