みなさんこんにちは!旅狼かいとです!
今回は、イギリスの首都ロンドンにある「ベイカー・ストリート(Baker Street)」と「ハイド・パーク(Hyde Park)」の観光地としての魅力や見どころをご紹介していきます!
ベイカーストリートとハイドパークといえば、イギリスの推理小説家アーサー・コナン・ドイルが生んだ世界的名探偵「シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)」と切っても切り離せない関係で有名ですよね! つまり、ベイカーストリートとハイドパークへの訪問は、”シャーロキアン“からすれば聖地巡礼とも言えるでしょう!
純粋なロンドン観光としても楽しめるベイカー・ストリートとハイド・パークの2つの観光名所とシャーロック・ホームズについて、気になる方はぜひ参考にしてみてください!
シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)とは?
見どころをご紹介する前に、まずはベイカー・ストリートを紹介する上で切っても切り離すことができない「シャーロック・ホームズ」について簡単にご紹介していきます。
日本語では「ベイカー街」とも呼ばれる「ベイカー・ストリート(Baker Street)」は、世界的にも有名な推理小説『シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)』シリーズに大変馴染みのある場所です。
日本では、マンガとアニメで展開中の『名探偵コナン』で、主人公江戸川コナン(工藤新一)の憧れ的存在としてホームズが描かれていますね! ホームズについてコナン(新一)がたびたび発言していたり、「ベイカー街」が舞台の映画が公開されたりしていますからね!
そんな『シャーロック・ホームズ』シリーズは、アーサー・コナン・ドイルが手がけた推理小説。
第1作の『緋色の研究』でホームズは、以降ホームズの”名助手”としてほとんどの作品の語り手を担うことになるワトスンと出会い、探偵としての地位を確立していきます。(「ワトスンくん」の訳は、「ワトソン」ではなく「ワトスン」の方が多い印象ですね!)
シャーロック・ホームズの特徴といえば、その鋭すぎる観察眼と推理力です。ちょっとした仕草や出で立ちなどの些細な情報から、相手がどんな人物かを推理してみせるその姿に憧れた”シャーロキアン”は少なくないはず! ちなみに、「シャーロック・ホームズの熱烈なファン」を「シャーロキアン」と呼びますが、これはアメリカでの呼び方だそう。イギリスでの呼び方は「ホームジアン」だそうで、本場の呼び方に従うのなら「ホームジアン」が正しいんです! これは初耳学。笑
と、話をホームズに戻しますと、規格外の思考力を持ち合わせているホームズですが、ボクシングはプロ級、拳銃の腕前も完璧、さらには「バリツ」という日本式の武術(これは作品固有の設定)も会得しているという、一時期一斉を風靡した“なろう系主人公“もびっくりなぶっ壊れっぷりです。笑(まぁホームズは人間性に多少の問題があるように感じますし麻薬中毒者でもあるのですが…笑)
そんなホームズに振り回されながらも支えるワトスンと共に事件をしていくのが、『シャーロック・ホームズ』シリーズなのです!
☞ 『シャーロック・ホームズ』シリーズの小説について、詳しくはコチラのブログ記事で紹介中!
ベイカー・ストリートとシャーロック・ホームズ
ではでは、ここから本題のベイカー・ストリートについてご紹介していきます!
私立探偵「シャーロック・ホームズ」が住んでいたのが、ここ「ベイカー・ストリート」という設定があります。ホームズの住所は作中で「Baker Street 221B」と書かれているのですが、ホームズの時代(=作中の時代)にその住所は存在しておらず、結局リアル世界でのモデルは不明のままだそう。
ただ、『シャーロック・ホームズの冒険』に収録されている短編『ボヘミアの醜聞』において、ホームズの下宿先の2階へ昇るための階段が17段であることが記されていることから、同じく2階への階段が17段のベイカー・ストリート239のビルにシャーロック・ホームズ博物館が建てられました。そういう意味では一応、ここが221Bという扱いになるのでしょう!笑(入り口横の看板には「221B」と書かれていますよ!)
シャーロック・ホームズ博物館の観光案内
シャーロック・ホームズ博物館の開館時間や料金、アクセスは以下の通りです。
開館時間
9:30~18:00
・休館:12/25
料金
・大人:£15
・子ども:£10
アクセス
ベイカーストリート駅(Baker Street)から徒歩3分
ベイカー・ストリートの見どころ
多くの方は、「ベイカー・ストリート = シャーロック・ホームズ」いうイメージがかなり強いと思いますが、実はベイカー・ストリートは観光地としても見どころがたくさんあります。
ということでここからは、シャーロキアンの方、シャーロック・ホームズの聖地巡礼を楽しみたい方にもオススメできる、ベイカーストリートの見どころをご紹介していきます!
地下鉄ベイカー・ストリート駅(Baker street St.)
まずは地下鉄駅です!
現在でも使われている地下鉄ベイカー・ストリート駅は、なんと現存する世界最古の地下鉄駅の1つなのです! 世界で初めて開通した地下鉄路線のうちの1つがこのベイカーストリート駅ということで、これは本当にびっくりですよね!
駅にはホームズの模様をあしらった場所もあったりと、独特な雰囲気を感じる駅になっています。聖地巡礼でも純粋な観光でも、駅に到着したところからワクワクできることは間違いないですよ!
マダム・タッソー蝋人形館(Madame Tussauds London)
ホームズ関連以外のベイカー・ストリートの見どころというと、「マダム・タッソー蝋人形館(Madame Tussauds London)」が非常に有名です。ロンドン旅行者からも密かに人気を集める、ベイカー・ストリートの名スポットです!
東京にも同じ名前の蝋人形館があり、その本館・本店とも言える場所。かなりリアルな著名人たちの人形が並んでおり、ロンドンのマダムタッソーは朝から行列ができるそうです。気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね!
マダム・タッソー蝋人形館の観光案内
マダム・タッソー蝋人形館の開館時間や料金、アクセスは以下の通りです。
【開館時間】
・7〜8月:8:30~19:00
・9~6月:9:30~17:30(土日祝は9:00~18:00)
・休館:12/25
【料金】
・現地当日券:£36
・オンライン予約:£32
【アクセス】
ベイカーストリート駅(Baker Street)から徒歩2分
ベイカー・ストリートへ実際に行った様子
ではここからは、実際にベイカー・ストリートへ行った際の写真をご紹介していきます!
まずは駅から!
ベイカーストリート駅(Baker Street station)は、
・ベイカールー線(Bakeloo Line)
・ジュビリー線(Jubilee Line)
・サークル線(Circle Line)
・ハマースミス&シティー線(Hammersmith & City Line)
・メトロポリタン線(Metropolitan Line)
の5つもの路線が通る、ロンドンでも大きな主要駅の1つです。
観光に行く際にはこのアクセスの良さが便利ですね!
こちらはホームズの顔。
ちなみに、ジュビリー線(Jubilee Line)のホームには、シャーロック・ホームズのストーリーの挿絵がタイルに描かれているそうですよ!
駅の外に出るとホームズの銅像がお出迎え!
この銅像側の出口から右へ進んでもう一度右へ曲がると、ベイカーストリート(Baker Street)とシャーロックホームズ博物館、左にまっすぐ進むとマダムタッソーがあります。
今回は、ベイカーストリート&シャーロックホームズ博物館の方へ進みます!
ハイドパーク(Hyde Park)へ!
ベイカー・ストリートをあとにし、続いてハイドパークへ移動します!
地図を見てもらうとわかるのですが、ベイカーストリートの南北にはそれぞれ大きな公園があります。北の方が「リージェンツパーク(The Regent’s Park)」、南が「ハイドパーク(Hyde Park)」ですので、徒歩で移動する場合はお気をつけくださいね!
まずは、ベイカーストリートからハイドパークへと移動する様子をご紹介していきます!
だんだんと暗くなってきてしまっています!
ハイドパークの目の前に来ました!
ハイドパーク(Hyde Park)
それではここで、「ハイド・パーク(Hyde Park)」についてご紹介します!
ハイド・パークとは?
「ハイド・パーク」は、ロンドンにおける公園のNo.1地名度を誇るとも言える公園で、ロンドンに8つ存在する王立公園の1つでもあります。敷地内で最も古いとされるのが「イーバリー卿」の荘園跡であり、この荘園の面積が1ハイドであることから「ハイドパーク」という名前になったそうですよ!
ちなみに他の王立公園は、
・バッキンガム宮殿の東側に位置する「セント・ジェームズ・パーク(St James’s Park)」
・バッキンガム宮殿の北側に位置する「グリーンパーク(The Green Park)」
・ハイドパークの西側の「ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)」
・ベイカーストリート北の「リージェンツ・パーク(The Regent’s Park)」
・グリニッジ天文台がある「グリニッジ・パーク(Greenwich Park)」
・王立公園最大の広さをもつ「リッチモンド・パーク(Richmond Park)」
・ロンドン郊外の「ブッシー・パーク(Bushy Park)」
です。
同じ王立公園であるケンジントン・ガーデンズとはサーペンタイン・レイク(The Serpentine)を挟んで隣り合っており、ハイドパークとともに春から夏にかけては花々が咲き誇り、サーペンタイン・レイクをボートに乗って移動できるそうです。
また、その緑の多さから「ロンドンの緑の肺」とも呼ばれており、レンタサイクルや乗馬体験ができたり野外フェスが開かれたり、あるいはテニスやサッカー(イギリスでは「フットボール」ですね!)ができたりと、ロンドンっ子の憩いの場として大変人気です! 一方、冬場にはクリスマスマーケットが開かれ、ヨーロッパの多くの公園同様、観覧車や遊園地が設置されています。
歴史的には、1851年の世界初の万博博覧会であるロンドン万博の会場となったのが、ここハイドパークです。水晶宮(Crystal Palace)が有名ですね!
観光的な見どころとしては、公園の正門にあたる「グランド・エントランス」とサーペインタイン・レイクの南にある「ダイアナ妃記念噴水」が有名ではありますが、これらを見に行くというよりは公園全体をぐるっと楽しむ方がハイドパークの良さを味わえそうな気が個人的にはしますね!
物語の世界にも多く登場し、『シャーロック・ホームズ』シリーズで登場するほか、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの『ジキル博士とハイド氏』では、ハイドが亡くなった場所となっています。
『ジキル博士とハイド氏』は、「自分の悪性を切り離そうとしたジキル博士が、その悪性の具現であるハイドの行動によって精神を壊されていく」というお話。
二重人格の物語として有名で僕も読んだことがあるのですが、ただの二重人格の物語などではなく、「人の悪性」や「”良い”や”悪い”では表現できない人間の心」といったことに注目している、とても深い物語でした。量がないため簡潔で読みやすいのも特徴ですね!
☞ 『ジキル博士とハイド氏』について詳しく知りたい方はコチラの記事がオススメ
ハイド・パークの実際の様子
ハイドパークについても、実際に行った写真をご紹介します! 、、と、書きたかったのですが、写真を見ながら自分が辿った道をGoogle Mapで確認したところ、なんとお隣のケンジントン・ガーデンズを歩いていました!!笑
ですので今回は、「ケンジントン・ガーデンズの実際の様子」ということでお願いいたします…笑
ただ、今回の留学の際に訪問したのは初日の夜にちょちょっと寄っただけであまり良い写真が取れていません。十分に魅力をお伝えしかねると思いますのでこちらもご了承ください…!
おそらく僕が公園に入ったのは、ランカスターゲート駅(Lancaster Gate)近くから。
ここには「イタリアン・ウォーター・ガーデンズ(Italian Gardens)」と呼ばれる小さな庭園があり、春から秋にかけてはベンチでゆっくりしたり噴水を見てまわったりと、人気の憩いの場みたいです! あいにく2月の18時すぎでは人気はほとんどありませんでしたが。。
実際に住めるそうで、明かりがついているということは人がいるのかな…? 公園の敷地内に住むなんて、オシャレすぎる!!
ちなみに、ここケンジントン・ガーデンズ、実は『ピーターパン』発祥の地なんです! ここケンジントン・ガーデンズで乳母車から落ちて迷子になったピーターのネバーランドでの冒険の物語こそ、『ピーターパン』なのです! 幼稚園で劇を演じたのを急に思い出しました。笑
ディズニー版や、ジョニー・デップが主演を演じた『ネバーランド』や『PAN』などの映画が有名ですが、原作の小説も現在に到るまで根強い人気を誇っているみたいですね! 読んでみようかな〜
なんとなく「イギリスっぽいな〜」と感じた木ですね!
公園を出たところに二階建てバス! 赤バスはロンドン名物の1つですね!
今回はそもそも「ケンジントン・ガーデンズ」をまわっていましたし、どちらにしても魅力を堪能できなかったので、次は憧れのロンドンっ子になりきってゆっくりとハイドパークを満喫したいものです…!
ベイカーストリート周辺のまとめ
ということで、今回は『シャーロック・ホームズ』の聖地巡礼と題して、ベイカー・ストリートとハイド・パークを観光地としての見どころをご紹介してきました!
ベイカーストリートはダイレクトにホームズゆかりの地ですが、ハイドパークの方は思ったより関連がなく、そのぶん他の作品との関連が多いことがわかったのが発見でした! 『ピーターパン』や『ジキル博士とハイド氏』といった世界的に有名な作品に関わっているというのは意外です。
イギリスは物語の国でもありますから、旅行前に関連する小説や映画を見ていくというのも、さらに観光を面白くする秘訣ですよ!
イギリスにゆかりのある小説や映画も紹介しています!
こちらのブログでは、本や映画のレビューをしています。興味がある方は合わせて読んでいただけると嬉しいです!
[ 番外編 ] リージェントパーク(The Regent’s Park)
番外編として、別日に行ったリージェントパーク(The Regent’s Park)をご紹介します!
英語の発音のまま「リージェンツパーク」とも書かれるこの公園は上述の通り、ベイカーストリート駅の北に位置します。
ベイカーストリートとハイドパーク (ケンジントン・ガーデンズ)を訪問したのが2月末の曇り空の夜なのに対し、リージェントパークは3月末の暖かな晴天の日だったこともあり、本編の写真たちとは随分印象が違います。「ホームズゆかりの地」ということで番外編にしていますが、写真の見栄え的にはこの記事の中で一番の見どころですよ!笑
リージェントパークってどんな場所?
まずはざっくりとリージェントパークについてご紹介します。
「リージェントパーク (The Regent’s Park) 」は、ロンドン北部にある王立公園 (Royal Park)で、総面積は約500エーカー(約2.0㎢)を誇ります。
公園の北東側には世界で最初の科学動物園であるロンドン動物園がおかれ、さらにその北側にはリージェンツ運河と呼ばれる運河が通っています。ロンドン動物園には『ハリーポッターと賢者の石』の冒頭、ハリーがヘビと会話をするシーンで使われた爬虫類館がありますね!リージェンツ運河はバーミンガムからロンドンのテムズ川までを繋ぐグランウンド・ユニオン運河の一部で、現在でも水上バスが運行されており、観光客に人気なほか、市民の交通手段の1つとなっています。
そんなリージェントパーク最大の見どころが、30,000本以上のバラが咲き誇る「クイーン・メアリーズ・ローズ・ガーデン(Queen Mary’s Rose Gardens)」です! 例年6月中旬に見頃を迎える彩り豊かなバラを一目見ようと、毎年多くの人が訪れるロンドン屈指の名所なのですよ!。
他にも、イギリス式庭園やイタリア式庭園といった様々な種類の庭園や夏にはボート遊びもできる湖、さらには、シェイクスピアの演劇などが上演されるオープン・エア・シアター(野外劇場)もあり、ふらっと立ち寄るだけでも楽しめますね! もちろん、ロンドンの陽射しのもとくつろぎに来るのも問題なし。敷地の大部分が芝生に覆われているので、ピクニック感覚でのんびりしたいものですね!
公園の様子
では写真のご紹介です! 僕たちは”ふらっと”立ち寄ったタイプでしたが、快晴となったロンドンの空のもと、本当にゆったり歩きながら楽しむことができました!
僕が留学最終週ということでスペイン人の友達が「いいところに連れていってやるよ!」みたいなノリで連れてきてくれたのですが、彼には感謝したいものです…!
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