みなさんこんにちは!観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです!
今回は、屋久島一番の見どころでありシンボル的存在「縄文杉」へのトレッキングについてご紹介します!
世界遺産にも登録されている縄文杉の樹齢や由来に関わる歴史、トレッキングコースの途中にあるウィルソン株や大王杉などの見どころはもちろん、みんなが気になるであろうツアーやガイドがいるかどうか、ガイドありの場合のオススメのツアーといった観光情報もお話ししていきます!
事前準備や持ち物なども、実際に筆者が参加してきた感想・体験とともにお話ししていますので、屋久島・縄文杉へ旅行を計画中の方はぜひ参考にしてみてください!
👉 縄文杉トレッキングの様子を細かくみたい方はコチラの記事をどうぞ!
縄文杉トレッキングの見どころ:実際のコースとともにご紹介!
早速、縄文杉まで行くのに実際に歩くトレッキングコースに沿いながら、途中の見どころをご紹介します。ツアーに参加することを考えている方は「こんなところがあるのか〜」と、ツアーを使わずに行く方は「こう行けばいいのか」と、それぞれ参考にしてみてください!
スタートは荒川登山口
縄文杉トレッキングのスタート地点は「荒川登山口」です。
ガイドありでツアーに参加している場合は、基本的に自分のホテルかその近くからこの登山口まで送迎バスで登ってくることができます。
一方、ガイドなしで個人でトレッキングする場合は、ほとんどの期間で麓の「屋久杉自然館」からシャトルバスに乗ることになります(詳しくは記事後半でお話しします)。
荒川登山口から最深部の縄文杉までは、片道約11kmのおよそ5時間の道のりになります! 頑張っていきましょう!
トロッコ道をゆく!
登山口から最初の半分ちょっと、時間にしてだいたい3時間くらいはトロッコ道を歩きます。平坦で歩きやすく舗装されているので、登山に不慣れな人もこの道でウォーミングアップが可能ですよ!
ちなみに、トロッコは今も健在!
かつては木材として優秀な屋久杉はかつて多く伐採され、それを森から運び出すために用いられていたトロッコ。現在は、登山道のトイレに必要な物資の輸送や不要物の回収、屋久杉の土埋木・昔の切り株運搬、さらには帰れなくなった人の迎えなどに使用されているそう。
運行は不定期とのことで、出会えたらラッキーかもしれませんね!
屋久杉とは?
屋久島といえばなんといっても、「杉の木」が重要な見どころですよね! ということでここで、「屋久杉」についてお話します。
実は「屋久杉」と呼ばれるのは、「樹齢1000年以上」かつ「標高500m以上」に自生している杉だけなのです。
樹齢1000年…! 今から1000年前となると、日本はまだ平安時代、ちょうど藤原道長の時代らへんです。普通の杉の寿命は500年といわれていますから、いかに屋久杉が特殊な杉なのかがわかります!
屋久島の植生
お次は、そんな特殊な屋久杉が生きる屋久島ならではの自然の特徴「植生」についてお話しします。
屋久島の自然は、
・とにかく雨が多く、湿度が高い
・花崗岩が地表に出ている
という気候・土地条件によって、その特異な姿となっていると言われています。
湿度と屋久杉の関係
まずは湿度について。
屋久島は「1ヶ月で35日間雨が降る」と言われるほど、とにかく降水量が多いです。植物は水がないと生きていけませんが、かといって多すぎると腐ってしまいます。
そんな環境に生きる屋久島の杉は、樹脂(油)が多く含まれているのが特徴です。樹脂が多いと湿気が強くても腐りにくく、この性質のおかけで、屋久杉は数千年ものあいだ雨の多い屋久島で立ち続けることができているのです。
また、伐採されてもそこから腐りにくいため、屋久杉の中には「二代杉」といって切り株から別の杉が伸びているという杉もあるのです。
当然倒れている杉も腐ることはなく、それらは「土埋木(どまいぼく)」と呼ばれています。伐採が行われなくなってからはこの土埋木のみを利用して、木材やお土産品がつくられています。また、土埋木からも別の杉が伸びている二代杉がうまれることがあります。
切り株に別の杉の種が落ちることでできた二代杉が「切株更新」、土埋木(倒木)の上に別の杉が立っている二代杉が「倒木更新」と呼ばれます。
このあたりの名前は屋久島観光や縄文杉トレッキングで耳にする言葉なので、覚えておくと旅行がさらに楽しくなるはずですよ!
花崗岩の地表と屋久杉の関係
次は2つ目の特徴、花崗岩が地表に出ていることについてです。
屋久島の地表は、土ではなく花崗岩が露出しているところが多いのが特徴です。しかし、2000年もの間巨大な樹木が立ち続けるためには強固で豊かな土壌が必要です。
では、どのように土壌がないところにこれだけの森が形成されているのかというと、、
なんと、苔と先代の屋久杉が土壌代わりになっているのです!
トレッキングコースの途中にある切り株を見ると苔から木の芽が出ていることを観察できますし、岩の表面にびっしりと苔が生えていることも見ることができますよ!
これら土の代わりになっている植物たちが、文字通り屋久島の森を根本から支えているのです! 苔は湿度が高いところに生えますから、こちらも雨が多い屋久島ならではの植生ということですね!
白谷雲水峡の”もののけ姫の森”こと苔むす森に代表される風景もまた、この苔によるもの。こう考えると、屋久島の自然の神秘にワクワクしてきませんか…?!
👉 苔むす森と太鼓岩が見どころの「白谷雲水峡」について詳しくみてみる
小杉谷集落跡
では、トレッキングコースの見どころ紹介に戻りましょう!
「小杉谷(こすぎだに)集落跡」は、スタートから1時間ほどのところにある最初の休憩ポイントです。
その名の通りかつて集落があった場所で、大正12年から昭和45年までの約50年間、屋久杉伐採に従事する人々が住んでいたといいます。最盛期には500人以上が暮らしていたそうで、商店や郵便局・小中学校などがあったようです。
自然保護の観点から昭和45年に伐採が取りやめとなり閉山されると、集落の人々の引き払いました。今では集落の面影はほんの一部の石垣のみとなっています。
ちなみに、荒川登山口からトロッコ道の終点「大株歩道入口」までには、合計3カ所のトイレが設置されています。
トイレにはトイレットペーパーもありますがバイオトイレにはなりますので、そういったトイレが気になる方は、出発前に必ず済ませておきましょう。
仁王杉(阿形)
「仁王杉」は、トロッコ道では唯一の屋久杉の見どころとなります!
もとはもう1本、対になる屋久杉(吽形)が立っていましたが、2000年の台風で倒れてしまったそう。現在は1本のみが仁王杉として残っています。
ここからが本番!山道に入ります
トロッコ道を進むこと約3時間、いよいよ本格的なトレッキングとなります!
大株歩道入口にあるトイレが”ちゃんとしたトイレ”としては最後になります。この先は携帯トイレしか使うことができないので、必ず立ち寄りましょう。
山道はというと、、木の根と岩によってできた道を、上がったり下がったり。とはっても、所々整備はされているので、初心者でも普通に歩くことができるのでご安心ください!
ウィルソン株
山道に入って最初の見どころが、「ウィルソン株」になります! アメリカの植物学者であるアーネスト・ヘンリー・ウィルソン博士の名前から名付けられました。
江戸時代に伐採された屋久杉の切り株が今もなお残っている場所です。もし今も立っていたら、樹高約42mの真っ直ぐな杉であっただろうと考えられています。
人が10人は入れるその切り株の大きさはもちろんなのですが、このウィルソン株がなぜ有名になったのかというと、、
この通り!
なんと、特定の角度から見上げるとハート型に穴があいているのです!! こんなんみんな好きになるに決まってるじゃん!笑
ウィルソン株のまわりは休憩場所にもなっているので、ガイドなしで来たとしても気づけるはずです。人がいればどこから撮ればいいのかも見て真似してください!笑
にしても、、機械もない江戸時代にこんなにも大きな杉を伐採し、しかも港まで運んでいたと思うと、人の力というのは本当にすごいですよね…!
ちなみに、上述の土埋木には自然に倒れた屋久杉もありますが、伐採時に投棄された杉も多いそう。なぜかというと、伐採されて持ち帰られた部分は屋久杉の中でもほんの一部だったからです。
木材として利用できるのはまっすぐな部分だけ。なので切られる部分は根本ではなく、根の少し上だったそう。そして、枝が生えている部分は使わずそのまま放棄されたといいます。
この切り方があったからこそ屋久杉は切り株や土埋木として残ることになり、そこから新たな木々が生えることができたのです。ウィルソン株もまた、そんな伐採方法によって偶然生まれた見どころと思うと、本当に不思議な気分になります…!
大王杉
縄文杉が発見されるまでは最大の屋久杉として知られていたのが「大王杉」になります!
縄文杉より間近で見られ、一説によっては縄文杉よりもさらに昔から立っているともいわれています。(縄文杉は樹齢2000年以上、大王杉は樹齢3000年以上という説がある!)
ですので、“縄文杉より迫力がある”という人もいるくらいなのですよ!
しかしこの大王杉、今の場所から見られるのはもうあと数年になってしまうかもしれないのです。。
というのも、現在、縄文杉へ向かう新しいトレッキングコースが整備されており、それが完成し次第、今の道は使われなくなるのだそう。
新コースからも大王杉は見えるらしいのですが今より遠くなってしまうようなので、機会を逃したくない人は早めに屋久島へ行くことをオススメします…!
夫婦杉
大王杉のすぐ近くに立つのが「夫婦杉」と呼ばれる2本の屋久杉です。
別々に伸びていた屋久杉の枝がいつの間にか繋がってしまったことで、まるで手を繋いでいるように見える屋久杉になります。ご夫婦やカップルで夫婦杉を見たら、この先も円満な関係になりそうですね!
世界遺産エリアへ!
世界遺産として有名な屋久島ですが、実は世界自然遺産として登録されているのは屋久島全体の20%ほどなのです。
今回の縄文杉コースでも、世界遺産に含まれているのは縄文杉周辺の一部エリアだけ。「もののけの森」として有名な「白谷雲水峡」は、世界自然遺産地域には入っていないのですよ!
縄文杉
世界遺産ゾーンに入って歩くこと約1時間、、
ついに到着!「縄文杉」です!!
スタート地点の荒川登山口からここまで、早くても4時間半、基本的には5時間ほどの道のりです。
縄文杉の由来と歴史
「縄文時代から立っている」という意味で、あるいは「樹木が縄文土器の模様に似ている」ことから名付けられた縄文杉。
樹齢は、少なく見積もっても2000年以上、長い場合は3000年以上とも言われており、屋久島が世界遺産に登録された大きな理由がこの縄文杉の存在によるものです。
実は以前はもう少し近くから見れたそうですが、枝が折れる可能性があるということで展望デッキが後ろに下げられてしまったとのことです。
正面からだけでなく左右の展望台からも見ることができますので、さまざまな角度から縄文杉を楽しみ、パワーをいただきましょう!
縄文杉は落ちこぼれ?!
ちなみにこの縄文杉、実は屋久杉の中では”落ちこぼれのブサイク”なんだそう!笑
というのも、ここまでの道中にある屋久杉のほとんどは伐採されてしまっているのですが、この縄文杉は形が歪であったために伐採を免れたというのです。
今では屋久島を代表する観光名所であり世界からも認められた存在ですから、まさに”自然界のなろう系主人公”というわけですね!笑
メドューサ杉
また、展望台にはこんな👆変てこな形の杉も。
ちょうど木々の切れ目になるため日光が入ってくる場所になっており、陽の光の方に枝が伸びたことでこのような特徴的な姿になったのだそう。
こういった屋久杉は道中にもあり、「メドゥーサ杉」と呼ばれているそうですよ!
メドゥーサは髪の毛が蛇のギリシア神話の怪物ですね! 見た者を石に変えてしまうのもメドゥーサの特性ですが、もちろんこの杉を見ても石にはならないのでご安心を。もっとも、、縄文杉を見たら感動のあまり石のようになってしまうかもですが…!
帰りは来た道を戻ります!
帰りはひたすら、来た道を戻ります! 向きが変わるとまた風景も違った印象を抱くというもので、帰りも飽きることなく進むことができましたよ!
基本的には下り道になるため、時間は行きよりも早くなります。疲れているとはいえ、5時間かからず戻れることも多いそう。
もちろん、焦る必要はないので確実な足取りで降りましょう。
安房川で黄昏れる
実はトロッコ道の途中で、山を流れる安房川の川べりに降りられるところがあります。
ガイドツアーでは基本的には立ち寄りませんが、バスまでの時間を計算して余裕があったり日没まで時間がある場合は立ち寄ることがあるとか。個人でトレッキングする方も、時間をみて寄ってみてください!
真夏でも水は冷えており、ここまでの足の疲れが本当に一瞬で吹き飛んでいきました!
また、この日の水はあいにく濁っていましたが、晩秋〜冬の季節はエメラルドグリーンの風景を楽しむことができるそうです! 年末近くに縄文杉トレッキングに挑戦する方はぜひ寄っておきたい見どころですね!
縄文杉へはガイドなしでも大丈夫?
ということで、見どころ紹介は以上にして、ここからは、縄文杉トレッキングについてみなさんが知りたいであろうあれこれをお話ししていきます!
まずみなさんが最初に悩む点、それは「ツアーで行くべきか」「ガイドをつけるべきか」ではないでしょうか?
結論
僕も結構悩んだこの問題。
結論からいってしまうと、
初めてならば、ガイドツアーで絶対行くべき
です!
理由は次の4つです。
①登山口までのアクセスがめちゃくちゃ楽
ツアーにしてしまえば、縄文杉に登ることだけを考えていればいいのでめちゃくちゃ楽ちんです。
実は縄文杉トレッキング、スタート地点である「荒川登山口」へ行くだけでも結構手間がかかります。しかも、行き方を調べてしっかり準備する手間をかけたとしても、当日の朝にそれが本当にうまくいくかがわからないのがさらに厄介なところ。
というのも、雨が多く、天気によるイレギュラーが発生しやすい屋久島では、当日の朝になってみないとトレッキングができるかどうかの最終決定ができないのです。単純な大雨によってトレッキングに危険ありと判断され通行止めになったり、そもそも登山道まででトラブルが発生することもあります。
実際、僕が縄文杉トレッキングをした日は、早朝の道路上に「倒木がある」ということで道が通行止めになってしまったのです。
幸いにも撤去が早めに済み、予定より1時間ほど遅れる程度の影響でトレッキングは問題なく行われましたが、もしガイドなしで個人で手配するとなると、こういったトラブルの情報を集め、自分で対処しなければいけません。
このような心配するくらいなら、ガイド付きのツアーに参加してしまった方が絶対に楽だと個人的には思います。
②屋久島のことが知れて楽しい(10時間、ただ歩き続けるのは過酷です)
実は上述の見どころで書いたウンチク、ほぼすべてガイドさんから聞いたことなのです!(ググってもいないです!)
事前の情報収集というのは、やはり時間の限りもあって限界があります。それに比べてその道のプロから実際に話を聞いた方が、わかりやすいしおもしろいのは間違いないですからね!
しかも縄文杉トレッキングの道のりは、片道約5時間、往復にして10時間の長丁場。この時間を黙々と歩いているだけというのは、慣れていないと結構精神的にしんどくなると思います。
そういう意味でも、初めての屋久島トレッキング・縄文杉トレッキングであるならば、ツアーガイドで行くのがオススメです。
③屋久島の山道の歩き方がわかる
こういったことは、はじめての屋久島トレッキングの人だとわからないもの。ましてトレッキングそのものがはじめてという人は、山歩きについても何もわからない状態だと思います。
そんな中で10時間歩き続けるというのは、かなり過酷だし危険です。
確かに歩きやすい道が多いのは事実ですが、体力の管理や危険な道というのは初心者にはわからないものですからね!
④もしものことがあっても安心
最後に何より、、ガイドさんがいれば”もしもの心配”をせずに存分にトレッキングを楽しむことができます!
長年屋久島で生活し、トレッキングをしているガイドさんはまさにその道のプロ。何から何までおんぶに抱っこで全然問題ありません。
指示をしっかりと守れば、あとは存分に屋久島の大自然を楽しむことができるはずです!
オススメのツアーガイド
ということで、特に屋久島トレッキング初心者の方はガイド付きのツアーが必須と言って良いでしょう!
そして、ガイドツアーにはオプショナルツアーがオススメ。ホテルの手配や屋久島までの移動は自分で行い、その日のツアーにだけ参加するというものです。
これが一番、安く楽しい屋久島観光をするためのプランだと思いますよ!
縄文杉トレッキングへの行き方・場所・アクセス
とは言っても、「自分(たち)の力で縄文杉までいきたいんだ!」という猛者もいるでしょう。そんな方々へ、縄文杉トレッキングに個人で行く場合の手順や行き方をここでご紹介します!
自家用車・レンタカー・バイク・自転車の場合
基本的に縄文杉トレッキングは「荒川登山口」からのスタートとなり、最初半分以上はトロッコ道を歩いていきます。
しかし荒川登山口へは、12〜2月の冬季を除くほとんどの期間、自分の車などで行くことが禁止されています。一般に「マイカー規制」と呼ばれるもので、レンタカーやバイク、自転車もNGです。
ですので、個人で荒川登山口へ行く場合は、
①登山口に一番近い駐車場「屋久杉自然館」へいき、
②そこからタクシーや登山バスを利用して荒川登山口まで登る
必要があります。
注意点①
マイカーの場合の一つ目の注意点は、「“前日までに”登山バスの乗車券を購入しておく必要がある」ということです。
登山口までの登山バス乗車券は、宮之浦港・安房港・空港にある観光案内所や大きなホテル・観光センターで販売されています。
登山バスの乗車券について詳しくはコチラ
(屋久島山岳部保全利用協議会 公式サイト)
注意点②
マイカーの場合の注意点2つ目は、「荒川登山口から屋久杉自然館への最終バスは18時」ということです。
これを逃すと「帰るのがものすごく大変+お金がかかる」ので、このタイムリミットだけは死守する予定を立てましょう。
もっとも、18時を目指してトレッキングから帰ってくるのは絶対にオススメしません。
何かあっても大丈夫なように計画を立てるのがベストなので、登山口に戻ってくる時間は16時半が理想的。遅くても17時までには帰ってこれる予定を立てて、当日も動いていきましょう。
バスの場合
レンタカーなどの”アシ”がない人は、屋久島各所から発着している路線バスで屋久杉自然館まで行く必要があります。
マイカーと違い気をつけたいのは、帰りのバスの時刻です。屋久杉自然館から町へ下りるバスの本数は限られているので、予定通りに動かないと帰りのバスに乗れない可能性もでてきます。
屋久島各バス乗り場から屋久杉自然館までの時刻表はコチラ
(屋久島交通の時刻表)
タクシーの場合
最後にタクシーを用いる場合です。
タクシーならマイカー規制期間中でも荒川登山口まで行けるので、グループで縄文杉トレッキングへ向かうのであればタクシーの利用はオススメです!
登山口へもっとも近い町は「安房」になります。
安房から荒川登山口までは、約4000円で50分ほどの道のり。利用する場合は、前日に電話で予約をして早朝に宿まで迎えに来てもらいましょう。
👉 安房をはじめとする屋久島でオススメのホテルや民宿をみてみる
屋久杉自然館の場所
〒891-4311
鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2739-343
荒川登山口の場所
〒891-4311
鹿児島県熊毛郡屋久島町安房
持ち物・服装
次に、縄文杉トレッキングの際の持ち物と服装・装備をご紹介します。
こちらの持ち物は、苔むす森や太鼓岩がある「白谷雲水峡」へのトレッキングの際も同じになりますので、ぜひ参考にしてみてください!
トレッキングシューズ
縄文杉トレッキングの場合は、必ずトレッキングシューズを履くように!
長距離を歩くという点はもちろん、トロッコ道を終えた後半は本格的な山道を歩きます。また、途中で沢を通る必要もあるので、長距離の山道を歩くよう設計され、濡れてもしみないトレッキングシューズは必須です!
ツアーならレンタルプランがセットになっているものもありますし、自分で買うならコチラ👇 のKEEN(キーン)のトレキングシューズがオススメです!
くるぶしまで無いものであればそのまま街歩きにも使えるので、余計な荷物が増えることがないですよ! もちろん、縄文杉と白谷雲水峡のトレッキングなら問題なく使用できました!
服装
服装については、基本的には季節にあったものであれば問題ありませんが、インナーに速乾性のものを着ると、長距離歩いて汗をかいても体が冷えることがないので安心です。
また、梅雨時期〜秋の初旬は暑いので半袖・半ズボンでも良いですが、転んだ際のことを考えると、長袖や七部丈・九部丈のインナーを着ているとより安心できます。
バックパック(ザック)
トレッキングの際のバックパックは25L前後のものがオススメです。
コチラ👇のような登山用・トレッキング用のものであれば、疲れにくく丈夫です。
「トレッキングのときだけ使えればいい!」という人は、コチラ👇の折り畳みバックパックもオススメです!
折りたたみのバックパックは僕もひとり旅のときに重用しています。ホテルに荷物をおいても安心できる環境であれば、荷物を最小限にできるのでかなりオススメです!
バックパックに入れるもの:必須
以下、バッグの中に絶対に入れるべきものです。
レインウェア(上下別)
レインウェアは、雨の日がほとんどの屋久島では必須です。
オススメは上下セットのもの。上だけのレインコートだと歩きにくいですし、普通に下半身が濡れます。意外とセットの方がお得に買えることも多いですからね!
春と秋のまだ暑すぎない時期なら、レインウェアをそのまま羽織るものとしても使えますよ!
バックパックカバー(ザックカバー)
バックパックカバーは、カバンが濡れて中身が濡れるのを防いでくれます。雨が多い屋久島では意外と重宝する場面が多かったです!
こういうのは、コチラ👇のような安いもので全然OKです。
水筒・ペットボトル:500mlのもの一本
ペットボトルなどの水分は、途中の湧き水で汲めるので最小限でOKです。
心配になるのもとてもわかるのですが、2本以上あると荷物が多くなりますし、何より重くなるのがよろしくないです。
タオル
汗を拭く、濡れたものを拭くなど、タオルは活躍の場面が多いです。
「なきゃないでいいけど、あると意外と使える」ので2、3枚あるとよい。
お弁当・おやつ
一日歩くには昼食は必須です。おやつもあると小腹を満たせるしエネルギー補給になります。
また、ガイド付きのトレッキングツアーはチームで行くことがほとんどです。当然初対面の方ばかりなので、おやつの交換などをすると結構和気藹々とやっていけたりしますよ!(僕は完全に貰う側でしたが(笑)、翌日にたまたま白谷雲水峡でチームの方とお会いして、少し一緒に歩きましたからね!)
・お弁当つきのツアーに申し込む
(オプションとして付けるものもあるので、ここはケチらずに付けてしまうのがオススメです)
・ホテルや民宿で前の日に注文しておき、当日の朝受け取る
(ホテルを決める際にトレッキングの際の昼食まで考えておくと、めちゃくちゃスムーズです)
・前日にコンビニやスーパーで買っておく
・前日にお弁当屋さんに直接注文し、当日早朝に取りに行く
その他、日常的・旅行的に必要なもの
お金、スマホ、カギ、カメラ、ビデオなど。
バックパックに入れるもの:あると安心
以下は「あると安心」程度のものです。参考までに。
携帯トイレ
トレッキングコースの半分はトレイがありません。
ですので「携帯トイレ」は、なくても良いが、もし「急にお腹が…」となった場合はあると安心。この辺りは、日頃のご自身のお腹との仲で検討しましょう。
替えの靴下
雨や沢渡で万が一濡れた場合に、「替えの靴下」はぐっしょりの靴下で歩きたくない人はあると良いです。僕の中では、持っていけばよかったと一番後悔したものです。笑
その他、持ち物について
日帰りでトレッキングする方、ツアーに参加する方であれば、コンパスや地図、ヘッドランプなどの”ガチ装備”は不要です。
ストック(トレッキングポール)も、持っていればあると良い、くらいです。
今回が人生初のトレッキングという人は、
トレッキングシューズ、バックパック、上下のレインウェア
の3点を購入すれば、とりあえずは大丈夫ですよ!
縄文杉トレッキングをガイドなしで行く場合のモデルプラン
最後に簡単になりますが、ガイドなしで個人手配をした場合、実際に縄文杉トレッキングをしたらどのようなプランになるのかを紹介します!
あくまで参考程度として、現地の最新情報を最優先にして計画は詰めてください! ちなみに最新情報を得るには、屋久島観光協会のTwitterが一番オススメです。
【トレッキング前日】
登山バスのチケット購入、お弁当の予約
【トレッキング当日】
3:30~4:00
起床
| この時間でお弁当を受け取る
| ホテルで予約できるところが便利
4:48
宮之浦バス停からバスに乗る(屋久島交通)
5:23
安房バス停:安房から向かう人はこの時間でOKなので、起床時間も遅めにできます。
5:30
屋久杉自然館に到着
5:40
荒川登山バスに乗り換え:マイカーの人はこの時間までに屋久杉自然館到着を目指す
6:15
荒川登山口に到着
6:30
トレッキング開始
正午頃
縄文杉到着
16:00~17:00
荒川登山口に戻ってきて、バスで屋久杉自然館へ(荒川登山バス)
屋久杉自然館に到着後、バス利用者は街へバスで移動(屋久島交通)
※屋久杉自然館からの最終バスは、18:40ごろです。
縄文杉トレッキング まとめ
ということで今回は、屋久島の縄文杉トレッキングについてご紹介してきました!
以下、改めてトレッキング情報のまとめです!
【王道の見どころ】
道なりに歩いていれば立ち寄ることができますのでご安心を!
【ツアーやガイドはいるか】
はじめてのトレッキング・初の屋久島という人は付けることをお勧めします!
【持ち物】
トレッキングシューズ・上下のレインウェア・水500ml・昼食は必須!
屋久島へ行ったら必ずやっておきたい縄文杉へのトレッキング。この記事の内容を、ぜひあなたの屋久島観光のプラン立てに役立てくださいね!
この記事へのコメントはこちらから!
コメント一覧 (1件)
[…] 縄文杉トレッキングの詳しい観光案内はコチラから! […]