みなさんこんにちは! 観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです。
今回は、僕は大学2年生のときにロンドンで1ヶ月の語学留学をしていた際、どのような授業を受けていたかをご紹介します。
「実際、留学に行って何を学ぶの?」「海外の授業ってどんな感じなの?」「語学学校の勉強ってどうやっていくの?」といった疑問にお答えしていきますので、留学中の生活について知りたい方はぜひご覧になってみてください!
留学中の授業の概要
まずは僕が留学中に受けていた全授業の概要を簡単にご紹介します。
僕は留学期間中、「EF」という語学学校に通っていました。EFは「語学学校を運営している世界規模の留学エージェント」で、日本でもかなりの大手留学エージェントとして知られています。
そんなEFのロンドン校で僕が受けた授業は以下の5種類でした。
・基礎クラス
・選択科目①(UK Culture)
・選択科目②(Public Speaking→Vocabulary&Grammar)
・講義形式の授業
・パソコンでの自学中心の授業
ここではパソコンでの自学以外の4つの授業について、その内容と感じたこと、僕がその授業で英語力以外に得たことをお話ししていきます。
(「パソコンでの自学中心の授業」は、単語クイズや発音の練習を学校のパソコンや自分のパソコン、タブレットなどを使って期間までに課題としてやってくるものでした。)
基礎クラス
まずは「基礎クラス」と呼ばれるメインの授業についてです。
当時のEFロンドン校では、投稿初日までに受けるクラス分けテストの結果を受けて英語のレベル別に1クラス15~20人で構成されていました。また、25歳くらいのところで年齢の線引きがされており、それ未満かそれ以上の年齢のクラスになっていました。ですので、高校生や大学生は基本的には年齢の近い人たちとクラスメイトになりますし、社会人の方も海外の社会人レベルの人たちと同じ環境で学ぶことができます。
各週ごとに”Technology”や”The Brain”とテーマが決められ、そのテーマの内容に沿って、EFオリジナルの教科書を使ったり先生が持ってきたプリントを使ったりして進行します。
内容としては、「座学」のような授業は少なくゲーム形式やディスカッションが非常に多かったです。
というのも、日本の学校のような「机と椅子!」みたいな教室以外にも、ドアがない部屋にコの字のソファとホワイトボードのみの教室、プロジェクターとスクリーンが整備されている教室、iPadが置かれている教室、机と椅子が一体になっているイスが壁に沿って並んでいる教室など様々な種類の教室があって、そのコマの教室に合わせて先生が授業の内容をつくっていたからです。
例えばということで、基礎クラスの授業をいくつか具体的に紹介していきます。
語彙のインプット→すぐに話して使いながらアウトプット
まずご紹介するのは、前半にプレゼンテーションやディスカッションで使える語彙を習い、後半で習ったワードを必ず使ってディスカッションをするという授業です。
この授業は、インプットした知識を実際に話しながらすぐにアウトプットしていくのでとても大変でした。習った英語をペーパーテスト方式で”解く”のならまだしも、リアルな文章の中で使わないといけないのがとても難しかったです。ただでさえ英語の説明なために理解が大変な表現を、自然に文章で使えるよう考えなければいけないのです。
日本では和文英訳の練習などで英語を書けることに満足していた自分がいたし、実際それで問題なかったですが、ただ与えられた問題を解いているだけでは全然”使える力”にならないんだと痛感しましたね。
イディオムの勉強のときも同じ形式のことが多く、習ったものをフリートークで使って話したりクイズ形式で確認したりしました。
イディオムの勉強に関しては、日本では見たことがないものばかりで新鮮で楽しかったですね! が、僕は全然頭に入っていないのに対し、他の国のクラスメイトは習ったばかりなのにすぐにクイズに答えられていたし、トークでも使えていたのですごかったですね。。
イディオムの勉強も当然英語。「どんな状況でどんな風に使うのか」ということを英語で学びます。
つまり、「英語を英語で理解しないといけない」のです。
これにははじめは苦労しましたが、次第にこのように学ぶ方がしっくりくるようになりました。
日本語に当てはめたり日本語で説明される方が、確かにわかりやすい。ですが、英語には英語特有のニュアンスがあるわけで、そのニュアンスを表現するにはやはり英語で英語を表現した方が理解しやすかったのです。
この勉強法は日本でも英英辞典なんかで実践できますし、『英英英単語』という単語帳も登場しています。日本人YouTuberの方々も英語を英語で理解することの重要性はよくお話されていますからね!
ちなみに、クイズ形式のところで書き足しておくと、海外の人たちはものすごく勝ち負けにこだわっていたのが印象的でした!
日本なら「たかが授業じゃん」とクールになるところでも、かなり細かく点数を要求したりそれはセーフだアウトだと議論していましたね!笑(まぁ厳密に言うと”海外の人は”というより”ヨーロッパの男性は”でしたが。笑)
こういう意識は個人的には結構好きだったりしますし、日本人ももっと色々なことにアツくなっていきたいものですよね! 真剣にやるからこそ楽しく、成長がより見込めるのですから。
映画鑑賞!
プロジェクターとスクリーンの部屋では、映画鑑賞の日もありました。文字通り、映画を見ているだけ。日本でやりがちな「感想書けよ~」とかもなし!
まじか! 最高じゃんか!!!
そう、最高なんです!!
もちろん、ちゃんと映画は観ていましたよ!
印象に残っている映画は”Man on Fire“ですね。誘拐とその復讐のお話。
もちろん英語なので完璧にわかったとは言えませんが、日本語の字幕でもう一度見てみたいと思いました。いい話というか深い話というか…。
舞台がメキシコということで途中スペイン語で話すシーンが多く、その度に先生がクラスのスペイン語を話せる生徒たちに”What did he (she) say?”と聞いていたのも思い出です。こういうインターナショナル感があるのも留学の醍醐味ですね!
グローバルなメンバーだからこその授業
“Stereotypes”がトピックの日は、各クラスメイトの国のイメージを出し合い、それが実際にはどうなのかを紹介し合うということをしました。
stereotypes、つまり「固定観念」ですね。日本については「頑固」と「寿司」、そして「マンガ」や「アニメ」と言われましたね!
まさに多国籍なクラスならではの授業ですし、色々な国の”リアル”を聞くことができた点もとても新鮮で楽しかったです。そして何より、単純に「固定観念」や「ステレオタイプ」について考えるきっかけにもなりました。固定観念、日本人はこれに縛られることが非常に多いですからね。
ゲームで学ぶ!
“TABOO GAME“というゲームをしたときもありました!
カードにお題の単語が用意され、引いたカードに書かれた単語を設定されている”TABOO WORD”を使わずに説明するというもの。
例えば、「お題が”soccer”」で「TABOO WORDが”kick””ball””football””world cup”」なら、この4つのTABOO WORDを使わずに”soccer”を説明するというかんじ。
この例えはめちゃくちゃ簡単ですが、実際のお題はもっと難しい単語でかつTABOO WORDも多いのですごく英語脳を使う良い勉強でした。これ、日本でも採用するとめっちゃいいと思うんだよなぁ。。笑
選択科目
続いては「選択科目」についてです。
僕が通ったEFのロンドン校では、2つの科目を選択し、2コマ連続の授業が毎週一回ずつありました。普段の基礎クラスとは違うメンバーで行われる授業で、大学や単位制高校の選択科目と同じイメージで問題ないと思います。
レベル別ではない分、授業によってはハイレベルなものも多い印象でした。というか、僕が取ったのがたまたまハイレベルなものでした。笑
詳しく内容をご紹介していきます。
UK Culture
その名の通り、”UK Culture”はイギリスの文化について学ぶ授業です。まさにイギリス留学ならではの選択科目ですよね!
1週目は、前半は「ロンドンの歴史や観光について」をクイズ形式で知っていき、後半は “Jack the Ripper”についてドキュメンタリーを見て学ぶというものでした。
Jack the Ripper、日本語では「切り裂きジャック」と呼ばれる19世紀のロンドンを恐怖に陥れた連続猟奇殺人者ですね。日本でも多くの作品、特に、マンガやアニメのキャラクターのモチーフにされています。フィクション作品大好きマンとしては、本場イギリスのロンドンでまさかJack the Ripperについて学べるとは思っていなかったので、もうウハウハでしたね!笑
授業自体は教室に備え付けのiPadを使って、YouTubeに上がっているイギリスのドキュメント番組を見ながらリスニングの勉強も兼ねるというものでした。とにかく、テーマが興味のある分野だったのでめちゃくちゃ面白かったですね!
UK Cultureの先生は、僕が受けていた全授業の中で一番話す英語が難しく、また声が超ダンディで逆に聞き取りづらい先生でした。笑(本当にダニエル・クレイグみたいに話す先生だったんです)
授業で使われたドキュメンタリーもネイティブを対象にした番組のためわからないところがかなり多かったです。なので正直、授業と番組の内容はそれぞれ半分くらいしか理解できなかったですが、それでもワクワクする内容でした。
他の週のテーマは、”Education”だったり”Media”だったり。各分野のイギリスでの歴史や仕組み、取り組みについて、クイズ形式で学んだりディスカッションをしたりしました。
また、生徒がその週のテーマについて各国のことを話す機会もあったのですが、、僕が日本について話すときは、まず先生の質問の意味を僕がよく理解していない。そして、話す英語も曖昧ということで…。
先生もなんとか拾ってくれていましたが、周りの雰囲気からうまく言えていないのは察していました。恥ずかしさもありましたが、やはり悔しかったですね。
ですがわからなさレベルで言うと、次のPublic Speakingに比べれば全然乗り切れました。笑
Public Speaking
とてもとってもと〜てもとて〜も、とにかくと〜〜にかくっ、難しかった!!!笑笑
ホント、20歳を超えた男が泣きそうになった。もうレベルが高すぎて…。それが”Public Speaking”の授業でした。
まず、授業をとっている生徒さんのレベルが、間違いなく僕の二回りくらい上でした。確かに”Public Speaking”だから簡単な内容じゃないことくらい覚悟してたけれど、、せめて募集要項に条件みたいなものを書いておいてほしかったなぁ。。とにかくそれくらい大変でした。。
1週目のメインの内容は”Controversial issues”。
単語力が皆無な僕はこの時点で「Controversialの意味とは?」という状態で始まる。しかし話の流れから、「社会問題」とつかめた。
次はグループに分かれ、プリントに書かれた小テーマについてディスカッション。
「よしよし大丈夫大丈夫。なんとかな、、」
小テーマを見て、その思い上がりを悔やみます。
“Animal testing“
動物実験について。うん、わかるわかる。
…”Religion in schools“
う、うん。学校と宗教の関係や問題についてかな。。
……”Legal abortion“
………………abortion、なんだこれ。
その後も、Death penalty、Legal guns、Immigration、Higher taxesなどなど、日本語でもなかなか話さない話題ばかり。
ちなみに、”abortion”をちゃっかり辞書で調べると「中絶」という意味。つまり”Legal abortion”は「合法的な中絶」という意味でした。知らんがな!笑
そんなこんなでグループでのディスカッションが始まります。
正直、聞き取るので精一杯でした…。しかも、ただ英語を日本語に解釈する、というレベルで。その発言を受けて自分はどう思うとか、発言の深い意味とか、そんなことに頭をまわす余裕はとてもとてもありませんでした。
日本語で意見を言うのでさえ入り組んだ内容になるのに、それを英語で。。
Immigration(移民)やAnimal testing(動物実験 )、Electric cars(電気自動車)あたりのテーマならギリギリついていけるけど、Legal abortion(合法な中絶)やらReligion in schools(学校での宗教)についてどう思うかときたら、もうお手上げです…。
こんなトピックが10個。。はじめは話を振ってくれていたチームメイトも、途中から振ってこなくなって…。
自分の意見を持っててもそれを英語にする力がなさすぎて本当に自分が情けなかったし、何より悔しかったです。
「日本にいたときは、読めることや聞き取れること、決まったフレーズを言えるようになっただけなのに満足していたな」と、痛感したことを今でも思い出します。
授業はその後、各グループでトピックを決めて、その内容についてグループの意見をプレゼンテーションしていくということになります。
僕たちのグループは”Death penalty”、つまり「死刑」についてを選択。まぁ「僕たち」と書いたものの、僕はいていないようなもので…。他の3人が話しているのを横で聞いてなんとか理解して、「ここ言って」と言われたところを言っただけっていう……。
マジでお荷物で申し訳なかったし、何より情けなさすぎた。ああ、書いている今でも思い出すだけで心がえぐられる。。笑
さらに最後は、グループが”the profit party”、”the people party”、”the green party”という3つの政治政党になったと仮定しての模擬討論。ここでも何も言えなかったし、討論の内容は半分くらいしか理解できなかった。
ということで、Public Speakingの授業自体はものすごく面白いと思ったし、聞いているぶんには楽しかったです。同じくらい辛かったけど。
日本でもぜひやってほしい。というか、やるべきだと思います。
自分の意見をしっかり口にするって日本では美徳とされない面もありますが、海外の人を相手にしたり将来働く上では絶対に必要になってきます。何より、いざやろうと思っても普段からやっていないと意外とできないものだと感じました。
社会問題について考える機会があるのもとてもためになって良いですし、それを英語で行えるようになればもっともっと英語教育の質も上がっていくと思います。
ちなみに授業そのものについては、面白半分にネガティブなことばかり書きましたが「取ってよかった」とは思っています。上のレベルを肌で感じることができましたし、「レベルが高くモチベーションも高い環境にいることができた」という経験は、様々なフィードバックを得るための要素の一つになりましたからね!
「レベルの高い環境に身を置くことで得ることがある」というのは、まさにこういうことなんだなと感じることができました。
結局、僕はこのPublic Speakingを2週目が終わった時点で科目変更しました。EFの選択科目は途中で変更することが可能なのです。
しかし、受けたはずの2週目については記録も記憶もなぜかないのです。。授業はちゃんと取っているはずなんだが、、なんか怖いなおい!笑
(いま思い返すとあまりに恐怖すぎてサボタージュした可能性を疑っています。ただサボった記憶さえないので本当に謎です。笑)
講義形式の授業
EFロンドン校では、別館(という名の借りオフィスみたいなところ)を使う授業もあり、それが唯一の大人数での講義形式の授業でした。基礎クラスが5~7クラスぶんくらいの大人数を一堂に集め、先生一人が話すというものです。
イメージはまさに大学の講義で、週一の授業で各週先生が変わるのですが、話す内容は完全に担当の先生の趣味。笑
ここまでは日本の講義と似ています。ただ日本の講義と違うのは、とにかく授業が面白いということ!
より具体的に言うと、先生の話し方や授業の進め方に違いを感じました。
抑揚をつけながら冗談を入り混ぜた話し方で終始笑いを起こす先生、生徒に話を振って言葉のキャッチボールをすることで授業を進行する先生、講義形式でありながら近くの人との作業やディスカッションを積極的に促す先生。本当に日本の”教授”と呼ばれる人たちに見てほしい先生方でした。
もちろん私学の語学学校ですから、ある程度の自由度や会話重視のスタイルなのはわかります。ですが、「”楽しい授業”や”わかりやすい授業”をする」という点では、僕でさえ気づきや学びがありました。これが、欧米の人たちの”ノリの良さ”ってやつなのでしょうか…。
ともあれ、”講義”をここまで「おもしろい!」と感じたのは久しぶりでしたね!
代表として中でも印象に残った授業をご紹介すると、”Story”というテーマのもと行われた授業になります。
先生が知っている、”Creation Myth(神話 )”や”Legend(伝説)”、”Fable(寓話)”にジョークを挟みながらお話ししていくという、もはやトークショーのような授業でしたね!
Creation Mythでは、Sumerian(メソポタミア)やMayan(マヤ)、北欧のバイキングといった世界各国の神話を取り上げ、Legendでは、イギリスで有名な二つの伝説”Robbinghood(ロビンフッド)”と”Arthurian Legend(アーサー王伝説)”について話をしてくれました。Fableは”Tortoise and Hare(カメとウサギ)”のお話を使っていましたね。
これらの”Story”にジョークを挟んだり”男女の話”を入れたりして、先生が紹介していくのです。
神話や伝説は僕自身もともと好きなのでそれだけで十分楽しかったですし、途中に挟んでくる先生のたとえ話やいじり方、脚色の仕方もとてもおもしろい! 英語で話されているはずなのに、先生の冗談やうまい言い回しに生徒のほとんが終始爆笑! きっと先生が理解しやすいように言ってくれていたのでしょう!
ちなみに最後の最後、まとめ部分で先生が僕たちに伝えたことは「自分の口で話すことの大切さ」でした。
最近は
「昨日〇〇行って来たんだ~」
「へ~!どうだったの?」
「こんな感じ~(スマホを見せる)」
というように、「写真や動画を見せて会話がない!」と言っていました。
確かにっ!
とても共感したし、まさに僕が留学に来て感じていたことでした。
話すことの大切さ。
僕は留学中の授業を通じて、「自分の考えを持ち、それを発することの大切さ」を感じましたが、もっと広く広義に言ってくれたということですね。
「先生、最後にちゃんと、しかもめっちゃいいこと言うじゃん!!」って1人で思ってました。笑
てか、この先生のトーク力は半端なかったです。ホントに。それだけでも十分学ばせていただきました。
英語レベルは勉強モチベーションに比例する
選択科目のところでお話し多様に、僕は結局Public Speakingを”Vocabulary & Grammar”という授業に変更しました。この際に感じたことで留学において重要なポイントになることがあったので、お話させてもらいます。
変更後のVocabulary & Grammarはその名の通り、単語や語彙に特化して学ぶクラスでした。学び方は基礎クラスとほぼ同じで、クイズ形式やゲーム形式が中心。レベルも基礎クラスと同じくらいか、むしろ少し低いくらいのレベル。
ただ気になったのは、生徒のやる気も低かったこと。集まりが悪かったし、ゲームのときもリアクションが薄い生徒が多かった印象ですね。
ここから感じたことが、英語レベルの高低はモチベーションの高低にも繋がっているということだったのです。
これが留学を「学ぶため」に行く人とっては大事なところだと感じました。
なぜなら、クラス分けテストがある語学学校であれば、より上のクラスに入った方が”質の高い”環境で勉強できる可能性が高まるということですからね。そして上のクラスに入るためには、出発前にある程度英語を勉強しておく必要がありますから。
このように、「自分がどういう留学を送りたいか」というイメージによって準備段階からやることや質が変わってきます。「意味のある留学にするためにはどんなことが必要なのか」はコチラの記事で詳しくまとめています。気になる方はぜひ読んでみてください。
授業に対する姿勢の違い
最後に、僕が留学中の授業で受けた衝撃「授業の受け方がとにかく自由!」というところをお話しします。「自由」というよりは「伸び伸びと」という表現の方がしっくりくるかもしれません。
伸び伸びと受けれる環境
某バックスをはじめとする飲み物を持っての授業は当たり前ですし、なんなら先生もマグカップ片手に授業することもありました。お昼後の授業や映画を見た授業では、もはや食べながら受けている子もいましたね。笑
海外の感覚だと「ちゃんと授業を受けてくれれば問題ない」という認識なんですよね、きっと。飲み食いについて何も言わない先生でも、授業中に同じ国の人同士が英語ではない言葉で話していたり内容に関係ない話をしていたら注意をしていましたからね。
もちろんこれは、僕が通った語学学校が特殊なだけなのかもしれませんが、それでもそういうスタイルを皆が自然にやっているのがとても印象的で、ある種のカルチャーショックでした。
発言も自由でアクティブ
また、発言も自由、そしてアクティブなのもとても印象的でした。
先生の問いに対して誰も答えないということはまずないですし、なんなら先生の話にかぶせて意見を言う子もいました。もちろん、ヤジなんかではなくまっとうな意見をです。
授業中に先生が周りと話し合う指示を出すことも多かったですね。講義形式の授業でさえ、先生は積極的に生徒に意見を聞いたり周りの人と話す時間を設けていましたから。
ここまででも書いてきたように、そもそもディスカッションの時間が多かったですし、とにかく「話す」ということを重要視していますよね。
もちろん語学学校なので話すことは当たり前ですが、ディスカッションを適度に挟むことで、メリハリがつくしコミュニケーションが自ずと取れる環境がつくれていたいたように思います。何より、勉強でもっとも大切な「アウトプットの場」を得ることができました。
日本の学校ももっと対話を重視するべきだと感じます。周りと話す機会を与えることでアウトプットになりますし、寝ることも避けられるはずですからね。それに「学習内容の定着にはアウトプットが一番!」とか言いながら、結局そこは本人に丸投げですからね。これじゃ、伸びるものも伸びないのは当たり前です。
と、少し脱線しましたが、留学の授業は「アウトプットの機会」がしっかりと準備されており、英語を使える環境があると感じました。日本国内でも自分の意識や行動でそういった環境をつくったり手に入れることはできますが、毎日強制的に英語onlyの世界に叩き込まれるというのは、今でも留学にのみ与えられた特権だと思います。
留学中の英語の授業について まとめ
ということで今回は、ロンドンへの語学留学中の授業についてお話ししてきました。最後は少し主題から逸れてしまいましたが、少しでも留学生活における授業の雰囲気や、そこから僕が学んだことが伝わっていれば嬉しいです!
改めてまとめると、留学先での授業の内容は英語に触れながらしっかりと使う場も設けられているよい場所だと感じました。
もちろん、留学しているからといってただ授業に出ているだけでは、英語力向上の効率は悪いです。授業外の時間で日本語を使っていては意味が半減してしまいますからね。
友達やホストファミリーとの会話の中で英語を使って話したり、放課後や授業前に自分の勉強を進めたりすることも留学中は大切です。インターンやワーホリで留学する人は、社会の中で実際に英語を使う場面も多く得られるでしょう。
とにかく「アウトプット」の場を設けること。これが英語力アップに欠かせないことですし、やはり留学はアウトプットの場としては素晴らしい機会に思えます。
ぜひ留学を検討している方は前向きに考えてほしいです。そしてすでに留学することを決めている方は、留学をより実践的な場にするためにしっかりと英語の勉強をしてから留学に臨んでほしいです!
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